そういいながら、一般の人には感染の防止について具体の事例付きのわかりやすい対策を示していないなかで、恐る恐るも外出、飲食をしている国民を、気の緩み、と非難する上から目線。
どこまでも上から目線なのだ。
いわゆる立体的思考とはそういうものか?
単に自分は天才で次元が違うということを言っただけなのだろう。
Yahoo!より、
西村大臣、39県解除で「あちこちで気の緩み」 人出の増加に警戒感
5/16(土) 18:08配信 AbemaTIMES
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200516-00010011-abema-soci
記事より、
西村経済再生担当大臣がさきほど会見を行い、39県における緊急事態宣言解除を受け初となる週末を迎え「あちこちで気の緩みがみられると大変心配している」と話した。
韓国やドイツを例に挙げた西村大臣は「第2波」の可能性について「来ると思わなければいけない。愛媛県のようにほとんどゼロが続いていても、突然20人を超えるような新規感染者が発生することもある。そういうウイルスであるということをしっかりと認識しなければならない。どこに潜んでいるかわからない、何かの拍子に出てくる。そこで気の緩みがあると、再び大きな流行になる」と
また大臣は緊急事態宣言が解除されていない地域についても「気の緩みがみられる」と指摘。
東京・渋谷のセンター街が前日比、14日19時時点で13.1%。さらに北海道の歓楽街であるすすきのでも同じく14日19時時点で19.7%、大阪難波でも5.3%の人出が増えていることなどを根拠に挙げた。
そのうえで「ここで気が緩むと、5月の末には新規感染者の数が増えてくるので解除ができなくなる。何とか5月末までに大きな流行を収束させたい」と
すでに緊急事態宣言が解除された39県については「さまざまな活動を段階的に引き上げていくが、感染防止策をしっかりと講じていただきたい。各業界団体でもガイドラインを作っていただいている。さまざまな工夫をしていただきながら、徐々に徐々に経済活動を引き上げていく。とくにクラスターが発生してきた4つの業種。『接待を伴う飲食業、ライブハウス、カラオケ、スポーツジム』は慎重に注意深くしていただきたい。この4業種については実質的なガイドラインを作成中だ。専門家の皆様に見ていただいて作成を急ぎたいが、さまざまな注意をしながら3密回避の努力をお願いしたい」と
そもそも『接待を伴う飲食業、ライブハウス、カラオケ、スポーツジム』のガイドラインさえない。
西村大臣自身の気の緩みがそうした事態を招いているのではないか?
参考)厚生労働省のガイドラインのリスト
https://corona.go.jp/prevention/pdf/guideline_20200514.pdf
非常に分かりにくい。
新型コロナウイルス感染者発生時の対応・業務継続に関するガイドライン
https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/ncv_guideline.html
いやいや必要なのは予防のためのガイドラインだろうと。で、それは、以下、
新型コロナウイルス感染症の予防対策(PDF : 323KB)
https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/attach/pdf/ncv_guideline-5.pdf
新型コロナウイルスに関する農林水産省対策本部
新型コロナウイルス感染症の予防対策
〇食品を介して新型コロナウイルス感染症に 感染したとされる事例は報告されていません。
〇新型コロナウイルス感染症の主要な感染経路は、 飛沫感染と接触感染であると考えられています。
〇体調管理やこまめな手洗い・手指の消毒、 咳エチケットなどを実施すれば 心配する必要はありません。
○一般的な衛生管理が実施されていれば、
感染者が発生した施設等において
操業停止や食品廃棄などの対応は必要ありません。 (令和2年5月8日の知見に基づき作成)
・お勧めする感染症予防対策
〇体温を測定し、記録すること ○発熱などの症状がある場合は、所属長に連絡して自宅待機すること ○不特定多数が集まる場所では、できる限りマスクを着用すること ○マスクを着用しない場合は、2メートルを目安に、距離を保つこと ○屋内で作業する場合は、必要に応じて換気を行うこと
※ マスクの確保については、供給が十分でない状況ですが、 政府として取り組んでいるところであり、再利用可能な布製マスクも御活用ください。
○ アルコール消毒液を浸したペーパータオル等で拭きとり清掃します。
頻繁に手指が触れる箇所 (机、手すり、ドアノブ、電気のスイッチ、水道の蛇口など)
アルコール(エタノール又はイソプロパノール(70%) (入手できない場合はエタノール(60%台))又は 次亜塩素酸ナトリウム(0.05%以上)*) 拭き取りに使う使い捨てペーパータオル等
・感染者が発生した施設設備等の消毒方法
清掃箇所 消毒用資材
*次亜塩素酸消毒液を扱う際には、手袋着用など十分に注意して行って下さい。
こういうものがあるぐらいで、具体的に予防策として、居酒屋、飲食店の参考になるものは厚生労働省から示されたものはない!
で、具体にどうするかは業界団体に丸投げ。
農林水産省所管の関係団体等が作成する業種別ガイドラインについて
令和2年5月4日の新型コロナウイルス感染症政府対策本部において改訂された新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針等に基づき、農林水産省所管の関係団体等が自主的な感染防止の取組を進めるために作成した業種別ガイドラインを紹介します。
食堂、レストラン、喫茶店等 一般社団法人 日本フードサービス協会 ガイドライン(PDF : 367KB)
https://www.maff.go.jp/j/saigai/n_coronavirus/attach/pdf/ncv_guideline-29.pdf
これには、
本ガイドラインは、これらの事業者の皆さまが本格的に事業を再開さ れるにあたって、店舗営業に必要な取組を具体的に提示しています。事業者の皆さまにおかれては、それぞれの店舗の実情に 沿った創意工夫をお願い致します。このガイドラインは令和2年5月 14 日時点で作成されたものであり、適宜更新されます。
とあり、具体はあくまで業界の責任とされているわけだ。
この内容は多岐に渡るので、例えば、
• テーブルは、飛沫感染予防のためにパーティションで区切るか、できるだけ2m(最低1m)以上の間隔を空けて横並び で座れるように配置を工夫し、カウンター席は密着しないように適度なスペースを空ける
• グループ間の安全を確保するために、他のグループとはできるだけ2m(最低1m)以上の間隔を空け、会話は控えめにし、BGM を聞くなどを勧めることを検討する。
などとある。これでを守って営業するのは無理だよなというもの。居酒屋に行くのは会話は控えつつ主としてBGMを聴くため??
また、兵庫県には、居酒屋などのガイドラインというものはある。
【新型コロナウイルス関連】業種ごとの感染拡大予防ガイドラインより、
これも簡単なもの。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk03/corona/corona_guideline.html
共通事項のほかに、業種ごととして、以下、
@食事提供施設(飲食店・喫茶店・居酒屋等)
・営業時間の終了を午後10時まで、酒類の提供を午後9時までとすること
・個室や多人数での座敷席等の使用は控えること
・座席の間にパーテーションを設け、又は座席の間隔を十分に空けるなど、三密の環境を徹底的に排除すること
・大皿での取り分けによる食品提供の自粛
・適切な換気が行われるとともに、客の入れ替えのタイミングで適切な消毒・清掃が行われること
・客同士の大声での会話を行わないよう呼びかけ、かつ、いわゆる背景音楽(BGM)や機械の効果音等を最小限のものとし、従業員が客同士の大声での会話が行われていないことを確認できる状態にすること
大声の会話を行わないようにというのは面白い。
それ以外はパーティションを設けること以外には具体の物理的な対策はほとんど書かれていない。
この程度のものしかないのだ。
?と思って、兵庫県のガイドラインの続きで、パチンコ店を見てみると以下、
D遊技施設(パチンコ店)
・十分な座席の間隔(できるだけ2mを目安に(最小1m))が確保されること
・入退出時(入退出時の行列含む)や集合場所等において人と人との十分な間隔(できるだけ2mを目安に(最小1m))が確保されること
・適切な換気が行われるとともに、客の入れ替えのタイミングでパチンコ台、ボタンやレバー等の消毒が行われること
・客同士の大声での会話を行わないよう呼びかけ、かつ、いわゆる背景音楽(BGM)や機械の効果音等を最小限のものとし、従業員が客同士の大声での会話が行われていないことを確認できる状態にすること
なんと兵庫県バージョンでは、居酒屋などについては、座席の最小1mの確保が書かれていない!
これは、気の緩みではないか!
それでいいとしているのが、公のガイドラインなのだ。
西村大臣もこれは自治体が決めることだからと完全に丸投げ!
そもそも業界にガイドラインに作成を丸投げ、と、気の緩みとしか言いようがないだろう。
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