2015年07月28日
モデルルームの魔力!?見学前に知っておくべき部屋の広さの錯覚
モデルルームでお客様に言わせたい言葉は?
初めてモデルルームの見学に行くあなたに是非伝えておきたい事が有ります。
特に、3LDKと4LDKの混在するマンションで、
「私は、中部屋の3LDKでいいや」
と考えている方は必見です。
先に結論から言います。
モデルルームは、中住戸の平凡な間取りでは無く、一番広いタイプの窓が多い角住戸の部屋が圧倒的に多いため、部屋の広さを錯覚して「がっかり」される方が非常に多い
という事です。
「えっ、”がっかり?” 意味が分からない」
この時点で分かれば、このブログを書く意味がありません。
今から、説明していきますね。
私は仕事柄、マンションをいくつもやってきた中で
様々なモデルルームを見て来ましたし、実際に棟外や棟内で造ったこともありました。
先程の言葉がその経験から導き出した一つの結論です。
まず初めに知っておいてもらいたい事は、販売員さんがあなたに言わせたい言葉は
「わぁ、広〜い!!」
なのです。
どうしても、一軒家に比べて狭いイメージのマンション。
部屋数も、部屋の大きさもどうしても劣っているという先入観をもって来るお客さんが多いのが事実です。
でもマンションの販売員も負けてません。
「だったら、一番広くて開放感ある部屋を造ってやろうよ」
と意気込んで、いろんな仕掛けを施していくのです。
しかも、その手法は様々で、いつも同じ手法だけではありません。
例えば、
・全タイプで一番広くて魅力的な部屋をモデルルームにする
・メニュープランなどで4LDKを3LDK(和室を無くす)等のタイプにする
・部屋数を減らさない場合は、1部屋を小さな書斎等にしてリビングを広くする
・とにかく、廊下からリビングに出た時の開放感を得るために実際の風景のような写真を貼る
・標準で小さな家具などが付いていたら思いきって取り払う
などなど、
「正直、そこまでするか?」
と内心思ってしまう程の物もちらほらあります。
が、効果の程は?というと、
はっきり言って効果絶大です。
錯覚してしまう理由とは
「錯覚って言っても、何をどういう風に錯覚しているの?」
という声も聞こえて来そうですが、
はっきり言って
「自分で錯覚している、と感じる様では”錯覚”とは呼びません。
知らず知らずのうちに無意識のうちに刷り込まれているから”錯覚”なのです」
この事実は次に述べるお客様とのやり取りの中で
「私の感覚からすると9割の人は錯覚している」
と確信してる。
というのは、錯覚しているかどうかは、
「内覧会」の時に聞くことになる、
多くのお客様の初めて自分の部屋を見た時に出るある発言から、心理が読み取れるからです。
その言葉は、
「あれ、思ったより狭い」
そこで、逆に質問をしてみましょう。
「思ったより、って何を思ったのですか?」
となると出て来る答えは1つ、
それは、「モデルルーム」です。
「モデルルームではこの辺がもっと広くて…」
「モデルルームでは和室が無くて開放感がもっとあって…」
「モデルルームに貼ってあった景色は開放感あったのに、何この景色…」
「モデルルームでは…」
「モデルルームでは…」
でも、安心して下さい。
それは仕方ない事です。
むしろその感覚が普通!!
その理由を説明しますね。
実は、購入者の多くが「一番広いタイプのモデルルームの部屋」のサイズを、「自分が購入する部屋」のサイズとして認識しているのです。
一般の購入者が、パンフレットや図面を見て大きさをイメージするという事はかなり難易度が高い事です。
むしろ、はっきり言って無理。
(私たちでプロでさえ、思ったより広い。とか思う事が有るくらいですから)
という事は、現実問題として
「モデルルームの部屋が広いという印象」が、自分の部屋のイメージとして刷り込まれてしまっても不思議では無く、むしろ当然の結果なのです。
だって、それしかイメージするものが無いのですから…。
だから、実際の部屋を見た時にイメージが先行していて
「あれ、思ったより狭い」
という言葉がぽろっと出て来るのです。
まとめ
モデルルームのタイプが自分の購入するタイプと同じでは無いという方は、
実際にモデルルームを見学しに行った時に、
「実際に見た広さと、自分の部屋の広さは違うんだよ!!」
という意識を強く持っておかないと、内覧会の時に「がっかり」してしまう可能性が非常に高いという事です。
モデルルーム行く前にまずはパンフレットを取り寄せよう
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