広島の大久野島。
うさぎ好きにはたまらない島。
うさぎ好きでなくても、きっと行けばうさぎ好きになるだろう。
それにしても、うさぎ島出会ったり、毒ガスの島、だったりという呼ばれ方はなんだかなと思う。
歴史的には事実なのだけれども。
それにしても、今は数百匹・・・あまりにアバウト。
Yahoo!より、
国内外から注目の「ウサギ島」、そもそもなぜ増えた? 半世紀前の新聞が語る真相
2/5(日) 10:10配信
中国新聞デジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/07e27a7913ff0d9cc4e63126ef9f94643bffeb60
記事より、
広島県竹原市の沖合3キロに位置する大久野島は「ウサギ島」や「毒ガスの島」として知られています。どこからウサギが増えたのか、ネットで検索すると、毒ガスの実験動物だった説から、学校飼育を放った説などあり、また、最初の匹数についても、5匹や8匹など、複数の説が出ています。果たしてどの説が正しいのか、過去の中国新聞の紙面をたどりながら「ウサギ島」の源流を探ってみましょう。
大久野島のウサギが初めて紙面に登場したのは、1972年4月21日付。「移入野ウサギが異常繁殖」という見出しで、広域地方版のトップ記事として掲載されています。
この記事によると、大久野島にウサギを放したのは島内の国民休暇村で、時期は「1年半前」、「白と白黒、合わせて8組のつがい」とあります。掲載日の1年半前ですから、この記事によると、時期は1970年の末ごろ、放ったのは16匹。
放つ前に野犬や野ネコを一掃して準備したところ、島内は天敵がおらず、緑豊かで温暖な気候という好条件がそろい、1年半で200匹にまで増えました。記事中では「島のアイドルにするつもりが、害獣に」という苦悩のコメントが載っています。
それからしばらく、大久野島のウサギは紙面に登場していませんでしたが、17年後の1989年4月20日付に「野生のウサギ すっかり人慣れ」「観光客の人気集める」の記事が見つかりました。
島内のウサギは「200〜300匹」と推定し、人に慣れだしたのは「2年前から」とあります。朝と夕方、港から休暇村本館周辺の道路沿いに勢ぞろいし、観光客や休暇村職員にえさをねだっていたようです。
4年後の1993年8月2日付には「増え過ぎちゃって困るの!!」「大久野島のウサギ ただいま500匹」「観光客の人気者でも食害深刻」「庭木かじり、芝生掘る」の見出しで紹介されています。記事では島のウサギは「28年前」に「お客に喜んでもらおう」と休暇村が放ったとあり、計算すると1965年前後。増加に拍車をかけたのが「捨てウサギ」です。この記事の3年前、米国人が連れて来た1匹は初めての茶色で、それまで真っ白なウサギだけだったのがすぐに交雑が始まったとあります。
なるほど、1972年の記事では「白と白黒のつがい」しか放たなかったのに、現在は茶系などのウサギがたくさんいる理由が分かりました。ちなみに、筆者がプライベートで初めて島を訪れたのは1987年で、その時には野ウサギとは思えない真っ白いウサギがそこら中にいたのに驚いた記憶があります。
ネットで検索すると、ウサギ島がブームになったきっかけは2011年の干支が卯年だったのにちなみ、国内外のメディアが取り上げたという情報がヒットしますが、その数年前から少しずつ、知名度は上がっていたようです。
現在は数百匹。休暇村大久野島は、7月に開館60年を迎えます。開館した1963年の干支は卯年。なんとなく、ウサギとの縁を感じるエピソードでした。
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