同年代サイクリストの死を悼(イタ)み、事故があったサイクリングロードや現場となった京都府京田辺市の思い出などを語っていこうと、
せやねんけど、まず初めにいちばん関係ない所から入って行きたい、
と、言いますと、
京都府京田辺市から山城大橋で木津川を渡って京都府城陽市に入り、サイクリングロード対岸の川ぞいをよく走ってたんで、まずはそのあたりから、
しかし、なんで整備されたサイクリングロードがあるのに、わざわざ対岸を、
晴天の週末とかになると、こんな事故が起こるくらい、サイクリングロードも自転車や歩行者でそれなりに混雑して、気を使って走るケースも増えてくるんで、それにくらべると、対岸の川ぞいコースは年中のびのび走れて景色もかなりええもんで、
ちなみに、堤防ぞいの道というのは、山城大橋から北ってことすか、
そう、山城大橋から南は川ぞいに国道24号線が走ってるんで騒音と危険しかないけど、北は走るクルマもほとんど無く、堤防ぞいにのどかでなめらかなアスファルトがずっと続いてる、
この道は木津川にそって北西へのびてますけど、いずれはサイクリングロードに合流すると、
そのとおり、石清水(イワシミズ)八幡宮で有名な三川(さんせん)合流ポイント(木津川+宇治川+桂川=淀川)まで、
ちなみに、具体的にどんな道なんすか、
2012年に地方都市へ引っ越したんで、それまでのことしか分からへんけど、2000年ごろはまだ土や砂利の道が多く走りづらくて、その後は年を追うごとに舗装されて行き、場所によってはサイクリングロードよりも広くなめらかだったりして・・・さらに途中の木津川大橋からは、川ぞいルートをそれて大幅なショートカットもできるし、
つまり、国道1号線にそって直線的に北上すると、
いや、国道は味気ないし危ないし、基本クルマが多く走る道は最後の選択肢や、
じゃあ「ああでもない、こうでもない」と自転車に最適な道を探し探し、
そう、この探し探しがけっこう楽しく、そんな走り方を繰り返していくと、京都府久御山町(クミヤマチョウ)の理解も深まり、クルマばかりの地元住民よりも細い道にくわしくなり、そうなると、もうサイクリングロードも京田辺市も関係無くなるんやけど、
で、迂回(ウカイ)を楽しみながらふたたび国道1号線に合流して宇治川を渡ると、
散歩の楽しさは遠回りの楽しさなんで、近道とか言っても、けっきょく道草・回り道なんや、
(つづく)