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職歴そのD

さて 今日は間が空いてしまっていた職歴の続編を書きます。

アルバイトのとび職を6か月ほどして辞めたわけですが、なかなか次の社員希望の募集もなく
またアルバイトを探したところ、ちり紙交換のアルバイトがあったので応募しました。

そこは家から1時間ほどかかるんですが、他にこれといってなかったので行ってみることにしたんです。

ちり紙交換と言えばイメージとしてはスピーカーで呼びかけるのを想像しますよね
初心者としては気恥ずかしいと思いますが、そこは呼びかけはしないで音楽を流すだけのところだったのです。

正直ほっとしていざ初日、荷台に枠が付いたトラックで回るんです、最初は慣れないところなので
先輩が同乗して教えてくれました。

土地勘のないところを回っていくのですがなるべく大通りは避けゆっくりしたスピードで流して行きました。

流している音楽は【てんとう虫のサンバ♪】でしたね、最初のお客さんがいつくるのかと緊張と期待感でいっぱいでしたが、さすがに先輩は固定客がいるらしくというか見習いの素人の為にお客さんに声をかけてくれていたらしく、そこに近ずくと何人かのおばちゃんが待っててくれていました。

『あら〜新人さんね 頑張ってね』と声をかけられ初めての交換をするんですが、なにしろ経験がないのでこのくらいの新聞ならトイレットペーパー何個と交換なんてわからないんですね。

私が困っていると先輩が『このくらいの量なら 〇個ばい』と言って交換の目安を教えてくれたので助かりました。

1日目は先輩の手助けがあったのでそこそこの量を集めて帰ることができたのです。

今まではどうやって集めてきたものを換金してるんだろうとおもっていましたが、
あらかじめ収集を始める前の車の重量はすでに測ってありますから、収集が終わって事務所に帰り車ごと秤に載って重さを測って重量差が出てくるわけです。

ここでは1年ほど勤めていましたが、いろいろと勉強になることもありました。

その一つとして 収集物は新聞や段ボール、本、空き瓶・・・などいろいろありますよね。
それをただ単に重量で測って換金していたんではもったいないということです!

これも先輩に教わったのですが、紙類は秤売りでいいのですけど、瓶とか缶や本は他にそれぞれ売り場所があり別報酬として売れるので仕訳をしてからまずそこで売った後に事務所に帰ったほうがいいということです。

なるほどね!!と思い実行してみると、瓶なら1本〇円、缶は何キロ〇円、本で言うなら1冊〇円やコミックの連載が揃っていればいい値段になりました。

それとこれは裏技みたいですが、たまに田舎の農家とかに行くと昔からの蔵がありますよね。

そこでは新聞紙が1年分とかあとはいらなくなった古物(古着、掛軸、機械)が出てくる場合があってそのままでは売ってはいけないんですが、古物商の許可書を取得すれば中にはかなりの額になることもあるそうです。

実際に私もお宝は出てきてたんですが古物商を持っていなかったのでできなかったのです、もったいないことです。

そこを辞めるときには『どう?プロにならんね?』とは声を掛けられましたが、完全出来高制ということと、やはり雨のときにはお金にならないと言うことで辞めました。

まあいろいろ職種はありますが、経験してみるとそこそこ教えられることがあり勉強になりますし
自分の引き出しが増えたと思います。

                                                    以上

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