能力が低くても残業代は支払わなければならない。
これが法律だ。
前時代的な職場だと言わざるを得ない。
Yahoo!より、
「仕事が遅いからでしょ?」「本当に必要?」 国立病院機構グループ病院で「残業代未払い」が横行
2/21(火) 16:12配信
文春オンライン
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5f76b9acfb1a1d6073a062b5d39724cc506ef30
記事より、
独立行政法人国立病院機構(NHO)に所属する全国の病院で働く看護師に対して、残業代の未払いが常態化していることが「 週刊文春 」の取材でわかった。こうした看護師への処遇は労働基準法に違反する疑いがある。小誌には2月20日の時点でNHOの看護師101人から告発が寄せられており、多数の看護師が証言した。
NHO傘下の多くの病院では、看護師が残業する場合、上司に「〇時間残業したい」と事前に申請する仕組みで、通らなければ残業代は支払われないという。
東京医療センターの元看護師が語る。
「若い人ほど、申請は通りません。新人の頃、朝の7時から深夜0時すぎまで働くこともありましたが、『自分の仕事が遅いからでしょ?』と、言われ、残業代は全く貰えませんでした」
「最近、勤怠がハンコ管理からICカードに変わりましたが、残業は変わらず申告制。退勤の打刻と定時に30分以上の乖離があると上司から『何の時間? 本当に必要だったの?』と問い詰められます。もちろん残って仕事をやっていたのですが、結局、責められるのが嫌で打刻をしてから仕事に戻ってサービス残業をする看護師が多い」(同前)
「担当していた看護師からの引継ぎや、患者さんのデータを読み込む必要があり、大体30〜45分ほどを要します。しかし、勤務時間には組み込まれておらず、ほとんどの看護師が自主的に早めに来て行っている。前残業分の給与は10年以上の間、一度も支払われたことがありません」(東京医療センター看護師)
労働問題に詳しい旬報法律事務所の佐々木亮弁護士は、こう指摘する。
「仕事に必要な資料の読み込みは労働時間に含まれ、賃金を払わないのであれば労働基準法違反になる。実際の残業時間を申請しても認めない場合も違反に当たります」
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