2019年08月14日
☆『アルツハイマー病 真実と終焉』を解説(3):アルツハイマー病になる方法 入門編(第4章のはじめ)
ほとんど、本に記載されていることの転記になるのだが、以下のような生活習慣を正せば、アルツハイマー病の予防になるのだ。体内と脳内で起きている、脳細胞が破壊されるメカニズムには触れず、さりげなく記述されてるので読みやすくなっている。メカニズムについては、原因と結果を押さえておくと、後で理解の助けになる。
また、「自分の生活習慣がどれだけ当てはまるか(アルツハイマー病になる原因をいくつもっているか)?」というチェックリストにもなるので、何項目が当てはまっているか、チェックしておきたい。
これであなたもアルツハイマー病になれる
しょっちゅう遅くまで働いて、気が付けば深夜のおやつー何か甘いもの、ちょうど寝る前にインスリン値を跳ね上げてくれえるものーが欲しくてたまらない。
ベッドに入るのは深夜で、睡眠時無呼吸でぐっすり眠れない(大体が、太ったため)。だが、空が白み始めると早起きし、眠るのは数時間。
起きた途端に、1日先のことをじっと考えてストレスを感じ始める。
朝食は定番のアメリカの朝食でさっと済ませるー甘いロールパンかドーナッツ、オレンジジュースを大きなコップ1杯、コーヒーには大量のローファットミルクーこれで炎症を誘発する乳製品を大量摂取だ。
砂糖でインスリン抗体性[身体のインスリンに対する感受性が低下して、インスリンた分泌されていても十分働かない状態。細胞自身が不要なたんぱく質などを分解する仕組み]に向かって一歩前進し、グルテンで胃腸内膜に穴を開ける。
胃の逆流を防ごうと、プロトンポンプ阻害薬をぽんと取り出す。胃酸を減らすと、亜鉛やマグネシウム、ビタミンB12など重要な栄養の吸収力が損なわれるのに。
そして、スタチンを飲む。コレステロールを150以下に下げる素晴らしい方法だ。これで脳の萎縮リスクが上昇する。
なんとこのすべてが、深夜のおやつから12時間以内の話だ。自食作用(オートファジー[不要なたんぱく質などを分解する仕組み])は決して発揮されない。すなわち、蓄積したアミロイドや、壊れたさまざまなたんぱく質のかけらは除去されないということだ。
さあ、玄関から急いで飛び出し、ストレスレベルは高めキープで、海馬ニューロンにダメージを与えるコルチゾールが産生[細胞で物質が合成・生成されること]される。
お次は車に飛び乗り、仕事の前に確実に少しも運動せず、最小限にしか日差しを浴びないようにする。ビタミンD不足でいるのはもってこいの方法だ。
睡眠不足でイライラして怒りっぽく、人との交流は高圧的で不愉快なものになる。
肯定的な社会交流を遠ざけ、楽しみには水をさす。
午前中、血統が急降下したら、オフィスの配膳室に直行。気が利く同僚が、誰でもどうぞとチョコチップマフィンをひと箱置いているな。それで、ランチは!? カフェテリアやデリのサンドイッチしか食べる暇がない。白いパン、スカスカで食塩を注入した七面鳥(ターキー)には、ホルモンと山盛りの抗生物質、ストレス要因がいっぱいだーうまい!
それとも、水銀漬けのツナはいかが!? サラダはどのみち、それほどうまそうでもない。それをダイエットソーダで流し込み、マイクロバイオーム(微生物層)にダメージを与える。
さてブラウニーに行くとしようか。これならトランス脂肪を摂って、健康的なオメガ3脂肪は最小限に抑えておける。
この時点で、私たちは召使のように礼儀正しく、アルツハイマー病に向かって体の生理的進路の準備を終えた。だが、もっとスピードアップするには、タバコを吸うのがなによりだ。体内組織への酸素供給を低下させるーこれには脳組織も含まれるーそして、何百もの有毒な化学物質を血流に送り込む。
歯を磨いたり、デンタルブロスを使ったりする必要はない。気にする人なんていない、口腔内を不潔にすると全身性の炎症が促され、ジンジバリス菌のようなバクテリアを脳に寄せ付けないようにしているバリア[血液脳関門。脳への物質流入・排出を抑制し有害物質の流入を防ぐ関所のような機関で、実際は堅固に密着した脳毛細血管の内皮細胞。BBBとも呼ばれる]が破壊されることなんて。
食後じっと動かないようにしていると、冷蔵庫に入れておいたフラペチーノが欲しくなる(さあ、今日はこんなに忙しく働いたんだから、飲んでもいいよね!)。糖と脂肪の消費は、今日の(いや毎日の)唯一の「エクササイズ」。起きている間に動き回れる時間なんてないのだ。
そしてやっと、高速に乗って帰宅する時間だ。家へ向かう間は、ブレーキペダルに足を乗せたまま、目の前にいるバカ野郎に叫び続ける。こうして血圧を高く保てば、血液脳関門は穴だらけ。まさに、今晩のグルテンたっぷりパスタの、水切りにに使う「ざる」のようだ。
待てよ、ドライブスルーで何か買いたいな。まずは大きなフライ。アルツハイマー病を誘発する終末糖化産物(AGE)の宝庫だ。トランス脂肪、酸化して再加熱した油にビタミンEが少々。さらに、神経に毒なアクリルアミド入り。フライのひとつひとつに「海馬をぶん殴らせろ!」とうなる小さなボクシンググローブが見えるようだ。
そうだ、ハンバーガーも買おう。トウモロコシ育ちのグラスファッド[食肉牛などを放牧し、牧草のみで育てること]じゃない牛肉は、炎症性のオメガ6脂肪がたっぷりで、反対に抗炎症性オメガ3脂肪は少ない。グルテンが詰まったバーガーパンには、加藤ブドウ糖液糖らしきケチャップが、胃腸内膜と血液脳関門の穴あけに、絶好のスタイルでたっぷり塗られている。
さあ、家に着いた。カビくさいがまあいいか。お気に入りのTV画面の前に倒れ込み、身も心も退屈しているので、ネットフリックスか、ほかの大好きな番組を好きなだけ見る(Wiiテニスとサッカーは子どもにまかせた)。
こうして私たちは、アマレット・チーズケーキと一緒に、マルガリータを1〜3杯飲んでリラックスし、完璧な「アルツハイマー病になろうデー」を締めくくる。照明をつけたまま電子機器がけたたましく鳴っている中眠りに落ちおるまで、うやうやしく仕事に没頭するふりをして。
※アルツハイマー病を起こす原因は、現代人の生活スタイルそのものだ。
軽度の認知機能障害が本格的なアルツハイマー病へとらえんを描いて落ちていくには時間がかかる。
Webサイト版も よろしく
また、「自分の生活習慣がどれだけ当てはまるか(アルツハイマー病になる原因をいくつもっているか)?」というチェックリストにもなるので、何項目が当てはまっているか、チェックしておきたい。
これであなたもアルツハイマー病になれる
しょっちゅう遅くまで働いて、気が付けば深夜のおやつー何か甘いもの、ちょうど寝る前にインスリン値を跳ね上げてくれえるものーが欲しくてたまらない。
ベッドに入るのは深夜で、睡眠時無呼吸でぐっすり眠れない(大体が、太ったため)。だが、空が白み始めると早起きし、眠るのは数時間。
起きた途端に、1日先のことをじっと考えてストレスを感じ始める。
朝食は定番のアメリカの朝食でさっと済ませるー甘いロールパンかドーナッツ、オレンジジュースを大きなコップ1杯、コーヒーには大量のローファットミルクーこれで炎症を誘発する乳製品を大量摂取だ。
砂糖でインスリン抗体性[身体のインスリンに対する感受性が低下して、インスリンた分泌されていても十分働かない状態。細胞自身が不要なたんぱく質などを分解する仕組み]に向かって一歩前進し、グルテンで胃腸内膜に穴を開ける。
胃の逆流を防ごうと、プロトンポンプ阻害薬をぽんと取り出す。胃酸を減らすと、亜鉛やマグネシウム、ビタミンB12など重要な栄養の吸収力が損なわれるのに。
そして、スタチンを飲む。コレステロールを150以下に下げる素晴らしい方法だ。これで脳の萎縮リスクが上昇する。
なんとこのすべてが、深夜のおやつから12時間以内の話だ。自食作用(オートファジー[不要なたんぱく質などを分解する仕組み])は決して発揮されない。すなわち、蓄積したアミロイドや、壊れたさまざまなたんぱく質のかけらは除去されないということだ。
さあ、玄関から急いで飛び出し、ストレスレベルは高めキープで、海馬ニューロンにダメージを与えるコルチゾールが産生[細胞で物質が合成・生成されること]される。
お次は車に飛び乗り、仕事の前に確実に少しも運動せず、最小限にしか日差しを浴びないようにする。ビタミンD不足でいるのはもってこいの方法だ。
睡眠不足でイライラして怒りっぽく、人との交流は高圧的で不愉快なものになる。
肯定的な社会交流を遠ざけ、楽しみには水をさす。
午前中、血統が急降下したら、オフィスの配膳室に直行。気が利く同僚が、誰でもどうぞとチョコチップマフィンをひと箱置いているな。それで、ランチは!? カフェテリアやデリのサンドイッチしか食べる暇がない。白いパン、スカスカで食塩を注入した七面鳥(ターキー)には、ホルモンと山盛りの抗生物質、ストレス要因がいっぱいだーうまい!
それとも、水銀漬けのツナはいかが!? サラダはどのみち、それほどうまそうでもない。それをダイエットソーダで流し込み、マイクロバイオーム(微生物層)にダメージを与える。
さてブラウニーに行くとしようか。これならトランス脂肪を摂って、健康的なオメガ3脂肪は最小限に抑えておける。
この時点で、私たちは召使のように礼儀正しく、アルツハイマー病に向かって体の生理的進路の準備を終えた。だが、もっとスピードアップするには、タバコを吸うのがなによりだ。体内組織への酸素供給を低下させるーこれには脳組織も含まれるーそして、何百もの有毒な化学物質を血流に送り込む。
歯を磨いたり、デンタルブロスを使ったりする必要はない。気にする人なんていない、口腔内を不潔にすると全身性の炎症が促され、ジンジバリス菌のようなバクテリアを脳に寄せ付けないようにしているバリア[血液脳関門。脳への物質流入・排出を抑制し有害物質の流入を防ぐ関所のような機関で、実際は堅固に密着した脳毛細血管の内皮細胞。BBBとも呼ばれる]が破壊されることなんて。
食後じっと動かないようにしていると、冷蔵庫に入れておいたフラペチーノが欲しくなる(さあ、今日はこんなに忙しく働いたんだから、飲んでもいいよね!)。糖と脂肪の消費は、今日の(いや毎日の)唯一の「エクササイズ」。起きている間に動き回れる時間なんてないのだ。
そしてやっと、高速に乗って帰宅する時間だ。家へ向かう間は、ブレーキペダルに足を乗せたまま、目の前にいるバカ野郎に叫び続ける。こうして血圧を高く保てば、血液脳関門は穴だらけ。まさに、今晩のグルテンたっぷりパスタの、水切りにに使う「ざる」のようだ。
待てよ、ドライブスルーで何か買いたいな。まずは大きなフライ。アルツハイマー病を誘発する終末糖化産物(AGE)の宝庫だ。トランス脂肪、酸化して再加熱した油にビタミンEが少々。さらに、神経に毒なアクリルアミド入り。フライのひとつひとつに「海馬をぶん殴らせろ!」とうなる小さなボクシンググローブが見えるようだ。
そうだ、ハンバーガーも買おう。トウモロコシ育ちのグラスファッド[食肉牛などを放牧し、牧草のみで育てること]じゃない牛肉は、炎症性のオメガ6脂肪がたっぷりで、反対に抗炎症性オメガ3脂肪は少ない。グルテンが詰まったバーガーパンには、加藤ブドウ糖液糖らしきケチャップが、胃腸内膜と血液脳関門の穴あけに、絶好のスタイルでたっぷり塗られている。
さあ、家に着いた。カビくさいがまあいいか。お気に入りのTV画面の前に倒れ込み、身も心も退屈しているので、ネットフリックスか、ほかの大好きな番組を好きなだけ見る(Wiiテニスとサッカーは子どもにまかせた)。
こうして私たちは、アマレット・チーズケーキと一緒に、マルガリータを1〜3杯飲んでリラックスし、完璧な「アルツハイマー病になろうデー」を締めくくる。照明をつけたまま電子機器がけたたましく鳴っている中眠りに落ちおるまで、うやうやしく仕事に没頭するふりをして。
※アルツハイマー病を起こす原因は、現代人の生活スタイルそのものだ。
軽度の認知機能障害が本格的なアルツハイマー病へとらえんを描いて落ちていくには時間がかかる。
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