しかし、この動画、香(こう)ばしい(=香り高い)なあ、
旧オリンパス、現 OM SYSTEM さんとこの単焦点プロレンズ3本セットですか、
F1.2の明るさでしっかりした防塵防滴性能、フードもふくめた外観をシブいデザインでまとめた広角・標準・中望遠の単焦点レンズ3点セット・・・ペンタックス同様小資本ながら知恵と工夫で荒波を乗り越えてきた似た者同士のカメラメーカーやけど、
3本ともフォーカスリングをカチャッとスライドさすと、しっかり粘るトルク感でマニュアルフォーカスできるのも気持ちいいすね、
価格も写りも最上位のプロレンズなんでサイズもちょっと大きめ・・・そうなると装着するカメラボディも少しごつい最上位モデルがええな、
この単焦点三本セットと対照的なプロレンズに、大人気 12-100o(フルサイズ換算24-200o)の高倍率ズームもありますけど、
ズームレンズの魅力もよう分かるけど、カメラの不便さにこそ魅力を感じるオイラには、単焦点3本セットのほうが見た目も良くて軽いし、ズームしないから画角に迷いが無いし、ひとつの画角に集中できるから撮影時の緊張感も高まるし、この3本セットは無理しても新品で一気にそろえて、フードをつけて目の前に並べてながめていたい、
しかし、これだけ一気にそろえると、そうとうな高額になるのでは、
計算するだけならタダやし、取りあえず調べてみるか、
カメラボディーはOM-1 として、単焦点プロレンズ3本セット、これに昼間のハイスピードシンクロ用ストロボも付けた価格ということで、
一般の店だと価格が変わりやすいんで、メーカーのオンラインストアで買うとしたらなんぼや、
OM-1本体が22万円、レンズは 17o、25o、45oすべて17万6千円、ストロボはミドルクラスで4万4千円、合わせて驚きの79万2千円、
ちなみに、OM-1を 最新モデルのOM-1 Mark2 にしたらなんぼ高くなるんや、
8万5千円も違いますが、今ならセール期間中で5万円ほどお安くなってて、3万5千円上乗(うわの)せしたら購入できますね、
じゃあ 82万7千円か・・・素の(すの=何も付いてないいちばんベーシックな)スズキ・アルトが新車で買えそうやな、
カメラも高くなったもんすね、というかクルマが安くなったのか、
京都の山奥でひっそり暮らすクルマ大好きユーチューバー『むかたつ』さんが大事に乗られてる素のアルトを見てからというもの、アルトの質素なデザインがメチャカッコ良く感じるようになってきてあかんわ、
たとえると、これまで何気なく食べてた白ごはんのおいしさにふと気づいたみたいな感動すか、
京都の山奥、むかたつさんの家の近くやと思うけど、『質美(しつみ)』というすてきな地名があって、そこを通りぬける広くて車の少ない穏やかな道が大好きなサイクリングコースやったけど、そんな質素な気取らない美しさというか、
正確には京都府船井郡丹波町質美、しかし何でまたこんな田舎まで、
嵐山に住んでたころは JR嵯峨嵐山駅がすぐそこやし、園部(そのべ)あたりまで輪行したりして、丹波(たんば=京都府北西部の山里)をあちこち走り回ってたんや、
話を元にもどしますけど、OM SYSYTEMさんの80万円セットと比較しますと、ペンタックスさんのほうは半額近い42万9,800円で買えますよ、
フルサイズ機にフルサイズ対応のリミテッドレンズ3点セットで、おまけに3年保証も付いてこの価格か、
*PENTAX K-1 Mark II HD FA Limited ブラック 3本セット [安心の3年保証]
https://ricohimagingstore.com/pentax-k-1-2-body-kit-s0015996-set07.html
ただ日中のハイスピードシンクロができる上位モデルのフラッシュはもう売ってないんで、中古の純正品か新品のGODOX製などから選ぶことになりますが、
まあこの価格差は当然と言えば当然で、三本ともかなり昔から売られてるレンズで、とくに標準レンズはフィルム時代からずっと作られ続けてるし・・・それに3本とも防塵防滴機能は無いし、AF駆動方式も旧式、マニュアルフォーカスも補助的なもんやし、カメラボディの K-1 Mark2 も6年前のモデルになるし、
「好きやねんペンタックス!」とか言っときながら文句ばっかりすか、
好きやと期待もデカくなるんで、ついつい文句ばっかりになってまう、
ペンタックスさんのどこがいいんすか、
アマチュアに優しい価格設定、フルサイズ機より小型軽量低価格な APS-c用のカメラとレンズが充実してる点・・・あとAF以前のカメラ黄金時代の良質なマニュアルフォーカスレンズが安く手に入るとこも大きな魅力のひとつやな、
AF以前の1950年代から1970年代のオールドレンズならフォーカスリングもじつにしっかりしてますし、写りも信じられないほど鮮明ですし、なにより安価なのがありがたいすね、
ある意味、スチル(静止画)カメラの黄金期はオートフォーカス登場以前の単焦点レンズで確立されてるわけで、この時代に立ち返ることがどれほど大切なことか、ペンタックスさんにはそこをわかってもらいたい、
じゃあオートフォーカスからデジタルへ向かう高性能化は、ビデオ(動画)カメラの黄金時代であってその一部として静止画もふくまれると、
原動機付き自転車がある時代でも、原動機の無い自転車が生き続けるように、オートフォーカス以前の静止画に特化したカメラは絶対に残しておくべきなんで、というのもここにこそスチルカメラの本質的な魅力があるからで、
電子制御が介入しないクルマならではの魅力みたいなもんすか、
自分の目と指でピントと露出を合わせていくことで、失敗しながら感覚が鋭くなるし、結果がすぐに出ないから想像力も高まるわけで、
クラシックカーのエンジン部分だけ最新の電動モーターに置き換えて、それ以外はできるだけ元の姿を崩さないような引き算的なモノ作りというか、
もっともっとも機能をシンプルにすればするほど、カメラの素(す)の良さを味わえるというか、
しかし、今のカメラが高性能化したおかげで、静止画の撮影もめちゃ可能性が広がったんじゃないすか、
もちろん技術開発の流れはそれとしてどんどん高度になってあらゆる面で撮影を助けてくれるけど、これは自転車と似てるんやけど、電動アシストや変速機能などの便利機能をあえて外(はず)すと、自転車本来の楽しさがむしろダイレクトに感じられるわけで、カメラも高性能化と同時並行的に真逆のモノづくり、つまり徹底的に引き算に徹した不便なカメラも作り続けるべきで、
そのひとつの目安が、フィルム面をデジタル化するだけで、あとは露出とフォーカスを自分の目と指で制御するオールドファッションなカメラであると、
高性能化はもちろん歓迎するけど、同時にスチルカメラの原点に回帰するような限りなくシンプルなカメラも最新技術で常に製品化して欲しいし、その需要は限りなく高いと思う、リフトを使った登山もええけど、それをしないことで味わえる登山の楽しさもあるわけで、
横並びの製品開発の時代は終わりつつありますし、大量生産・大量消費のカメラの時代もはるか昔のことですし、カメラ業界、これからどうなるんでしょう、
プロ用の超高級路線は残るとして、あとはビジネスとして庶民のカメラがどうなるのか、
利益度外視の文化事業みたいな道とか、
あるかもしれんなあ、カメラだけではどうにも採算取れへん時代やし、
それにしても国内メーカー横並びでミラーレスに突っ込んでいったのに対して、ペンタックスさんだけがペンタプリズム光学ファインダーを守り切った功績は年月たつほど偉大な選択だったと感じますね、
そのながれで、モノクロ専用機や、フィルムカメラも登場できてるもんなあ、
ペンタックスさんにはフィルム時代にLXというスチルカメラの頂点があるわけですし、つねにこれをスチルカメラ作りの原点として動いてほしいすね、
せっかくのフルサイズ機やけど、LXにくらべると K-1mark2はあまりに外観がボテボテし過ぎて、対応レンズまでボテボテしてくるし、LXの引き締まった姿を常に意識してモノ作りしてほしいねんけどなあ、
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ユーザー作例投稿企画「とっておきPhoto+」スピンオフ企画
PENTAX 17のユーザー作例をひたすら紹介Live
2024年11月27日(水)19:30〜(45〜60分程度を予定)
PENTAX KP HD PENTAX-DA 35mm F2.8 Macro Limited 撮(と)って出し
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