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2023年04月12日

ジオスのピストバイクに元々付いてた700×25cのタイヤ・・・良かれと思い、3ミリ太い700×28cに交換したら、まったくオモロない自転車になってもうた…

ジオスのピストバイクのタイヤ、換(か)えたんすか、

クロモリフレームのピストバイクを8s台でかつ破格の10万円以下で組もうとすれば、どこかで大幅なコストダウンパーツを差し込まねばならず、結果、ジオスのピストバイクのサドルは、石よりも硬くなり、タイヤもいちばん安価で無難なパナレーサーの定番タイヤ 「パセラ」あたりになるわけで、じゃあ同様にコスパ最高のIRC(InoueRubberCompany=井上ゴム工業)の「メトロ」に換えたらどうなるか、それも気になって、

メトロといえば、もう1台、シクロクロスにフロントバッグとかつけて、街乗り用に乗りやすくした、少し重めの総重量11sの自転車に履(は)かせてますが、もう他のタイヤを試す気が無くなるほど気に入ってるとか、

こちらもクロモリフレームやけど、振動吸収性に優れたタイヤとフレームの相乗効果で、じつに柔らかくなめらかな乗り味で、もう他のタイヤを試す気が無くなるほど気に入ってて、そんならジオスのピストもこのタイヤにしたら、使い回しも効(き)くし、サイドの耐久性がイマイチなパセラよりも、安心感も増すし、チューブも共有できるし、まず間違いなかろうということで、

ちなみに、ジオスのピストに元々付いてたパセラは25cなんで、今回はめた28cのメトロは、ひとまわり太くなるわけですが、乗り味に変化とか、

問題はそこや…たった3ミリ太くなっただけで、こんなに乗り味がつまらなくなるもんかと、

じっさい、どんな感じですか、

これまでジオスのピストに感じていたワクワクドキドキ感が見事に消え去って、ただの無難な軽い自転車に成り下がったような、

タイヤひとつでそんなに変わるもんなんすか、

ずっと11sくらいの、わりと重めの自転車に乗ってきて、9s未満の自転車に乗るのは、3年前に購入した、このピストが人生初なんで、そのせいかなあ、

ちなみに、スポーツタイプの自転車でシングルスピードっていうのも、この自転車が人生初ですが、

なもんで、このふたつが要因となって、いまだかつて無いほど、タイヤの変化を敏感に感じ取ってるんかも、

25cと28cでは、タイヤの太さに加えて空気圧もそうとう違いますしね、

それもあるなあ…ちなみに、パセラの25cが115psi一択に対し、メトロのほうは上限が95psiで、下限に至っては75psiという低圧ぶり、

空気圧がこれだけ違うと、乗り味もそうとう変わってしまうと、

ピストバイクは変速できないんで、立ちこぎの機会も増えて来て、車体を左右に大きく切り返しながら踏み込んで行く場面が多くなるけど、細く硬いタイヤで感じていた軽快なヒラヒラ感や加速感が、太く柔らかいタイヤに換えたとたん、ビックリするほど鈍く重くつまらなく、

もっと言うと、どんな感じですか、

太く柔らかいタイヤになると、いちいちワンテンポずれながら車体が反応するようなもどかしさがあって、タイヤとフレームの双方で振動を吸収するせいか、クロモリフレーム自体のしなりや振動吸収性もハッキリ感じ取れなくなり、ダイレクトにガツンと来る加速感も失われて、全体にもやもやっとした印象に、

安心感や快適さと引き換えに、ゾクゾクするような加速感やヒラヒラ感が消えてしまうと、

ジオスのピストバイクに元々付いてた石より硬いサドルを、イタリアが世界に誇るSMP社製サドルに交換したときは、自転車全体が劇的にレベルアップしたけど、今回、柔らかく太いタイヤに換えたことで、自転車全体から面白みが消えて去って、無難に走ることは走るけど何か退屈で悲しい・・・車体が変わると、タイヤの印象もこれほど大きく変わるもんなんや、

ということで、IRCメトロは、相性バツグンな重めのシクロクロス用に使うことにして、さっそくピスト用に新しいタイヤを注文したと、

おつとめ価格のパセラでも別にええねんけど、せっかくタイヤの重要性に気づいたことやし、ワンランク上のタイヤにしようかとあれこれ見てて、パナレーサーやIRCなど、国内メーカーの渋い脇役的信頼感も捨てがたいけど、今回の目玉はワクワクドキドキ感の復活なんで、やはり同じイタリア製でそろえるのが最良かと思い、数年前のモデルチェンジで上位クラスにせまる高性能化を果たした「ビットリア・ルビノプロ」の25cを、

しかし、日本製とイタリア製で、そんなに違うもんすか、

イタリア製は今回初やけど、ずっと以前、ドイツ製の、パンクせんタイヤの世界基準「シュワルベ・マラソン」を中心に、ときおり味変(あじへん)的に日本製のタイヤをあれこれ試しながら走ってた数年間があって、そのとき、どの国産タイヤよりも「シュワルベ・マラソン」が、ハッキリ味を出して自己主張してくるという経験があるもんで、

タイヤという部品としての存在感を主張するとか、そういうことすか、

日本製のタイヤは、自己主張しないで水のように他の部品と一体化して自転車に溶け込んで行くような印象なんやけど、ドイツ製の「シュワルベ・マラソン」の方は、同じようにスムーズで快適な走りであっても、タイヤ自体にハッキリした味があって、いつも乗ってる最中に、タイヤ自体から良い感触・良い手ごたえが伝わってくるんや、

じゃあ、イタリアのタイヤなら、タイヤの自己主張や味わいも、より鮮明になると、

ジオスのピストも、実質的には、台湾製フレームやし、今回購入するビットリアのルビノプロも、タイの工場で作られてるけど、デザインをふくめた総合的な味付けは、まぎれもないイタリアの感性でまとめ上げてるわけで、

価格面や信頼性は、アジアにお願いしながら、デザインをふくめた思い切りの良い味付けで、イタリアらしさを打ち出すと・・・そういう棲(す)み分けも、なかなか賢明な策かもしれませんね、

イタリア製のタイヤは初やし、じっさいに履き替えたらどうなるんか、今から楽しみや、

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