2020年04月18日
トヨタのスマートシティ?
トヨタのスマートシティってなんだ?
その答えは、掛け声だけ、というのが今の状態だ。
Yahoo!より、
樹木に囲まれた「トヨタのスマートシティー」 どんな場所?予定地を歩くと……センチュリー製造の名門工場
4/17(金) 7:02配信withnews
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200416-00000002-withnews-sci
記事より、
「未来都市」とか「スマートシティ」って、興味ありますか? 「ドラえもん」が大好きだった私は、もう興味津々です。そこで、トヨタ自動車が今年1月に発表した、自動運転や人工知能(AI)の実証都市「Woven City(ウーブンシティ)」を取材しました。建設予定地の工場は、富士山の近くにある静岡県裾野市にあります。世界が注目する「未来都市」はどんな場所にできるのか、静岡県を担当する記者として、現地を歩いて考えてみました。(朝日新聞静岡総局記者・矢吹孝文)
街の予定地「ものすごく広い」
東京都心から東名高速で約1時間半。裾野インターチェンジで降りると、目の前にトヨタ自動車の子会社「トヨタ自動車東日本」の東富士工場があります。ここが閉鎖してウーブンシティになり、将来的には隣にあるトヨタの東富士研究所の敷地と合わせて約70ヘクタールが新しい街として開発されるそうです。これは東京ディズニーランドの1.5倍くらいで、明治神宮と同じくらい。なるほど、けっこう広そうですね。
東富士工場と東富士研究所がつながった三角形の敷地を、歩いて1周することにしました。結果からいうと、富士山の裾野にある敷地なのでかなり高低差があり、2時間以上かかりました。「けっこう広い」ではなく、「ものすごく広い」でした。
樹木に囲まれた工場
歩いていれば見晴らしのいい場所から工場の建物が見えるかと思ったら、敷地は道路より高い場所にあり、樹木に囲まれているため内部はほとんど見えません。道路をまたぐ歩道橋にも、工場と研究所の側にはボードで目隠しがされています。やはり、トヨタの開発拠点はガードが堅いようです。
工場の正門だけは、出入りする車両や中にある建物がよく見えました。建物の壁には、ここでつくっているワゴン型のタクシー車両「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」の写真が大きく掲げられています。天皇陛下の即位パレードでも使われたトヨタの最高級車「センチュリー」も1967年の発売以来、ずっとこの工場だけで作られてきました。
まだ謎が多い計画
ウーブンシティの発表後、地元の裾野市役所は、駅前を含めた周辺を再開発し、トヨタの敷地外にも自動運転車を走らせるなどの規制緩和を目指す計画を立てました。ウーブンシティと地域の相乗効果を狙ったものですが、市の担当者はトヨタの計画の詳細について、「まだトヨタから知らされていない」とのこと。
トヨタは、この地域をどのように開発していくつもりなのでしょう。広報部に取材すると「今のところ、1月に発表した内容がすべてです」との回答。追加の発表があるまで、ウーブンシティに関する取材には一切応じられないのだそうです。
新型コロナウイルスの影響は自動車業界の全体に及んでいます。将来を見通すのは難しいですが、現在の予定では2020年末までに東富士工場は閉鎖し、ウーブンシティは2021年初頭に着工。20年代半ばには稼働するとみられます。
街が本格的に完成して実証実験の成果が出るには、もっと時間がかかるでしょう。企業や地元に取材網を持つ新聞社として、継続的に取材していく予定です。
アメリカや中国、カナダや中東でつくられているスマートシティに関心を持つ人が多いように、トヨタのウーブンシティも海外から関心を集めています。
その答えは、掛け声だけ、というのが今の状態だ。
Yahoo!より、
樹木に囲まれた「トヨタのスマートシティー」 どんな場所?予定地を歩くと……センチュリー製造の名門工場
4/17(金) 7:02配信withnews
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200416-00000002-withnews-sci
記事より、
「未来都市」とか「スマートシティ」って、興味ありますか? 「ドラえもん」が大好きだった私は、もう興味津々です。そこで、トヨタ自動車が今年1月に発表した、自動運転や人工知能(AI)の実証都市「Woven City(ウーブンシティ)」を取材しました。建設予定地の工場は、富士山の近くにある静岡県裾野市にあります。世界が注目する「未来都市」はどんな場所にできるのか、静岡県を担当する記者として、現地を歩いて考えてみました。(朝日新聞静岡総局記者・矢吹孝文)
街の予定地「ものすごく広い」
東京都心から東名高速で約1時間半。裾野インターチェンジで降りると、目の前にトヨタ自動車の子会社「トヨタ自動車東日本」の東富士工場があります。ここが閉鎖してウーブンシティになり、将来的には隣にあるトヨタの東富士研究所の敷地と合わせて約70ヘクタールが新しい街として開発されるそうです。これは東京ディズニーランドの1.5倍くらいで、明治神宮と同じくらい。なるほど、けっこう広そうですね。
東富士工場と東富士研究所がつながった三角形の敷地を、歩いて1周することにしました。結果からいうと、富士山の裾野にある敷地なのでかなり高低差があり、2時間以上かかりました。「けっこう広い」ではなく、「ものすごく広い」でした。
樹木に囲まれた工場
歩いていれば見晴らしのいい場所から工場の建物が見えるかと思ったら、敷地は道路より高い場所にあり、樹木に囲まれているため内部はほとんど見えません。道路をまたぐ歩道橋にも、工場と研究所の側にはボードで目隠しがされています。やはり、トヨタの開発拠点はガードが堅いようです。
工場の正門だけは、出入りする車両や中にある建物がよく見えました。建物の壁には、ここでつくっているワゴン型のタクシー車両「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」の写真が大きく掲げられています。天皇陛下の即位パレードでも使われたトヨタの最高級車「センチュリー」も1967年の発売以来、ずっとこの工場だけで作られてきました。
まだ謎が多い計画
ウーブンシティの発表後、地元の裾野市役所は、駅前を含めた周辺を再開発し、トヨタの敷地外にも自動運転車を走らせるなどの規制緩和を目指す計画を立てました。ウーブンシティと地域の相乗効果を狙ったものですが、市の担当者はトヨタの計画の詳細について、「まだトヨタから知らされていない」とのこと。
トヨタは、この地域をどのように開発していくつもりなのでしょう。広報部に取材すると「今のところ、1月に発表した内容がすべてです」との回答。追加の発表があるまで、ウーブンシティに関する取材には一切応じられないのだそうです。
新型コロナウイルスの影響は自動車業界の全体に及んでいます。将来を見通すのは難しいですが、現在の予定では2020年末までに東富士工場は閉鎖し、ウーブンシティは2021年初頭に着工。20年代半ばには稼働するとみられます。
街が本格的に完成して実証実験の成果が出るには、もっと時間がかかるでしょう。企業や地元に取材網を持つ新聞社として、継続的に取材していく予定です。
アメリカや中国、カナダや中東でつくられているスマートシティに関心を持つ人が多いように、トヨタのウーブンシティも海外から関心を集めています。
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