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2017年08月21日

広島市の土砂災害から3年、災害があっても住み続けたい住民が安佐南区・安佐北区・佐伯区に圧倒的に多い現実、そして災害は繰り返されるが被害は最小にできる

被災地とは、広島市の安佐南区・安佐北区・佐伯区だ。
これをきちんと書かずに広島市の北部などという具体的な場所が分からないようにカモフラージュするTBSは公の報道機関としては異常だ。
参考)土砂災害ハザードマップ(安佐南区・安佐北区・佐伯区)について
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1256201335621/index.html
それ以外の防災関係の情報は以下、いずれも広島市のページ。
危険な区域を確認する(土砂災害警戒区域/浸水想定区域など)
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1256201335621/index.html
防災の上で大切なことは、まず第一に、危険な区域を確認するということだ。
これが無ければ、災害情報をTBSが出したとしても何のことかわからないし、具体的にどこが危険かということが分からないのでは、逃げようも、避難のしようもない。
こういう当たり前のことがTBSは分かっていないようだ。
未だに、ハザードマップ情報を報道すると地価が下落するから不動産業者などから苦情が来るということを恐れているのだろう。
Yahoo!より、
77人死亡の広島土砂災害から3年、被災地は今
8/20(日) 18:11配信 TBS News i
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20170820-00000027-jnn-soci
記事より、
3年前の未明、広島市の北部では局地的に猛烈な雨が降りました。多発した土石流は山沿いにあった住宅地に達します。流れ込んだ大量の土砂や崩れた家の下敷きになるなどして、77人が亡くなりました。
土砂災害から3年、被災地には砂防えん堤が数多く完成しました。こういったハード面の強化によって、いっときはこの場所を離れていた住民の方々も、少しずつ戻りつつある・・・
「ここ(被災地)の住民たちも多少風化が進んでいて、避難準備情報が出たり、避難勧告がことしも出たが、そのときにも避難されない」(松井憲副会長)・・・
土砂災害防止のための砂防ダム(砂防えん堤)ができることで、逆に安心してどんどん人が戻っているというのが現実だ。
もちろん、砂防ダムの効果は一定程度あるだろう。
だが、そもそも危険な土地であることには変わりがない。
危険な土地でも大雨などの時には他所に避難することや、土砂災害でも死なない鉄筋コンクリートの家にするのなら問題はない。
要するに個人レベルでのソフトやハードの対応次第で、77人が死ぬようなケースは防ぐことができるのだ。
そのためには、具体的などこが危険で、何をすればいいかをマスコミは周知する必要がある。
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