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パラオ一人旅 3

9月1日

ふと起きると外は日が暮れていて、部屋の窓から射し込む夕陽を見て僕は起きた。

すぐにお気に入りの迷彩柄のハットを被る。

大学の旅好きの先輩から貰ったリュックサックをからい、一眼レフを首に掛ける。

最初に夕陽を見に行く事は決めていた。

冷蔵庫から冷やしておいたミネラルウォーターを取り、リュックサックに押し込む。

部屋の鍵を閉め、ロビーを通るとカップル客がいた。

僕は

"Good evening”

と声を掛け、このホテルに来てからお気に入りのソファーに座る。

iPhoneでどこに見に行くかを調べていると、

“日本人⁈"

と話しかけられた。

二人は日本人のカップルで海外旅行によく行くと言う。

“少し話そうよ"

と言われて女の人は部屋に居るから。と笑顔でロビーを去っていく。

なんとも大人な人だと驚き、聞いてみると一つ上の人だった。

彼は東京でデザイン関係の仕事をしており、写真にも興味のある人だったので、たった五分で仲良くなった。

今日の予定を聞かれ、今から夕陽を見たいと伝えると、

“良い所があるよ"

と、カウンターに置いてあるパンフレットの地図で教えてくれる。

旅で出会った見ず知らずの人は、僕のガイドさんでもあったのだ。

夜に飲みに行こうと約束をして、僕はさっそく教えてもらった場所へ向かう。

パラオのコロール市内を、夕陽の綺麗さに感動しながら歩く。

歩いていると通りすがりの人はほとんど声を掛けてくれる。

僕はもちろん笑顔で応え、話せそうな人とは少し話してみる。

日本人だと言うとみんなが握手を求めてきた。

おばさんに勝手に案内をされ、チップをあげる事もあった。

教えてもらった夕陽の見える場所は、曲がりくねった橋の上だった。

近くに売店があったのでビールを買いに行く。

店員に夕陽は橋の上で見えるかと聞くと、

“今日はそんなに出てないよ”

と言われて僕はまたもや驚く事になった。

ビールの蓋を空け、橋の上に向かって歩く。

赤と茶色が無数に入り混じり、あまりの綺麗さにしばらくそこに立って居る事にした。

ビールを飲み干し、タバコを吸って帰るまでの時間は覚えていない。

夕陽は海岸線に消えていくのをずっと見ていたからだ。

帰る前にさっきの売店でもう一本ビールを買う。

もう少しこの感動に浸りながら歩いていたい。

ホテルまでの道のりは、とてもとても綺麗だった。









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