能登半島地震、熊本地震、阪神・淡路大震災全て、1階がぺしゃんこになることで建物そのものに押しつぶされた圧死で亡くなることがほとんどだろう。
あまり家具の話だけを出すと、対策のしやすい家具転倒防止対策だけ行い、安心ということになりかねないか?
あくまで1階が危ない、また、寝室には頭の上に落ちてくるような家具などは置かない、というのが大事ではないだろうか?
命を守るためには古い住宅の場合は1階に長居をしないこと、というのは明らかに言えることだ。2階なら命を落とすことはない、というのが今回の能登半島地震でも明らかになっている。
Yahoo!より、
【能登半島地震】亡くなった方の多くの原因は「建物の倒壊」 東北大学の専門家 現地の「建物倒壊」を分析(宮城)
2/1(木) 21:30配信
ミヤギテレビ
https://news.yahoo.co.jp/articles/b1094573513522bf57c2eccce0b433c282992382
記事より、
「能登半島地震」により石川県内で240人の犠牲者が確認されるなか、亡くなった方の多くが建物の倒壊によるものだった。
なぜ、建物の被害が大きくなったのか。
専門家の分析と、私たちができる備えについてお伝えする。
東北大学災害科学国際研究所の柴山明寛准教授。
地震発生直後の1月4日から石川県内に入り、建物被害について現地調査を行った。
柴山明寛准教授「共通する部分としては、やはり建物が古いところで、被害が出ているところは共通している。珠洲市の場合は、基本的にほとんどの建物が倒れている状況がわかった」
1月3日の珠洲市内の映像だ。
地震で住宅が折り重なるように崩れ、海に近いこの地区では、その後津波にも襲われ、壊滅的な被害となった。
その要因の1つと考えられるのが、住宅の「耐震化率」の低さだ。
全国平均が87%であるのに対して、珠洲市は51%、輪島市は45.2%だった。
柴山明寛准教授「能登に関しては、2007年に能登半島地震が起きていて、そのほかにも群発の地震が起きていた。建物に関しては徐々に損傷を受けている。損傷が蓄積されていって、次に大きい地震の時に耐えられなくて崩壊してしまう事例がある」
柴山明寛准教授「いま自治体によって無料の耐震診断もしていただけますし、一部補助が出るので無料診断をお願いできればと思っています。実際に建物が今回いろんな地震で被害を受けなかった建物に関しても、実は建物は地震によって弱くなっている可能性がある」
自治体によって差はあるが、工事費用もサポートし、宮城県全体で92%という「耐震化率」を2025年度末までに95%以上にすることを目指している。
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