2022年02月06日
椅子に数わる時間は短い方が健康にいい!
椅子に長時間座るのは体に悪いそうだ。
連続して15分以上座ることがないようにって・・・
これはなかなか厳しい現実。
だが、この記事の中で指摘されているのは、運動不足の問題。
エアロバイクでもいいし、家の中で、コロナ禍でも運動はできる。
ちょっとしたエクササイズでもいいということだ。
意識をすることで少しでも健康になれれればいいのだ。
Yahoo!より、
「イスに長時間座る人」が知るべき甚大な健康被害
2/3(木) 11:01配信
東洋経済オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/5aa3bb0fcf2569af49d0fc8ddc3ddefccf5e9978
記事より、
20年間に2000人以上の大腸がん手術に携わってきたがんの専門医であり、予防医療のヘルスコーチでもある石黒成治氏は、「筋トレは万能薬です」と語ります。医学的な根拠と石黒氏自身の実践を通じて導き出された、健康な運動法とは? 『医師がすすめる 太らず 病気にならない 毎日ルーティン』を一部抜粋・再構成してお届けします。
2000年まで、運動は健康によいもの、やったほうがよいものという捉えられ方だった。しかし、ここ20年の医学的研究により、運動不足は、慢性疾患や死亡の実際の原因である、と分類されるようになった。それは運動不足が、喫煙やアルコール、悪い食習慣と同じく病気の原因であるという意味だ。
運動によって筋肉から分泌されるインターロイキン6はまったく逆の働きをする。インスリン抵抗性を改善して糖尿病を予防する効果があるのだ。このメカニズムは筋肉と腸の会話によって引き起こされる。
そして、運動によって、腸内の善玉菌の割合が増え、腸内細菌の多様性(種類)を増大させる、ということもわかってきた。
運動が腸内の善玉菌である乳酸菌の数を増加させる。乳酸は腸内を酸性環境に保ち、病原菌を排除し腸粘膜の免疫機能を維持するうえで重要な物質。さらに運動によって数が増える別の菌がこの乳酸を餌にして短鎖脂肪酸を合成する。
習慣的に運動を行っている人は運動を行っていない人と比べて明らかに「腸内細菌の多様性が高い」ことも報告されている。「腸内細菌が多様であること」が、免疫力を高め病気にならないために重要であることがわかっている。
運動不足の人の代表は、座っている時間が長い人だ。仕事で1日中デスクワークをしている人は、その行為自体が寿命を縮めていると認識しなくてはいけない。座位時間が延びれば延びるほど、全死亡および心臓病による死亡に関連があることが報告されている。座位時間が最大の場合、死亡のリスクは1.54倍だった。
その要因は、筋肉の血流が低下することだ。筋肉はわずかながらの動きがあれば代謝が低下することはない。しかし座った状態では筋肉の活動、とくに下肢の筋肉の活動は完全に停止している。筋肉内の血管の刺激がなくなり、血管の細胞で作られる一酸化窒素合成酵素が低下する。この結果、慢性炎症を引き起こしてさまざまな疾患の誘因になることが想定される。
イスに座って生活する時間が長いと最大酸素摂取量は当然かなり低い値になる。座りがちな人の50歳時の値が、積極的な運動をしている人の80歳時の値に相当する。つまり30年分の健康被害があるといえるのだ。
これを防ぐためには、連続して15分以上座ることがないように、適宜立ち上がって簡単な下肢運動(屈伸や背伸びなど)を欠かさないようにしなくてはならない。
筋肉の量は30歳を超える頃から年間約250gずつ失われていく。しかしその重量に相当する脂肪(500g程度)が増加するため一見体重の増減がない。若い頃から体重が変わらないので安心と思っていても、その質は大いに変わっているということだ。
そして50〜75歳に約25%の筋力が失われる。歩行困難や立位困難など日常生活に支障が出るほどの筋肉が萎縮する状態を「サルコペニア」と呼ぶが、「サルコペニア」になると、死亡や介護を必要とするリスクが2倍に上昇する。60歳で維持している筋肉の量が、その人の寿命の長さに一致する。
年齢に関係なく筋トレによって筋力を強化することは可能だ。40代であっても、50代であっても、60代になるまで待つことなく筋力トレーニングを開始すれば、将来のサルコペニアの心配はなくなる。
連続して15分以上座ることがないようにって・・・
これはなかなか厳しい現実。
だが、この記事の中で指摘されているのは、運動不足の問題。
エアロバイクでもいいし、家の中で、コロナ禍でも運動はできる。
ちょっとしたエクササイズでもいいということだ。
意識をすることで少しでも健康になれれればいいのだ。
Yahoo!より、
「イスに長時間座る人」が知るべき甚大な健康被害
2/3(木) 11:01配信
東洋経済オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/5aa3bb0fcf2569af49d0fc8ddc3ddefccf5e9978
記事より、
20年間に2000人以上の大腸がん手術に携わってきたがんの専門医であり、予防医療のヘルスコーチでもある石黒成治氏は、「筋トレは万能薬です」と語ります。医学的な根拠と石黒氏自身の実践を通じて導き出された、健康な運動法とは? 『医師がすすめる 太らず 病気にならない 毎日ルーティン』を一部抜粋・再構成してお届けします。
2000年まで、運動は健康によいもの、やったほうがよいものという捉えられ方だった。しかし、ここ20年の医学的研究により、運動不足は、慢性疾患や死亡の実際の原因である、と分類されるようになった。それは運動不足が、喫煙やアルコール、悪い食習慣と同じく病気の原因であるという意味だ。
運動によって筋肉から分泌されるインターロイキン6はまったく逆の働きをする。インスリン抵抗性を改善して糖尿病を予防する効果があるのだ。このメカニズムは筋肉と腸の会話によって引き起こされる。
そして、運動によって、腸内の善玉菌の割合が増え、腸内細菌の多様性(種類)を増大させる、ということもわかってきた。
運動が腸内の善玉菌である乳酸菌の数を増加させる。乳酸は腸内を酸性環境に保ち、病原菌を排除し腸粘膜の免疫機能を維持するうえで重要な物質。さらに運動によって数が増える別の菌がこの乳酸を餌にして短鎖脂肪酸を合成する。
習慣的に運動を行っている人は運動を行っていない人と比べて明らかに「腸内細菌の多様性が高い」ことも報告されている。「腸内細菌が多様であること」が、免疫力を高め病気にならないために重要であることがわかっている。
運動不足の人の代表は、座っている時間が長い人だ。仕事で1日中デスクワークをしている人は、その行為自体が寿命を縮めていると認識しなくてはいけない。座位時間が延びれば延びるほど、全死亡および心臓病による死亡に関連があることが報告されている。座位時間が最大の場合、死亡のリスクは1.54倍だった。
その要因は、筋肉の血流が低下することだ。筋肉はわずかながらの動きがあれば代謝が低下することはない。しかし座った状態では筋肉の活動、とくに下肢の筋肉の活動は完全に停止している。筋肉内の血管の刺激がなくなり、血管の細胞で作られる一酸化窒素合成酵素が低下する。この結果、慢性炎症を引き起こしてさまざまな疾患の誘因になることが想定される。
イスに座って生活する時間が長いと最大酸素摂取量は当然かなり低い値になる。座りがちな人の50歳時の値が、積極的な運動をしている人の80歳時の値に相当する。つまり30年分の健康被害があるといえるのだ。
これを防ぐためには、連続して15分以上座ることがないように、適宜立ち上がって簡単な下肢運動(屈伸や背伸びなど)を欠かさないようにしなくてはならない。
筋肉の量は30歳を超える頃から年間約250gずつ失われていく。しかしその重量に相当する脂肪(500g程度)が増加するため一見体重の増減がない。若い頃から体重が変わらないので安心と思っていても、その質は大いに変わっているということだ。
そして50〜75歳に約25%の筋力が失われる。歩行困難や立位困難など日常生活に支障が出るほどの筋肉が萎縮する状態を「サルコペニア」と呼ぶが、「サルコペニア」になると、死亡や介護を必要とするリスクが2倍に上昇する。60歳で維持している筋肉の量が、その人の寿命の長さに一致する。
年齢に関係なく筋トレによって筋力を強化することは可能だ。40代であっても、50代であっても、60代になるまで待つことなく筋力トレーニングを開始すれば、将来のサルコペニアの心配はなくなる。
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