流石に震度7により半壊した住宅は、震度5強クラスの地震に再度襲われると倒壊してしまう。
実際、奥能登には、このような半壊して、大きな地震が再びあると全壊する建物が多くあるので、いまだに注意が必要だ。
公費解体が行われているものの、時間がかかる。
時間がかかるのは所有者の確認などのためだ。
家を補修するのであれば、大きな問題はないが、解体となると財産が消失してしまうので所有者全員の合意が求められるためだ。
NHKより、
【地震】石川県 輪島 珠洲で震度5強 大けが1人 5棟倒壊
2024年6月3日 17時34分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240520/k10014454731000.html
3日朝、石川県能登地方を震源とするマグニチュード6.0の地震があり、石川県で震度5強の揺れを観測しました。気象庁は今後1週間ほど最大震度5強程度の揺れに注意するよう呼びかけています。
午後5時の時点で、輪島市で住宅など5棟が倒壊する建物被害が確認されています。また、津幡町でベッドからおりようとした60代の女性が転倒し大けがをしたということです。
地震があったのは3日午前6時31分ごろで、震度5強の揺れを石川県の輪島市と珠洲市で、震度5弱を能登町で観測しました。
気象庁によりますと、震源地は石川県能登地方で、震源の深さは14キロ、地震の規模を示すマグニチュードは6.0と推定されています。
この地震について気象庁は観測データを詳しく解析した結果、地震の規模を示すマグニチュードを5.9から6.0に、震源の深さを10キロから14キロにそれぞれ更新しました。
会議のあと馳知事は「住宅の倒壊などに不安がある人は、避難所などの安全な場所に身を寄せて命を守ってほしい」と述べました。
輪島市 2階建て住宅の1階部分が倒壊
NHKが撮影した映像では、石川県輪島市大屋地区にある2階建ての住宅の1階部分が倒壊し、住宅のとびらなどが道路にはみ出している様子が確認できます。
警察によりますと、この住宅は2日の時点では倒壊していなかったということです。
また、今のところけが人の情報は入っていないということです。
建物の倒壊も相次いだことについて建築構造が専門で、京都大学の五十田博教授は「一度大きな揺れに襲われると建物は弱くなり、半壊の建物の耐震性能は半分くらいになっていると考えた方がよい。本来倒れないような規模の余震でも、建物が倒れることは過去にも起きていて警戒が必要だ」と指摘しています。
その上で「余震による被害を防ぐために被災地で応急危険度判定が行われている。危険を示す赤色は立ち入らず、要注意の黄色も長時間滞在しないことが原則だ」としています。
五十田教授によりますと、地震から時間がたち応急危険度判定のステッカーがはがれているケースもあるということで、周囲の人の安全のためにも修理したり解体したりするまでは掲示を続けてほしいとしています。
また、公費解体の準備をしているような倒壊した建物も余震でさらに崩れることもあり、被害が出ている建物にはできるだけ近づかないように注意してほしいと呼びかけています。
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