2021年05月07日
白内障手術を受けるまでの長い道のりの体験談
1.はじめに
最近,両目の白内障手術を受けたのだが,実際の手術にたどり着くまで,かなり時間がかかってしまった,私の状況認識の甘さもあったのだが,今後白内障手術を考えているような人にとって,多少は役立つのではないかと思うので,自身の備忘録もかねて,一連の経緯をまとめておこうと思う
2.初めに眼鏡専門店に出向く
4年ほど前に専門店で作ってもらったメガネがだんだん見えにくくなってきたので,2019年の11月初めに,その専門店に出かけて視力検査してもらった,左目は少し近視が進行している程度だったのだが,右目はかなり視力が落ちていて,メガネを作り直した方がいいですねということになった
この時,フレームはそのままで,レンズだけ交換することも可能ですよ,と提案されたのだが,古いメガネは予備として取り置くことにして,新しく作成してもらうことにした,いろいろ検査したり,フレームを選んだり,けっこう時間がかかる,代金は端数をおまけしてもらいジャスト10万円也
3.右目の不具合を指摘される
このメガネ作成時に右目の視力はかなり落ちているので,メガネだけで良好な視力を得るのは少々無理があると言われたのだが,とりあえず車の免許更新時の視力検査が通ればいいというレベルで作成してもらうことにした,ただし左右の矯正視力に差が生じるので違和感が出るかもと言われた
それはしょうがないので納得の上で作成を依頼したのだが,担当の方から,特に右目は一度専門の眼科で診てもらった方がいいですよと助言をもらった,その時は,とりあえず日常生活や車の運転等に支障がなければいいし,まあそのうち時期を見て眼科に行きましょうくらいに軽く考えていた
4.その後の展開と新型コロナウイルス発生
数日後,出来上がったメガネを装着してみたら,左右の見え方に若干の違和感がある,特に細かい作業とかしない限り,大きな不都合は無いように感じたので,これで良しとした,この時も早めに眼科に行った方がいいと勧められたが,年末も近かったので年明けに行けばいいかなと問題を先送り
で,年が明けて2020年になったら,前年末から日本でも話題になっていた新型コロナウイルスが,わが県でも感染例が報告されるようになってきたのである,当初は人口の多い県庁所在地の市で感染者がチラホラという感じだったが,同市の夜の街でクラスターが発生してから急激に感染が広がった
5.新型コロナウイルスが怖い
2〜3月になると,わが市でも観光客からの感染だと思われるが,ホテル関係や飲食店等の従業員の方々に次々と感染者が出てきた,さらに最悪なことに,市内のとある総合病院でクラスターが発生,この病院は老人保健施設等も複数運営してるため,かなり大規模なクラスターに発展してしまった
そのため一番感染者数の多い県庁所在地の市に次ぐ感染者数である,人口比で言えば県内ダントツの1位になってしまい,市内はちょっとしたパニック状態,こういう状況で病院(眼科)の外来とか,とてもじゃないが行く気がしない,春になり気温が上がれば収まるかもと時間を置くことにする
6.その後も視力低下
暖かくなってきたらインフルエンザのように,収束していくだろうとろうと言われていたので,事態が好転するのを待っていたのだが,好転どころか,その後,国から「緊急事態宣言(1回目)」が発出されるし,日常生活のための買い物等も不安になるような状況で,病院に行くような気にならない
そのうち,そのうちと思ってるうちに,夏も過ぎ秋冬も過ぎ,もうこのころになると右目の視力はかなり衰えてきて,車の運転にも支障が出るようなレベルになってしまった,ネットでイロイロ調べてみると,これはどうも近視とか遠視とかの状況ではなく,あきらかに白内障の症状と思われた
7.2020年12月4日に意を決して眼科へ
最初に眼鏡専門店を訪問してから1年以上経過してしまったが,市内でのコロナ感染は収まってきたので,意を決して眼科に出向くことにした,市内にはそこそこの規模の眼科専門の病院もあるのだが,まわりの評判等も参考に,市内で一番大きな総合病院の眼科に,午前の開院に合わせて出向いた
初診なのでまず総合案内の受付で,眼科受診の希望を伝えて診察券を発行してもらう,その後受付票なるものをもらって,眼科にその初診の受付票を提出する,この段階で看護師の方から予約なしの初診なので,待ち時間が3時間以上になることもありますと言われて,びっくりするやら疲れるやら
8.検査・診察の結果から手術決定
結局1時間ほど待たされた後にイロイロ目の検査をされて,その後医師の診察があり,開口一番,両眼とも白内障なので,手術しか解決策は無い,という意味のことを告げられる,手術するかしないか問われたので,即答で,手術お願いしますと返事,その場で手術前検査日が12月21日に決まった
その12月21日には血液検査や心電図等の検査があって,診察の結果,手術可能となり,医師から手術日の希望を聞かれたので,なるべく早い方がいいと返答,早くて空いてるのは2021年の1月4日と言われる,正月早々だが承諾する,で,右目が1月4日,左目が1月18日に手術ということになった
9.右目の手術日の1月4日
年が開けて2021年の1月4日である,予定の12時に着いたら,すぐに所定の検査をされたのだが,この時,血圧が異常に高く(上:188,下:107)出てしまい,ちょっとヤバイ感じ,以前からかかりつけ医から,高めの血圧を指摘されていたのだが,それでも高くても上が150程度だった
自分でも日常的に血圧は測っているが,通常は上:130,下:80くらいである,白衣高血圧の気があるので病院に行くと通常より10〜20くらい高くなるのが普通なのだが,手術前で緊張気味とはいえ,190近くもあるのは異常である,なんかここの血圧計は壊れてるんじゃないかとも思ってしまう
10.手術は延期になってしまった
その後,医師の診察があったのだが,血圧が高すぎるので,本日このまま手術をすると,手術中に眼球内で出血する恐れがあったり,重篤な視覚障害が残る原因にもなりかねないので,手術は延期しましょうと言われてしまった,ガーン!である,この日に備えて事前にイロイロ準備してきたのに・・・
次は3月1日に検査しますので,それまでにかかりつけ医に相談されて血圧対策してくださいと言われた,で,病院を出てその足で,かかりつけ医に相談に行ったら,これで様子を見ましょうと降圧剤を処方してくれた,この降圧剤を飲み続けたら,1ヶ月ほどで上:120,下:75位で安定してきた
11.再検査で手術日を再設定
3月1日になったので眼科へ行って検査してもらったら,特に血圧等も問題無く,再度4月2日に手術前の検査を行うことになった,この手術前の検査,前述したように血液検査や心電図等の検査があるのだが,大体1万円くらいかかる,前回の検査から時間が経ってるから再検査なのだが,出費が痛い
4月2日になり,またいろいろ検査される,今回は特に問題は無かったので,右目の手術日を4月13日に,左目の手術を4月27日に行いましょうということになった,ちなみにこの検査の日は朝食は食べられないし,検査項目も多いので,朝一で出かけても,帰れるのはお昼すぎになり,すごく疲れる
12.やっと両眼の手術が終了
4月13日に右目を手術,翌週の4月19日に経過診察,4月27日に左目を手術,GW明けの5月6日に経過診察で,いずれも特に問題は無く,とりあえず今回の白内障手術自体は無事に終了した,次は1ヶ月後にまた検査があるのだが,それまで処方された抗炎症の目薬をさし続ける必要がある
なお,この白内障手術,希望する人(特に高齢者)が多くなってきており,人気のある病院は,手術まで数か月とか半年とか待たされることもあるそうである,私も最初の予定日(1月4日)がキャンセルになって,次は4月13日だったから,諸々の事情はあったが,3ヵ月以上待たされたことになる
13.おわりに
新型コロナウイルスの蔓延があったとはいえ,車の運転に支障が出る状況まで,眼科へ出向くのを押しやっていた自分が悪いのだが,こんな状況になる前に,視力に異変を感じたら,早めに手を打った方がいい,手術を行うにしても悪化してからでは,日常生活にもかなり不便をこうむることになる
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