というわけで、学生時代が遠く過ぎ去った今も、いやだからこそなのか、1年で最も長い夏期休暇をむかえたこの季節、なんか他人事(ひとごと)ながら、気持ちがそわそわするというか、うきうきするというか、
そのせいか知らんけど、好きな映画やアニメも、圧倒的に夏が多く、パトレイバーの劇場版第一作、映画版『砂の器』、『七人の侍』、アニメ版『カイジ2』などなど、
感受性が鋭い学生の時代は、ひと月ほどの夏休みでも、一生を左右するほど意味深い経験をする場合もありますし、
プラスの意味でもマイナスの意味でも、少しの経験が人生を大きく左右するんで、できるだけ、素晴らしい夏にしてほしい、
自転車で遠出とか、いかにも夏休み的ですけど、
今まで行ったことがないとなり町がふと気になり始め、通学で往復するだけの自転車で、初めてのひとり旅に出かけてみるとか、
京都在住なら、ぜひ、琵琶湖へ行ってほしいすね、山科疎水をつかって、
ほんまやな、ふつう京都から琵琶湖といえば、まっさきに国道1号線や岡崎公園あたりからの府道143号線が思い浮かぶけど、途中からルートを山科疎水に置き換えると、まったく別世界の楽しさになるんで、
とくに、夏場は、水路ぞいに、ちょっと高台の森の中を進むんで、非常に涼しく、もちろんクルマの騒音もなく、人口過密エリアにこれほど自然豊かな細道が延々続くことじたい、奇跡に近いすね、しかもそのまま琵琶湖へ向かうこともできるという、
土の道なんで、ちょっと走りづらいけど、それも楽しさのひとつというか、なんなら、今はやりのグラベルロードを購入すれば、そこは最適ルートに早変わりするわけで、
同じルートを自転車で行って帰るのも悪くないですけど、これに輪行の初体験も加えたら、なかなか忘れられない夏になるかも、
輪行やったら、帰路の走りを気にせんと、旅先でゆっくりできるし、もっと先へ進むことも・・・なんなら琵琶湖に沈む夕日を見てから、もよりの駅へ向かい、冷房の効いた電車で快適に帰ることもできるし、
府道143号線ぞいに坂を越えてから、左折して山科疎水へ向かう小道や、山科疎水を過ぎてから、きつい坂を越えて琵琶湖へ抜ける小道へのつながりが、とても迷いやすいので、地図にルートを記しておきます。低速自転車乗りならではのドラマチックな幸せが味わえるこのルート、魚谷も強力におすすめします、ギョギョギョッ! っていうか、自分が走りたなってきた…
PENTAX K-5 II s + Planer 85mm F1.4(JPEG撮って出し)