しかも1か月半ぐらいは乾燥にかけることが必要だ。
しかし、浸水の翌日からカビだというのだが、それはそもそもカビが生えていたのではないか?
Yahoo!より、
浸水住宅に大量のカビ…健康被害も 防ぐ手立ては 熊本豪雨
7/20(月) 16:07配信熊本日日新聞
https://news.yahoo.co.jp/articles/a78e17d927e87062cc048ecc6b91bf81f0cb913f
記事より、
熊本県南部を中心とした豪雨災害で浸水した家屋にカビが大量発生し、被災者を悩ませている。人吉市内の住宅では被災直後からカビが発生し、掃除を続けても繁殖が止まらない。カビや細菌による健康被害も懸念され、専門家は徹底した乾燥を勧めるとともに、作業時には屋内外を問わずマスクを着用するよう呼び掛けている。
床上50センチまで浸水した人吉市上薩摩瀬町の女性(71)宅では、豪雨の翌日から壁一面にカビが発生。屋内の泥をかき出した後もカビだらけの状態が続く。
「青カビ、白カビ、いろんなカビが生えてきた。怪獣のように見えてぞっとした」と女性。急いで壁紙をはいだが、またすぐに同じ場所にカビが生えた。泥を撤去した後の床にもカビ。何度拭いても板目から泥水がにじみ出てくるという。除湿器と3台の扇風機で乾燥を試みるが、長雨と蒸し暑さで思うように進まない。
女性は被災後も自宅にとどまり、プラスチックケースの上にマットレスを敷いて寝泊まりを続ける。カビや泥の臭いがきついが「人が多い避難所より自宅がいい。お香をたいて対処している」と話す。
人吉市の女性の自宅に生えた青カビ。壁紙を剥がした後も、同じ場所にカビが生えている
カビは湿度、温度、栄養源を条件に繁殖し6〜7月に多く発生。浸水した住宅では清掃で表面上きれいになっても、内部に水分が残っていればカビが繁殖し、感染症などの健康被害につながりかねない。
過去の水害でも問題となっており、2018年7月の西日本豪雨で甚大な被害が出た倉敷市の防災危機管理室は「水が引き、片付けが終わった頃にはカビの相談が相当数寄せられた」と振り返る。
19年10月の台風19号で被災した長野市はホームページでカビ対策について周知。「被災後すぐ冬になったので顕在化していないが、これから暑くなると、どうなるか分からない」と懸念している。
15年9月の関東・東北豪雨で被災した茨城県常総市でカビ被害を調査した長岡技術科学大(新潟県)の木村悟隆准教授によると、カビ対策は徹底した乾燥が重要で「最低でも1カ月は必要」と強調する。
壁内の石こうボードやグラスウールの断熱材は水を吸うと乾かないため、ぬれた部分をできるだけ早く除去するよう助言。清掃の際は窓を開けて換気し、アレルギーやぜんそくの持病がある人は屋内に入らないよう注意する。屋外での作業もカビのほか有機粉じんなどが舞っている恐れがあり、マスクの着用は必須だという。
また、消石灰について木村准教授を含め複数の専門家は、住宅の消毒には効果がない上、肌や目を痛めるなど危険だとして使用しないよう求めている。
木村准教授は「完全に乾燥させないと、再びカビが発生してしまう。自宅に住まわざるを得ない人は、応急修理でカビを除去した部屋を1部屋だけでも作り、風通しを良くして過ごしてほしい」と訴える。
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