MSFS(マイクロソフト・フライトシミュレーター)2020を本格的に始めてまだ数か月というのに、もう X-Plane12 に目移りしてるんすか、
いや、目移りというよりも、この先ずっと、二本柱(にほんばしら)で行こうかと、
同時に起動して、パラレルワールドみたいに、同じ場所をそれぞれのシミュレーターで飛ぶんすか、
そんな芸当も、最新のゲーミングパソコンなら、ミドルクラスでも余裕でいけそうやし、
ちなみに、X-Plane シリーズとの出会いは、
リーマンショックの不景気で、採算性が悪いと、突然ブチ切られるように、マイクロソフト上層部からフライトシミュレーター開発部門がつぶされてしまい、宙に投げ出されたように、フライトシミュレーターファンは、10年以上もの長きにわたって、厳しい冬の時代を迎えることになるんやけど、その窮地を救ってくれたのが X-Plane10 、
本格的に乗り換えたのは、2015年ごろすか、
そう、なもんで、5年以上みっちりと、X-Plane10 のお世話になって、そのエエとこもイマイチなとこも熟知してるんで、今月登場する最新版X-Plane12 と MSFS2020 の両方をそろえておけば、おなじ地球を2倍楽しめるんではないかと、
つまり、史上最高傑作と呼ばれる MSFS2020 にも、それなりの不満点があって、それを補う意味でのX-Plane12というか、
最高傑作の前には、どうしても影の薄い X-Plane12 やけど、スチーム版なら、同じ内容で、メーカー版より2千円もお得な6千円台で買えるし、やはりMSFSには無いええとこも多々あるわけで、
MSFSの爆発的人気を考慮してか、そうとう無理した価格設定じゃないすか、
たしかに、ふつうベータ版から正規版に切り替えると、それに合わせて値段も上がるけど、今回は価格すえ置きみたいやな、
しかし、MSFSのほれぼれするような景色の美しさや正確さにくらべると、かなりひどくないすか、
まあ、史上最高傑作と比べることじたい間違ってるけど、しかし、樹木も四季に合わせて姿を変えるし、鉄道については、正確に路線が引かれて、しっかり電車が走ってるし・・・MSFSが、リアルな衛星写真をもとにより立体感を出してくるのに対して、X-Planeシリーズは、家とか樹木とか道路とか川とか最小単位の要素までいったんバラしてから、地球の風景を再構成していくんで、これはこれで独特な緻密さがあって、特に今回は、樹木が風になびくとこまで再現してる点は、高く評価できるんではないかと、
ほかには、どんな点が良いすか、
まだ、パイパースーパーカブしか乗ってないけど、エンジン音がめちゃリアル、
ほかには、
もとから充実したリプレイ機能が入っていて、これがけっこう楽しめるし、ツボを押さえた数種類のカメラワークも、MSFSにない大きな魅力、あと、切り札的なところで言えば、アメリカ連邦航空局から飛行免許取得用のシミュレーターとして正式に認められてるんで、ガチで生真面目(きまじめ)な X-Plane12 と総合エンターテインメントの MSFSという棲(す)み分けも可能ではないかと、
しかし、機体の種類を見てみると、MSFSの足元にも及ばないというか、正直、ショボくないすか、
まあ、正規版が登場しても、同じような感じかもしれんけど、X-Plane12を購入する大きな理由のひとつは、X-Plane10 の時に惚(ほ)れこんだ、この作者のこの機体DHC-2(通称ビーバー)が、近いうちに12でも遊べるという点、
カナダの美しくも過酷な自然環境の中でもタフに働けるよう、現地パイロットの意見をふんだんに取り入れて1から設計された、歴史的名機ですけど、これなら、MSFSにもありますやん、
たしかに、MSFSのほうもかなり良くできてるけど、それでも、SMS(=Soul Made Simulation) 製のビーバーにくらべるとぜんぜん比較にならんというか・・・ちなみに、SMSは、DHC-2(愛称ビーバー)に惚れこんだオジサンの趣味が高じて、この機体のためだけに立ち上げたような制作スタジオで、現在はおそらく別の熱意ある人が受け継いでるんちゃうかな、
熱意あるといえば、ここに登場する F Falckenhaus(Fフラッケンハウス)氏も、カナダ奥地に居住しつつ、SMS製ビーバーの機体ペイントに始まって、コックピットからエンジン音まで、徹底的に作りこんだMOD製作者として、その筋では有名なヒゲのおじさんです!
じっさいの映像がこちら。やはりプロのパイロットは、レベルがまったく違いまんなあ・・・
今から5年前、X-Plane10にカナダ西海岸の水上飛行場などのMODをいれて、SMS製ビーバーで細々と旅していたころの動画から・・・今見直すと、空が白飛びしてまことに残念・・・ちなみに機体のペイントは、そのフラッケンハウス氏が制作したものです。SMS製ビーバーといえば、ここだけでしか見かけない独自のオートパイロット装置も魅力のひとつで、これがまた超絶に使い勝手が良い・・・そういう意味でも、X-Plane12での再登場というか、11でも登場したから再々登場を待ち望むファンも、きっと多いはず・・・
X-Plane12 公式動画