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2022年12月25日

個人的年間最優秀自転車賞は、ARAYA Muddy Fox 2nd Generation MFD( Muddy Fox Dirt )アラヤ・マディ・フォックス・ダート!

猟犬 うまそうに、なに飲んでるんすか、

猫 アールグレイでホットミルクティーを、

猟犬 アールグレイって、夏場のアイスティーって印象ですけど、

猫 なんやけど、ふつうのホットミルクティーが、さいきん物足りなく感じ始めて、ためしに香りのきついアールグレイに変えたら、これがなかなかええ感じで、最近ではこっちが主役に・・・きつい香りのせいで、最初はホットミルクティー、そのあとストレートと、2回楽しめるし、

猟犬 この強い香りは、日本の食文化にはありえないレベルですけど、いったん慣れたら、これはこれで味覚の気分転換というか、

猫 最初の印象で決めつけんと、味覚がなじんで来るまでちょっと待ってやると、意外な美味(うま)さに気づくことも多々あり、

猟犬 ということで、紅茶の話題はここいらへんにして、今回は個人的に選んだ年間最優秀自転車について、

猫 こちらは、北海道札幌市で自転車店を経営されているユーチューバーさんの動画なんやけど、ここでアルミフレーム特有の経年劣化の危険性を知り、20年以上乗り続けた、愛着あるアルミフレームのマウンテンバイクを即刻あきらめ、新車に乗り換えることに・・・今年はこれが最大の話題ということで、

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猟犬 さすがに20年ぶりに乗り換えると、マウンテンバイクも信じられないほど様変わりしていたと、

大きく様変わりしていた、それがこちら…
ARAYA Muddy Fox 2nd Generation
MFD Muddy Fox Dirt
http://araya-rinkai.jp/mfd.html


猫 まず驚いたのは、フレームサイズが、26インチから27.5インチに変わることで、これほどデカくなるのかと、

猟犬 700cのロードバイクより、ひとまわりかふたまわりもデカいとは、想像すらしなかったと、

猫 ホイールベースの長さに加えて、タイヤの厚みもプラスされるんで、自分が乗るピスト用の自転車よりも縦横とも大幅に巨大化していて、そのせいか、太くて低圧なタイヤに加えて15sもの車重にもかかわらず、いったんスピードに乗ると、車重8s台のピストと変わらないスムーズな走行フィーリング・・・もっともこれは時速30キロ未満での話やけど、

猟犬 街乗りには必要無さそうに思えたフロントフォークも、意外なほどの大活躍と、

猫 アスファルトとは言っても、けっこう荒れた路面が多く、そこでの不快な振動が、すべて受け入れやすくソフトしてくれるんで、疲労軽減に多大な効果が、

猟犬 10万円以下というお求めやすい価格にもかかわらず、手元レバーで瞬時にサスの動きが固定できるんで、立ちこぎへスムーズに移行できるのもありがたいすね、

猫 そんでもって最大の魅力が、まったく必要ないと思い込んでた油圧ディスクブレーキのすばらしさ、

猟犬 これほど劇的な手の平返しもなかったような気がしますが、

猫 乗り始め当日から、握れば握るほど「これやないと、もうあかんな」ってほど気に入り、Vブレーキやキャリパーブレーキが完全に色あせてしまうほど、

猟犬 もっともこれは輪行しなくなった今だから言えることで、

猫 それは確かに・・・輪行する場合は、前後ホイールをいちいち外して袋詰めという作業があるんで、油圧ディスクブレーキより、Vブレーキやキャリパーブレーキのほうがはるかに扱(あつか)いやすい、

猟犬 気むづかしそうな印象の油圧ディスクブレーキですけど、ホイールの脱着さえしなければ、メンテも意外なほどラクなんすね、

猫 潤滑剤がかからないよう注意するだけで、あとは年単位で、ブレーキオイルやブレーキパッドの交換のみ・・・しかも、その間、ずっと変わりなく精緻(せいち=正確にして繊細)なブレーキングが楽しめるという、メンテナンスフリーに近い安楽さ、

猟犬 強力な制動力だけでなく、うっすら握ったときの繊細な効きぐあいも、特筆すべき魅力というか、

猫 あと、YouTube なんかで、偏見と思えるほど、悪いイメージが広がってる台湾の自転車ブレーキメーカー、テクトロさんやけど、彼らの名誉のためにも、まったく問題のない素晴らしい油圧ディスクブレーキであるということだけは、ここでハッキリさせておきたい、

猟犬 そういえば、20数年乗ってきたマウンバイクも、カンチからVに換えるさい、テクトロさんのブレーキレバーにしたけど、一度もトラブることなく、素晴らしい働きをしてくれました、

猫 最後にひとこと・・・20数年前のマウンテンバイク大流行の時代、購入にさいして、最後まで候補に残った、アラヤのマディーフォックスが、大流行が去った今も、同じブランド名で売られていて、しかも、いちばん使う場面が多い、ふだん使いの街乗りマウンテンバイクに特化して、その価格設定からフレーム設計、パーツ選びにいたるまで、一見地味やけど、時流に媚(こ)びない底光りするモノづくりの精神が貫かれていて、その点も高く評価したい、

猟犬 たとえば?

猫 過密な街中や、車道が危険な場合に歩道を走ることも想定された、短めなハンドル幅・・・これは、欧米メーカーではありえない国内メーカーならでは心づかい、

猟犬 ほかには、

猫 フロント3速・リア8速という最新でない変速システムを選んだ点も、地味に素晴らしく、

猟犬 といいますと、

猫 9速から上は、8速よりもチェーンの幅が細くなるんで、耐久性がガクンと下がり、価格は逆に上がるわけで、価格と耐久性とワイドな変速の三者を、もっともバランス良く兼ね備えてる変速が、じつは、旧来のフロント3速・リア8速の組み合わせという、

猟犬 見た目はちょっと古臭くなりますけど、見た目を犠牲にしても、耐久性と経済性を優先するという、

猫 結果、前のモデルより、ちょっともっさり感は増したけど、価格は大幅に下がり、街乗りを重視して、スタンド標準装備にしたり、あえてオーバースペック(じゅうぶん過ぎるよう)なフロントサスペンションや油圧ディスクブレーキを使うことで、快適性も大幅に向上・・・結果、街中の段差遊びや、郊外のビギナー向けオフロードへも、スムーズに入って行けるように、

ちなみに、筆者のアラヤ・マディーフォックスは、ウェブでたまたま見つけたこちらのショップで購入・・・日本一周のサイクリストには有名な店のようで、整備士さんもしっかりしていて、油圧ディスクブレーキを初めてとした各種パーツの取り付け・調整も完璧・・・通販でも強くお勧めできる優秀店です!

自転車生活課『ゆう』
https://www.hirosesyoukai.com/


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