祝！恩田陸さん直木賞受賞！: 名古屋全般のため

2017年02月16日

祝！恩田陸さん直木賞受賞！

こんばんは。名古屋全般です。

少し前ですが、恩田陸さん「蜜蜂と遠雷」が直木賞受賞しましたね。

私、恩田陸さんのファンです。

恩田作品結構読んでます。

一番好きかもです。

なんか感覚が似ているんですよ。

この「蜜蜂と遠雷」は読んでないので感想は言えないのですが、相当おもしろいらしいです。

私は文庫派なので読むのはまだまだ先になりそうですが、期待しておきます。

で、その恩田作品の中でも特に好きなのがというか好きなシーンですね。

「ドミノ」って作品でこの作品が登場人物がたくさんでてきて最後は繋がるって話なんですが、そのラストよりも小学生の少女が子役のオーディションを受けていて、審査員の人に「緊張するのいやじゃない？」って聞かれた時の衝撃のセリフ。

”緊張するってことは
それが私にとって大事なことなんだなって思うんです
その時間はドキドキして
いつも学校や家で感じている時間とは全然違って三倍くらいの長さに思えます
こんなに緊張するってことは
これから私がやろうとすることは私にとって大事なんだって思うから

大事なことは大事にしなきゃ”

こんなん小学生で言えますか？

いまでもこの小説の結末は忘れたけど、このセリフは心に残ってますね。

なので、私も緊張する時は逆に「人生で大事な時なんだ」って思えるようになりました。

とは言えこの小説を読んだときには既にサラリーマンでしたからそんなに緊張する場面もありませんでしたが、なんか緊張感とうまく付き合える言葉ですよね。

こういう感覚のセリフっていうのが恩田作品の好きなとこです。