案の定、中心気圧が915hPaという過去には上陸した例がないほどの低気圧だったものが、近くについて高くなり、明らかに勢力は落ちて普通の台風となりつつある。
こうした数字の変化は大切なので、きちんと説明をする必要がマスコミにもある。
何しろ数字はでているのだから・・・
台風19号 今夜にも東海か関東に上陸 記録的な大雨と暴風
10/12(土) 5:45配信 ウェザーマップ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191012-00010000-wmap-soci
記事より、
大型で非常に強い台風19号は、きょう12日(土)夕方から夜にかけて静岡県か神奈川県あたりに上陸する見込み
東日本を中心に広い範囲で猛烈な風が吹き、猛烈なしけとなり、東日本では記録的な暴風や大雨、高潮のおそれ
暴風や高波、高潮、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒が必要
台風19号は、今朝5時には八丈島の南西にあって、時速20キロで北へ進んでいる。中心の気圧は依然として935ヘクトパスカル、最大瞬間風速は65メートルで、暴風域を伴っている。
台風19号は次第に進路を北北東に変えて、非常に強い勢力を保ったまま、きょう夕方から夜にかけて、静岡県か神奈川県あたりに上陸し、あすにかけて温帯低気圧の性質を帯びつつ、速度を速めながら東日本から東北地方を北東に進む見込み。その後、北海道の南東海上で温帯低気圧に変わるとみられる。
台風19号は、大型かつ非常に強い勢力のため、記録的な大雨や暴風となる所がある上に、影響する範囲と時間が長いため、直撃する東海や関東を中心に被害が甚大となるおそれがある。
台風の接近に伴い、あす明け方にかけて、北日本から西日本の広い範囲で潮位が高くなる見込み。特に、東海地方では、過去最高潮位を超える記録的な高潮となるおそれがある。
台風が接近・上陸する東海地方や関東地方を中心に、沿岸施設では重大な災害のおそれがあるため、高潮や、高潮と重なり合った波浪による浸水に、厳重に警戒したい。
関東地方と東海地方では狩野川台風に匹敵する記録的な大雨となるおそれがある。狩野川台風とは昭和33年9月に伊豆半島や神奈川県、東京都を中心に甚大な被害をもたらした台風で、死者・行方不明者は1200人以上にのぼる。静岡県の伊豆半島を流れる「狩野川」が氾濫したため、この名がついているが、神奈川東部や東京都心でも、記録的な大雨となり、この時の日降水量の記録は、今も破られていない。
参考)気象庁のHPより、狩野川台風
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/report/1958/19580926/19580926.html
これによると、
9月21日にグアム島近海で発生した台風第22号は、26日21時過ぎに静岡県伊豆半島の南端をかすめ、27日00時頃神奈川県三浦半島、01時頃東京を通過、早朝に三陸沖に進んで海岸沿いを北上、夜に青森県の東海上付近で温帯低気圧に変わった。
この台風は、24日に中心気圧877hPaを観測するなど、大型で猛烈な台風となったため、関東南岸では26日午前から暴風となったが、北緯30度線を越えたあたりから急速に衰えたため、風による被害は少なかった。
しながら北上したため、東京で日降水量371.9mmを観測するなど、東海地方と関東地方では大雨となり、土砂災害や河川の氾濫が相次いだ。 伊豆半島中部では、特に集中して雨が降り、大量の水が流れ込んだ狩野川が氾濫、伊豆地方だけで1,000名を超える死者が出た。 また神奈川県や東京都でも、市街地の浸水や造成地のがけ崩れなどにより、大きな被害があった。
また、この記録からは、
中心気圧の気象台で観測の最低は
石廊崎(静岡県南伊豆町)955.2ヘクトパスカル。
狩野川台風の場合の海上での台風は、
中心気圧877hPa
を記録したというのだから、今回の台風では915hPaしか記録していないということもはっきりとしている。
今後の数字の推移を注視したい。
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