アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

パラオひとり旅 7

ホテルに戻るとたくさんの宿泊客がチェックインをしている。

僕を見るなりみんなが挨拶をしてくれる。

もちろん笑顔で応えたのは言うまでもない。

「Excuse me」

と宿泊客の列を抜け、カウンター横にあるツアーパンフレットを手にとった。

ミルキーウェイ、ジェリーフィッシュレイク、ジャングルにペリリュー島。

どれも魅力的で、明日から周っていくことに決めた。

今日は何をしようかなとお気に入りのソファーに座り、タバコに火をつけた。

こんな時に思うのが、一人でいる淋しさではなく、一人でいる自由だ。

ここでは日本の友達も、家族もいない。

擬似的だが自由を味わえるのが旅の醍醐味である。

自分の時間にすっかり浸っていると、あっという間に時間が過ぎてしまうのはリラックスしている証拠である。

さてこれからどうするかと悩んでいると、飲食店のパンフレットも取っていた事に気付いた。

パラオには日本人が良く行くジャングルBARという店がある。

夜食はここにしようと決め、夜まで時間は街の探索をする事にした。

通りに出ればタクシーがひっきりなしにクラクションを鳴らしてくる。

足を止めれば彼らはすぐに乗れと言う。

初めての海外だったこともあり、まさかとは思うが拉致でもされたら親に会わせる顔がないと思い、

「No thank you ,sorry」

と応え、全て断わった。

少しでも危険を感じれば避けるのが鉄則だと考えていた僕はさぞかし逃げ足の早いカモであっただろう。

中にはとても驚く事もあった。

180cm程で横まわりも僕の3倍はありそうなパラオ人に話しかけられた。

ついに絡まれてしまったと気を張る僕に彼は言う。

「Japanese?」

「Yes,I'm from japan」

すると、彼は僕に聞き取れるようにしてくれたのか、ゆっくりと話しだした。

英語力のない僕は伝えようとしている事ははっきり分かった。

日本人が本当に好きだ。

だから握手をしてくれ。

と手を差し出している。

あまりにも自分の想像との違いと、言われた事のない一言で僕は泣いてしまいそうだった。

彼の手はとても大きく、僕を歓迎してくれている様子が僕にはとても暖かった。


rblog-20130624202244-00.jpg








お得に激安でモテファッションなら楽天で☆












トラックバック

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/1918599

コメント

お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのコメント

   
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。