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2017年07月03日

アガサ・クリスティから (139) (ミス・マープルと十三の謎*動機 対 機会【5】)







(ミス・マープルと十三の謎*動機 対 機会【5】)





ジョージは突然、伯父の前にあらわれたペテンの霊媒師に 強い懸念を持っていたのだった。






その話を聞いた弁護士ペザリックは疑念の念を抱かざる得なかった・・・彼は弁護士ゆえの公平さを信条としていたので、本来は降霊術について肯定派でも否定派でもなかった。確かに否定できないような霊の世界があるのかも知れない・・・しかしながら、詐欺の手口にしかならないような手合いも多いのが事実だった。





ペザリックは、実直そうなジョージに聞かされた怪しげな霊媒師に入れ込んでいるサイモン・クロードのことが心配になり、口実をもうけて早い機会に彼に会いに行った。





霊媒師のスプラッグ夫人は、非常に大切にされている親しいお客様という待遇でもてなされていた。






ペザリックは、彼女を見た途端、自分の懸念が疑いないものになったのを感じた。
彼女(スプラッグ夫人)は、けばけばしく着飾った太った中年の女だった。
『あの世に行かれた愛しい人たち』もったいぶったおざなりの言葉の羅列だったのだ。
ずるそうな目つきで痩せた体つきの夫もまたこの屋敷に滞在していた。





弁護士ペザリックは、出来るだけ早くにサーモン・クロードと二人っきりで話す機会を作った。







サーモン・クロードは夢うつつのように霊媒師スプラッグ夫人に入れ込んでしまっていた・・・。
弁護士ペザリックは、昔から知っているクロード家の若い人たち(サイモンの甥と姪たち)が好きだったので、心配は的中していた。





(次号に続く)






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