2011年09月26日
ペダル無し自転車
今日は、近くの公園で行われている24時間耐久マウンテンバイクの大会に、夫の妹の旦那さんが出場しているので、皆で応援に行って来ました。彼はこの大会に毎年参加するのですが、土曜日の12時から日曜日の12時まで、24時間決められた公園内のコースをマウンテンバイクで周回し続けるという競技で、各選手はチップが埋め込まれた腕輪を通して何週しているか分かるようになっていて、もちろん多く周回した人が優勝という事になります。私にはちょっと気違いとしか思えないような大会ですが、、、(笑)大会会場に満ちあふれている選手の熱気を感じるのはとても気持ちがよいものです。
息子も、自分の自転車に乗って大会会場周辺を走り回って楽しそうにしていました。息子の自転車は、「ペダル無し自転車」です。
昨年、ドイツに住んでいる友達が、子供をペダル無し自転車に乗せていると聞いてとても興味を持ちました。ドイツでは2歳〜4歳くらいの子供用の自転車では、このペダル無し自転車の方が流行っているんだそうです。幼い頃からペダル無し自転車で慣れてしまうと自然にバランスの取り方を体で覚えてしまうので、5歳くらいで本格的なペダルがある自転車に乗る時に補助輪をつけなくてもすぐに乗れるようになるのだそうです。
スポーツの才能が無いのにひたすらやってきた私にとっては、幼い頃に自然にバランス感覚がつけられれば、それは子供にとって貴重な財産になると思い、クリスマスのプレゼントにペダル無し自転車をプレゼントしたのです。まだまだイタリアではなじみが無いですが、こだわりを持った商品集めをしているおもちゃのお店にて、イメージ通りの気に入ったペダル無し自転車を購入する事ができました。
プレゼントした当時は、まだつま先がやっと届く感じだったので、自転車にまたがってのろのろ歩くという感じでしか使えなかったのですが、この春、夏でぐんっと身長が伸び、きちんと足がつけるようになると、自転車にのって走るという感じで上手く使いこなせるようになりました。
今では、自転車にまたがって走り、スピードが出て来ると両足を宙に浮かしてハンドル操作だけで前に進んだり、時には両足を後輪の軸の所においてハンドル操作したりしています。時々目を離した隙に公園の丘の上から下り坂をピューッと下って行ってしまったりして、時々、ひやっとする事があります。
丘の上まで上って
いっきに下ります。木にぶつからないで!!!
そんな息子を見てイタリア人の他の子供の両親達は、「まあ、小さいのにロテッレ(補助輪)無しで自転車に乗れてすごいわねー」と話かけてくるので、「ええまあ、ペダーレ(ペダル)も無いからねー」と答えると、ビックリしてもう一度息子を見て、「本当だ。ペダルが無い!どうして?」と聞いてきます。「この自転車で慣れると、5歳くらいになった時に補助輪無しですぐに自転車に乗れるんですよ。バランス感覚が養えるので」と言うと、「なるほどー」と深く納得して、「どこで買ったの?」と聞かれたりします。
この自転車を買ったお店の人によると、ペダル無し自転車の発祥は、イタリアのトレンティーノ州なのだそうです。世界で活躍しているスキーヤーが多い州なので、幼い時からバランス感覚を身につけるこのような自転車が発明されたのかなーと想像しました。その後、イタリア国内ではあまり流行らず、ドイツ、オーストリーで受け入れられ爆発的人気になったという事です。
息子はすっかりこの自転車がお気に入りなのですが、たまに公園とかで他の子供から「なんでペダルが無いの?変なのー」とからかわれたりして、「どうして僕の自転車にはペダル無いの?」とか聞いてきます。
義母も「自転車なのにペダルが無いなんてー可哀想に。。。」とずっと怪訝そうな顔をしています。。。。次のクリスマスにペダル付きの自転車をプレゼントされそうな感じがするので、「5歳になったら本格的な自転車を買ってあげるので、それまではこの自転車でバランス感覚を養わせます」と釘刺しておきました。(笑)
確かに、補助輪付きの自転車に乗っている子をよく観察すると、方向を決めるハンドル操作はするけど、ハンドルでバランスを取るという動きは全くしていません。
息子がペダル無し自転車に乗っている時の様子をよく見ると、ハンドルでバランスを取り、重心が補助輪付きの自転車に乗っている子よりも前気味で、カーブをする時は遠心力も上手く操って乗っています。それからペダルやチェーン、補助輪が無く軽量なので、階段を上ったり下りたりする時も自転車から降りてひとりで行う事ができますし、転んでも一人で起き上がって自転車を立て直す事ができます。
パランス感覚が優れているとどのスポーツをやっても伸びると思うので、この自転車を与えたのは良い選択だったと思います。
日本でも流行っているようで、子供同士のレースなんかもあるみたいですね!
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息子も、自分の自転車に乗って大会会場周辺を走り回って楽しそうにしていました。息子の自転車は、「ペダル無し自転車」です。
昨年、ドイツに住んでいる友達が、子供をペダル無し自転車に乗せていると聞いてとても興味を持ちました。ドイツでは2歳〜4歳くらいの子供用の自転車では、このペダル無し自転車の方が流行っているんだそうです。幼い頃からペダル無し自転車で慣れてしまうと自然にバランスの取り方を体で覚えてしまうので、5歳くらいで本格的なペダルがある自転車に乗る時に補助輪をつけなくてもすぐに乗れるようになるのだそうです。
スポーツの才能が無いのにひたすらやってきた私にとっては、幼い頃に自然にバランス感覚がつけられれば、それは子供にとって貴重な財産になると思い、クリスマスのプレゼントにペダル無し自転車をプレゼントしたのです。まだまだイタリアではなじみが無いですが、こだわりを持った商品集めをしているおもちゃのお店にて、イメージ通りの気に入ったペダル無し自転車を購入する事ができました。
プレゼントした当時は、まだつま先がやっと届く感じだったので、自転車にまたがってのろのろ歩くという感じでしか使えなかったのですが、この春、夏でぐんっと身長が伸び、きちんと足がつけるようになると、自転車にのって走るという感じで上手く使いこなせるようになりました。
今では、自転車にまたがって走り、スピードが出て来ると両足を宙に浮かしてハンドル操作だけで前に進んだり、時には両足を後輪の軸の所においてハンドル操作したりしています。時々目を離した隙に公園の丘の上から下り坂をピューッと下って行ってしまったりして、時々、ひやっとする事があります。
丘の上まで上って
いっきに下ります。木にぶつからないで!!!
そんな息子を見てイタリア人の他の子供の両親達は、「まあ、小さいのにロテッレ(補助輪)無しで自転車に乗れてすごいわねー」と話かけてくるので、「ええまあ、ペダーレ(ペダル)も無いからねー」と答えると、ビックリしてもう一度息子を見て、「本当だ。ペダルが無い!どうして?」と聞いてきます。「この自転車で慣れると、5歳くらいになった時に補助輪無しですぐに自転車に乗れるんですよ。バランス感覚が養えるので」と言うと、「なるほどー」と深く納得して、「どこで買ったの?」と聞かれたりします。
この自転車を買ったお店の人によると、ペダル無し自転車の発祥は、イタリアのトレンティーノ州なのだそうです。世界で活躍しているスキーヤーが多い州なので、幼い時からバランス感覚を身につけるこのような自転車が発明されたのかなーと想像しました。その後、イタリア国内ではあまり流行らず、ドイツ、オーストリーで受け入れられ爆発的人気になったという事です。
息子はすっかりこの自転車がお気に入りなのですが、たまに公園とかで他の子供から「なんでペダルが無いの?変なのー」とからかわれたりして、「どうして僕の自転車にはペダル無いの?」とか聞いてきます。
義母も「自転車なのにペダルが無いなんてー可哀想に。。。」とずっと怪訝そうな顔をしています。。。。次のクリスマスにペダル付きの自転車をプレゼントされそうな感じがするので、「5歳になったら本格的な自転車を買ってあげるので、それまではこの自転車でバランス感覚を養わせます」と釘刺しておきました。(笑)
確かに、補助輪付きの自転車に乗っている子をよく観察すると、方向を決めるハンドル操作はするけど、ハンドルでバランスを取るという動きは全くしていません。
息子がペダル無し自転車に乗っている時の様子をよく見ると、ハンドルでバランスを取り、重心が補助輪付きの自転車に乗っている子よりも前気味で、カーブをする時は遠心力も上手く操って乗っています。それからペダルやチェーン、補助輪が無く軽量なので、階段を上ったり下りたりする時も自転車から降りてひとりで行う事ができますし、転んでも一人で起き上がって自転車を立て直す事ができます。
パランス感覚が優れているとどのスポーツをやっても伸びると思うので、この自転車を与えたのは良い選択だったと思います。
日本でも流行っているようで、子供同士のレースなんかもあるみたいですね!
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