4万人もの死者が出ているのは感染力がインフルエンザの倍以上と極めてうつりやすいこと。
感染してしまうと死んでしまう高齢者という構図でどんどん亡くなっているのだ。
感染者数が過去最多を更新すると死者数も過去最多を更新するということ。
とてもインフルエンザ並みとは言えない。
Yahoo!より、軽症が多いはずのオミクロン株で、新型コロナ死亡者数が過去最多 理由は?
倉原優
呼吸器内科医
1/7(土) 10:21
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuraharayu/20230107-00329719
記事より、
現在新型コロナ第8波が到来していますが、過去最多の死亡者数を記録しています。日本の新型コロナ死亡者数のほとんどは、実はオミクロン株によるものです。「ただの風邪」「インフルエンザと同等」と言われながら、なぜ死亡者数が最も多くなってしまったのでしょうか。
オミクロン株が日本に上陸して猛威を振るい始めたのは、2022年1月の第6波からです。当初「重症度が低くただの風邪レベル」と油断していた人が多かった変異ウイルスです。
蓋を開けてみると、これまでの国内の新型コロナ感染者数・死亡者数のほとんどがオミクロン株によって占められることになり、この1年間で約4万人の命が失われました。
インフルエンザと決定的に違うのが、感染性です。新型コロナは基本再生産数でインフルエンザの数倍は高いとされています。
季節性インフルエンザの基本再生産数は約1.3ですが、新型コロナの初期の株では約3で、デルタ株・オミクロン株などの新たな変異株が登場するたびに上昇し続け、現在5以上ではないかと推察されています(1)。感染性という観点では、インフルエンザに近くなったどころか、むしろ強力になっている印象です。
高齢者は、人工呼吸器や心肺蘇生などを希望されないことが多く、重症病床に転院することはありません。そのため、重症としてカウントされずに静かに亡くなられます。
総合病院クラスは、ほとんどが既に新型コロナを診療していますので、「5類感染症」にしたら新型コロナを診られる入院ベッドが増える、というのは楽観的すぎる気がします。
オミクロン株による死亡者数が4万人を超えています。ほとんどが高齢者の死亡であり、重症としてカウントされずに軽症中等症のコロナ病棟で亡くなられています。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image