すごい。
2020年公開作品というようなしばりや、特定の評価サイトでの評価ということはあるし、また、そもそも2019年公開作品の興行収入の6分の1程度ということでもあるが、それでも、世界一というのはすごい。
まだ公開自体継続しているということもある。
新型コロナウイルスの世界的なパンデミックでそもそも映画を作ること自体が厳しい状況。
こうした中で日本のアニメというのは有利な状況だったということだろう。
Yahoo!より、
ついに『鬼滅』が全世界の興収で年間トップへ…ハリウッド作品以外では初? その数字、そして意義とは?
斉藤博昭 | 映画ジャーナリスト
5/10(月) 15:09
https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/20210510-00237177/
記事より、
日本でも興行収入の新記録を打ち立てた『劇映画「鬼滅の刃」無限列車編』が、アメリカでの公開でも好成績を収め、全世界で年間の興行収入ランキングで1位になる見込みとなった。
5/10の時点で、米国の映画興収データサイト「THE NUMBERS」の集計で1位で、「見込み」というのは、もうひとつの、よりメジャーな興収サイト「Box Office Mojo」では、まだ僅差の2位。しかし北米および日本の数字の推移や、この4月から公開された国も多いことから、間もなく1位になるのは確実だ。そもそも全世界の興行収入を完璧に網羅するのは現在でも難しい作業で、為替レートの計算法もあったりして、こうしたズレは生じる。いずれにしても快挙である。
これは「2020年公開作品」という枠組みの1位で、2021年の今も興行収入が加算され続けている結果である。つまり、2020年公開の別の映画が今から世界的大ブームを起こしたら、抜かれる可能性もある(あくまでも“可能性”の話です)。
基本的に世界年間トップになるのは、ハリウッドの超大作。2020年は、新型コロナウイルスの影響で、ハリウッド大作の公開が大幅に減少したことで、中国映画の『八佰』がトップを維持していたのだが、これを『鬼滅』が抜いた(あるいは抜く)ことになる。
5/10の段階で、全世界の興収は
『鬼滅』 4億7460万ドル
『八佰』 4億7257万5002ドル
2020年公開作で、この2本に続くのが
第3位『愛しの故郷』(中国)
第4位『バッドボーイズ フォー・ライフ』
第5位『TENET テネット』
第6位『ソニック・ザ・ムービー』
第7位『ドクター・ドリトル』
中国映画がベスト10に4本ランクイン。ハリウッド映画は全体の半分の5本である。コロナの影響が少なかったことが要因となり、中国は年間の興行収入でアメリカを抜いて世界トップに立った。その中国映画を抑えて『鬼滅』が、作品としてはトップになるわけである。
『鬼滅』が年間の世界興収トップに立つのはめでたいが、もちろん2019年以前の記録に及ばないのは、想像のとおり。
過去10年の年間世界興収1位の記録を振り返ると
2019年『アベンジャーズ/エンドゲーム』 27億9750万ドル
このように直近のトップ作品と比べると、さすがに『鬼滅』の4億ドル台という数字は低い。
しかし、記録として残る年間の世界興行収入ランキングで、ハリウッド大作以外でトップに立つのは、『鬼滅』が初めてのことであり、コロナ禍のハンデは差し置いても、ファンにとっては素直に喜ぶべき「歴史的事件」と言っていいのではないか。
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