なんやかんやで、自転車もすっかりディスクブレーキが主流になってきたなあ、
リムブレーキは、いつしか下位モデルにしょうがなく付いてるような印象ですね、じつはこっちのほうがかなり便利なのに、
自転車に本格的にはまり始めた1996年、シマノさんが開発した新型リムブレーキ、その名も『Vブレーキ』が、マウンテンバイクに装着されはじめ、それまでのカンチブレーキユーザーからは、その過激ともいえる制動力にたいして、「ブレーキングの微細な調整ができひん」と不満の声すらあったけど、それから四半世紀、今ではバイクでしか見かけなかったディスクブレーキが主流になるとはなあ、
当時の自転車業界は、ディスクブレーキの「デ」の字もない時代、というか、バイクにもまだドラムブレーキが、そうとう使われてたような、
ロードバイクのブレーキも、つい数年前まではリムブレーキの一種、キャリパーブレーキやったけど、今じゃここもすっかりディスクブレーキが主流に、
けど、油圧ディスクブレーキは、ワイヤーで操作する機械式にくらべて、制動力は上回るものの、扱いにくい面もあるそうで、たとえばタイヤをはずしてるときに、ブレーキレバーをうっかり握ってしまうと、左右のブレーキシューが固着して、専用工具でないと外せなかったり、ほかにも気泡が入ってブレーキがきかなくなるエア嚙(が)み現象とか、
うっかり握るとどうなるか・・・ご覧の通り、かなりめんどうな作業が待っとります。
とても良心的な自転車屋さんが、油圧ディスクブレーキ特有のエア噛(が)み現象について話されています。(話題の部分から自動再生)
折り畳み自転車以外は、輪行するさい、前後タイヤを外すんで、油圧ディスクはかなり気を使いそうすね、
YouTube 観てても、この事をしっかりアドバイスしてるチャンネル、ほとんど無いもんなあ・・・ただ、油圧ディスクのほうが機械式ディスクより上位(高価な)モデルで、制動力がより素晴らしいという面ばかりが強調されるばかりで、
しかし、ここまで主流になってきたディスクブレーキですけど、ホンマに興味無いんすか、
マウンテンバイクで、えぐい激坂下るとか、ロードで雨の日もガッツリ走るとか、そうなったら真剣に考えるやろうけど、
それ以外ならリムブレーキでじゅうぶんであると、
というか、できればリムブレーキのままでいたいというか・・・というのもディスクブレーキの鳴きはメチャ神経にさわるし、鳴きを止める方法も基本的には無いみたいやし、それに比べて、リムブレーキのほうは、鳴かないようなくふうがされたブレーキシューも売られてるし、それでも鳴くときは、ちょっと角度をいじれば鳴かなくなるし、ディスクブレーキみたいな鋭い制動力はない代わりに、とにかく素人(しろうと)でも簡単に調整可能なところがあるんで、
リムブレーキと比べると、特に油圧ディスクブレーキは、ブレーキシューとディスクの隙間がメチャせまいんで、ダンシング(たちこぎ)するだけで、フレームのたわみから、ノイズが出る場合もあるそうですね、
輪行のとき、タイヤをはめる場合も大変やで・・・メチャせまいすき間にブレーキディスクを正確にハメにゃならんから、何度やってもシュルシュルとノイズが出たり、取り付け時には出なかったノイズが、走り始めたら出始めたり、で、これが機械式でなく油圧式なら、さらにめんどくさい事態も起こりうるわけで、
それを思うと、たしかにリムブレーキは、あつかいが簡単で、輪行旅にをより楽しめるかもしれませんね、
せやし、どうしてもディスクブレーキで輪行する場合は、ワイヤー引きの機械式でいくか、それでも油圧ディスクがええなら、エア嚙(が)みの不安はあるけど、折りたたみ自転車でいくか、
今は、リムブレーキよりもディスクブレーキが主流になりつつあるんで、自転車選びのさいは注意が必要すね、
そんでもって、ひとりでも多くのリムブレーキユーザーが増えて、ディスクブレーキでは得られない、あつかいやすさの魅力を知ってほしいし、そうなれば、メーカー側も、より熟成しよりあつかいやすいリムブレーキを作り続けるやろうし、
自転車メーカーにあっても、自転車レース至上主義からそろそろ大きく方向転換を図って、自転車初心者でも扱いやすい観点から、製品開発してほしいもんすね、
じっさい、レースではまったく見かけなくなった8速の変速機やけど、ふだん使いという観点から見れば、9速以上のモデルよりも、チェーンの幅がひと回り広いこいつこそ、耐久性と使いやすさを兼ねそなえた最強モデルなわけやし・・・
PENTAX KP + smc PENTAX-DA FISH-EYE 10-17mm F3.5-4.5 ED[IF](JPEG撮って出し)