父に先立たれて、ひとりでは二進も三進も(ニッチモサッチモ)いかなくなった高齢のオッカサンの世話をするため、帰郷(キキョウ)したんはええねんけど、あれだけ聡明(ソウメイ)やった母親のコンピューターも、経年劣化でエラー続発・・・そんな母を見るのは初めてやし、自分の中には、賢(かしこ)いころの母のイメージがしっかり残ってるんで、エラーのたんびに、そんなはずないと、いちいち悲しく腹立たしくなって、思ってた以上にストレスがたまってきて、その頂点で、いっつもカメラやレンズをポチってたような、
そうやって最初にポチった最初のデジタル一眼レフが、PENTAXの入門機である K-50と、広角から中望遠までカバーするズームキットレンズ、
その数ヶ月後には、キットレンズよりも、さらに広角から望遠までをカバーして、その高性能から、一時期はスターレンズの扱いまで受けてたズームレンズの存在を知り、
それが、これすか、
これを、防塵防滴バリアングルのK-70に装着すれば、準マクロ的な撮影まで行けるし、AFは静かで速いし、切り替え無しでマニュアルフォーカスに移れるし、防塵防滴やし・・・F値が一定でないことや、高性能から来るその重さと大きささえ納得できれば、万能無敵の相棒(アイボウ)になってくれることまちがいなし!
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防塵防滴(ボウジンボウテキ)で、35o判換算 24oから130oと、欲しい画角はすべてカバーして、しかもその写りはあまりに鮮明なもんで、このレンズがきっかけでPENTAXユーザーでいこうと決めたほど・・・けど、デジタルカメラ時代は、ずっとお気軽なコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)で来たもんで、せっかく買ったものの、持ち出すのは、たいてい小型軽量・高画質の SONY RX-100 ばかりなわけで、
じゃあ、今のように気楽に一眼レフを持ち出すようになったのは、リミテッドレンズとの出会いからと、
リミテッドレンズと出会うことで、単焦点レンズで風景と向き合ってたフィルム時代の感覚がよみがえってきて、しかも、高性能ズームレンズと比べると、信じられないほどの小型軽量・・・そうなると、自然と持ち出したくなるもんで、リミテッドレンズ用に設計された KPもさっそく購入・・・これがまた、なんとも雰囲気のあるカメラなもんで、ますまレンズとレンズと一眼レフの世界へ入ってくことに、
しかし、そんなええカメラを生産しなくなったのは、なんとも残念すね、
PENTAXで APS-Cの一眼レフといえば、全部乗せでお求めやすい K-70か、メチャ高額な K-3 Mark III の二択しかない・・・しかし、ペンタックスのレンズには、ざっと3パターンあって、ひとつはK-70向けというか、初心者にも買いやすくて便利で実用的なズームレンズや、性能は維持したままプラマウントでコストダウンをはかった単焦点レンズ、ふたつめは、プロカメラマンの要求にもこたえるタフで高額で重厚なスターレンズ、そして三つ目は、性能と携帯性と持つ喜びを兼ねそなえたリミテッドレンズ・・・じっさい、リミテッドレンズの紹介コーナーでは、生産されなくなったKPがボディとして使われてるわけで、ここはぜひとも、『KP Mark II』 とか、そんな感じで、リミテッドレンズにしっくり来るような、持つ喜びを感じられるような、後継機種を市場に投入してほしい、
気取らない実用本位の使いやすさも大切やけど、リミテッドレンズを装着したKPを手にすると、造形美というか、バランスを崩しそうなくらい大きめなペンタプリズムまで愛らしく感じられて、持つ喜び・ながめる喜びもあるわけで…
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/limited_lens/da_limited/
(後編へ続く)
タグ:pentax
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