棒人間ニュース〜今日の気になるニュース〜

平成以来の大量殺人として報道された、神奈川県の知的障害者施設、津久井やまゆり園．
なぜ、これだけの数の患者が知的障害者とはいえ短時間で殺されてしまったのかというのは少々疑問だった．
以下を見て少し納得できたので紹介．
参考）Enpedia　の　相模原市障害者福祉施設殺傷事件
https://enpedia.rxy.jp/wiki/相模原市障害者福祉施設殺傷事件
これによると、
元職員の女性の証言によると重度障害者は睡眠薬を使うことがあり、この時間帯はそのために入所者は熟睡していた可能性が高い・・・
ということなのである．
つまり、凶行を行なったもと職員としては、やまゆり園での知的障害者の扱いは、夜になったら就寝するように、むりやり睡眠薬で眠らせて、少人数での対応を可能にしているということを言っているのだ．
このような看護というか扱いというか、なんとも言えないところがある．
凶行自体には同情の余地はないが、こうした、知的障害者に夜は手間を省くため、効率的に低コストで管理するために睡眠薬を与えらて眠らされる知的障害者施設って・・・
これは県の指定管理の施設なので、県がそうしたことで民間の運営車が看護？をすることを仕様書として認めているというか、そうしなさいと定めていたということである．
引き続き、やまゆり園は同じ指定管理者で運営がされる見込みだというのだが、神奈川県としてはそれで本当に良いのだろうか．
家族の会の同意を得て進めているということであるが、家族の会が良いからというだけで、引き続き睡眠薬漬けの看護でいいのだろうかというと、なかなかはいその通りと言えるものではないだろう．
Yahooより．
「地域移行」に逆行　やまゆり園建て替え巡り集会
カナロコ by 神奈川新聞 12/15(木) 18:30配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161215-00014192-kana-l14
この記事には、本稿で触れたような、やまゆり園での睡眠薬の常用ということも触れられていたのではないだろうか．
当初、この報道を見た時には、関係ない人が騒いでいるだけ、と冷たく見ていたのだが、やまゆり園での大量殺人は睡眠薬の常用により看護負担を軽くして低コストで知的障害者を対処する施設、ということが分かるとちょっと微妙な気持ちになってしまったところ．
共に生きるというのはこういうことを言うのだろうか？

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