えげれす(イギリス)仕込みの革サドル『BROOX(ブルックス)B-17』の調子、その後どうすか、
尻パッド無しなら、2時間ていどで尾(び)てい骨のあたりが痛くなるけど、尻パッド付ならそんなこともなく永遠に乗ってられそうな、
購入した B-17 は、いちばん数売れる定番(ていばん)商品ということもあり、同じイギリス通販大手ウィグルさんのサマーセールでは、半額近い大幅値引き、
通常なら2万円のとこ、ほぼ半額だったんで、やっぱり値の張る商品は、買うタイミングがだいじやな、
そんなブルックスさんの革サドルですけど、『カンビウム』というシリーズもあって、こちらはまったく革素材を使わず、結果メンテナンスフリーで雨にもへっちゃらという、タフなやつですが、
ヨーロッパで大流行した狂牛病が関係してるとか、聞いたことあるけど、
ええ、ヨーロッパで狂牛病が流行して、サドル用の牛革(ぎゅうがわ)も、3年以上供給不能な状況が続き、だったらひとつ、革以外の素材でサドルを作ろうということになったそうで、
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なるほど、そういうことか・・・で、現在購入できる革サドルは、イギリスのブルックスだけでなく、フランスにも、ジルベルソー(Gilles Berthoud)という名物サドルがあって、こちらはサドルレールの形状から、ブルックスよりも後方(こうほう)よりのセッティングに向いてるとか・・・ホンマ知らんことだらけやな、
この話からすると、おなじブルックスの革サドルでも、ひとむかし前のほうが状態がいいみたいすね、
買(こ)うてからそんなこと言われても困るがな、
それにここまで「ブルックスの革サドル、イマイチ」って言われると、どうしても革を使わないサドル『カンビウム』の存在も気になりますし、
なもんで、ブルックスの革じゃないほうのサドル『カンビウム』をミニベロ(小径車)に使用する魅力的・個性的なメーカーも知ることになり、
BRUNO(ブルーノ)という、初めて聞くメーカーなんですけど、なんと日本の京都に本社があるという、
https://brunobike.jp/
デザインと企画は京都、技術アドバイザーはスイス生まれの元自転車選手ブルーノ氏という、日本スイス合同チームという珍しい成り立ち、
1990年当時、ブルーノ氏はまだ現役選手だったんで、かなり最近のメーカーみたいすね、
いかにも京都で立ち上げたブランドらしく、妥協の無いモノ作りを貫きながら、販売戦略はイマイチひかえめということで、クチコミなんかでじわじわとその存在が知られるように、
ホームページをひらくと、さっそく『小さな旅』の4文字が浮かび上がって、もうこのあたりから、自分にいちばんふさわしい1台を見つけて、さっそくこの夏、乗り回したい気持ちがふつふつと、
20インチのミニベロ(小径車)に加えて、近年は軽量化をつきつめた電動自転車も好評のようで、
本社がある京都市では、2千円からレンタルバイクも始めたそうなんで、気になる方は、ホームページからぜひ御予約を、
レンタルされるのは電動のミニベロ2台と、フラットバーハンドルのミニベロ1台のみ・・・残念ながら、どれもブルックスのサドルでは無いと、
ブルックスのサドルを使ってるのは MINIVELO 20 ROAD DROP や 折りたためるVENTURA(ベンチュラ) BLACK EDITION などのドロップハンドルモデルやな、
鳩(はと)のマークで有名な、イタリア・コロンバス社製高級クロモリフレーム・・・ハンドル付け根に輝く閑雅(かんが)でタフでクラシックなダブル変速レバーもそそりますね、
ブレーキレバーもギドネット式という古風なタイプをあえて復活させていて逆に新鮮というか・・・これだとドロップハンドルのどの位置からでも、すぐブレーキレバーが握れるから、より大きな安心感も、
変速をシマノの8速で抑えているところもじつに賢明(けんめい)な選択といいますか、
どのコンポよりもチェーンの耐久性にすぐれ、しかも大幅にコストダウンできるもんな・・・きっとブルーノ氏自身、選手時代に8速から9速に「進化?」する過程で、チェーンその他の部材が、劇的に耐久性を無くした経験があるんちゃうかな、
シマノさんに嫌われたくないのか、この事実を指摘するユーチューバーはこちらの飯倉(いいくら)氏のみというのも、まことに心細い話ですが、
飯倉氏の8速最強説(話題の部分から再生されます)
先日、その8速のフロントディレイラーを調整していてビックリしたけど、恐ろしくメンテナンス性が悪くなってて、ウェブを検索してもシマノ本社からは調整の仕方すら満足に教えてもらえない状況、
訂正!各製品を紹介したシマノさんのホームページの下部にある『マニュアル&技術資料』をクリックしてディーラーマニュアルを開くと、取り付けや調整について詳しい解説が紹介されています。しかし、セッティングの難解さは改善してるとはとても言えない状況には変わりなく…
飯倉氏も口を酸っぱくして主張されてますが、まずはチェーンなどの部品耐久性にすぐれた8段変速の長所を再確認する所からもういちど出直し、アマチュアでも簡単にベストセッティグが実現できる洗練されたシステムを早急に開発すべきですね、
8速最強なのに、これを開発したシマノさん自身が見向きもしなくなってる現状が残念でならん、
で、ブルックスつながりで、革じゃないほうのカンビウムのサドルが付いた自転車を買うとして、
どっちかなあ、折りたためるVENTURA(ベンチュラ) BLACK EDITION か、ホリゾンタルフレーム(トップチューブが地面と平行な昔ながらのフレーム形状)が古典的な美しさを演出する MINIVELO 20 ROAD DROP か、
折りたたんで即輪行というのも憧れますが、こちらはワンサイズのみなんで、
180pのオイラにはちょっと小さ過ぎるんか・・・そんなら、前輪はずすだけで何とか輪行袋に収まりそうやし、 MINIVELO 20 ROAD DROP のいちばん大きいサイズで決まりやん、
お色のほうはどうしましょう、このサイズならBlack CPとBlack の2種類から選べますが、
Black CP て何なん?
CP はピカピカに磨(みが)き上げたクローム・ポリッシュの略ですけど、ここにあえて黒い塗装を隠し味的に加えることで、普通のクロームポリッシュよりも、少し渋めの深い輝きをねらった通(つう)好みのお色になります、
そうか・・・けどブラックもブラックで『BRUNO』のロゴがハッキリ見えてええ感じやし、取りあえず実車を見比べてから決めたいとこやな・・・って、まだ買うとは、ひとことも言ってないんやけど、
ところで、われわれにとってブルーノと聞いて、まっさきに思い浮かぶのは、
自転車の免許しか持たなかった亡き父が買いそろえたレコードに、ブルーノ・ワルターの名盤がいくつもあって、
そういうわけで、今回はブルーノ・ワルターお得意のモーツアルトを流しながらお別れということで、