というわけで、前回のブログからずいぶん日にちがたちましたが、
ひさびさの名作ゴルフゲームにうつつを抜かして、時のたつのも忘れ、
ハマるきっかけは何だったんすか、
先日放映された日本シニアオープンという50歳から参加できる、いわば第2のゴルフステージに、なじみの顔ぶれやシニアから本格参戦する遅咲(おそざ)きの選手や、いずれにせよオジサンばかりが集まって大接戦・・・自分もオジサンなんで、ついつい引き込まれ、
『本日の主役』のたすきで記憶に残る選手になった、あの片山晋呉(しんご)氏も今年から新人なんすね、
カウボーイみたいなテンガロンハットこそかぶってなかったけど、日サロ(日焼けサロン)に通いつめたであろう、いやらしいほど黒く焼けた足を見せつけるように短パン姿での登場、
しかし、いかにもシニアの新人らしく、持病の腰痛対策として、痛み止めを注射しながらの参戦という、
ほかにも、この選手だけスポンサーが異色のヤマハさんということで昔から印象的だった童顔(どうがん)の藤田寛之(ひろゆき)選手も、今じゃカッコいいおじさまとなってシニア界をリードしてるし、
他のスポーツとちがい、ゴルフは50歳から第2の選手生活が歩めるので、独特にオモロいすね、
40代までは下積みを重ねて、やっとここから大輪(だいりん)の花を咲かそうという選手もいれば、若いころに大活躍した選手が、すっかり年老いて戦う姿にも独特の哀愁が見え隠れしたり、おのれも65歳のオッチャンなんで何かと共感したり何かして、
というわけで、10年以上もやらなかったゴルフゲームが急にやりたくなったと、
フライトシミュレーターきっかけで、完全にPC(パソコン)ゲーム派になってたんで、ゴルフ不毛地帯のスチームから探すしかなく、いっそゼルダもやりたいから任天堂スイッチ買ったろかとも思いつつ、試しにこれやってみるかと、期待もしないで始めたゴルフ PGA TOUR(ピージーエイ・ツアー)2K23(2023)、
1万円越えの大作が、10月初めまで3千円代という、この大幅値引きをどうとらえるか、
アナログスティックをつかう独特の操作系に加えて、昔から慣れ親しんだボタン押しのタイミングだけで飛ばす操作方法もあると聞き、これなら自分でもやれそうなんで、
で、これが予想をはるかに上回る名作ゲームだったと、
かなり厳しい目で見てるけど、どうやらこれはホンマモンの名作と認めるしか無さそうな・・・というのも、やればやるほど奥の深さが感じられて、
しかし簡単すぎて、飽きませんか、
そこは、いろいろな難易度設定をいじれば、どうにでも加減できるし・・・ちなみにしゃべりすぎてうるさい実況アナウンスも音無しにできたりと、この辺の自由度も1万円越えのゲームならでは、
とにかく、ゴルフコースに始まり、選手やゴルフメーカーなどなど、すべてが実在するから、嬉しくなりますね、
アメリカのゴルフはほとんど観たこと無いけど、優勝するたびにもらえるトロフィーの素晴らしさは、大げさに言うと美術工芸品をながめるような楽しさなんで、取りあえずいちばん優しい常勝(じょうしょう)モードのまま、すべての大会で優勝して、全トロフィーをコンプリートしておきたい、
しかし、アメリカが舞台のゴルフゲームにしては、意外なほど演出ひかえめで地味な印象すね、
たしかに、イマイチ単調なカメラアングルは、ちょっと残念やけど、いちばんやさしいモードでフェアウェイを淡々と進んでると、なんやろ、座禅(ざぜん)ゴルフというか、一面ミドリの美しい景色や、小鳥のさえずり、ギャラリーの歓声、風の音や空間のざわめきなど、これらに囲まれて、しだいに心が無類に落ち着いて来て、ああこれがゴルフゲームのええとこやなあと改めて気づかされたり、
ゴルフゲームは昔からやってたんすか、
ファミコン時代のマリオオープンゴルフが、当時としては格段に優れていて、最上位クラスはメチャ難しく、手かげん無しの面白さがあって、本気でやるほど手ごたえを感じる名作やった、
そのあとは、
こっちのほうが先になるけど、ファミコン本体の下にセットするディスクシステムでは、『マリオゴルフUSコース』が、上と同じシステムで、とても楽しかった・・・けど、スーファミ時代は意外にもこれらを上回るゴルフゲームとは出会えず、64になって登場したマリオゴルフが、自分の中ではプレステの『みんなのゴルフ』シリーズのはるか上を行く最高傑作・・・いまだにこれ以上のゴルフゲームとは出会えてないまま現在に至る、というか、さらなる進化形がゲームキューブに登場してたんやけど、これを体験してないのは実に悔やまれる、
どっちにしても、マリオゴルフべたぼめすね、
コースの優しさは選べるけど、あとはいっさい手加減無しで、それだけに風や地形をくわしく読んだり、ラフのボールは電卓で飛距離を予想したり、そうやってショットが決まった時の喜びはないし、カメラアングルもいろいろあって飽きないし、現実にはあり得ないコースレイアウトも、TVゲームならではの面白さを演出するし、キャラこそ子供っぽいけど、これ以上本格的なゴルフゲームは作れないのではないかと思うほど、
あと、携帯ゲームのゲームボーイカラーでキャラを育てたり、
ゲームボーイでゴルフをしながらキャラを育て、そのカセットを64のコントローラーに差すと、64のゴルフゲーム上でも育てたキャラが動き出し、
「みんゴル」(みんなのゴルフ)シリーズも非常によく出来てますが、これに比べるとイマイチすか、
超本格的な64マリオゴルフにくらべると、プレーパターンがすぐ読めてきて、ちょっと物足りない・・・たぶん「みんゴル」がイマイチというよりも、64マリオゴルフがスゴすぎたんや、
ともあれ、これまでろくなゴルフゲームが無かったスチームさんから、ようやく本格的な名作が登場して何よりすね、
ホンマや、毎年でなくても構わんから、地道に改良に改良を重ねて、任天堂さんがうらやむほど中身の詰まった底光りする本格派ゴルフゲームに育っていって欲しい、