抽選での販売ののちに先着順販売が予定されていたのがそもそものチケット販売方法。
抽選には乗らずに先着販売に賭けていた人も多いはずだ。
さらに、販売方法を2段階に分けた際に、先着販売では開会式は1枚もないという設定をしていたとは到底考えられない。例えば、それぞれの競技ごとに6:4とか8:2などの配分をして、抽選の結果余ったチケットを含めて先着販売するという計画だったのだから。
したがって、ある意味、今回の変更は「後から」抽選販売に申し込みをして、かつ、1枚も当たらなかった人だけに絞り込まれてしまい、当初の設定からは非常に不公平な変更がなされたと言ってもいい。
全て運営、もしくは、官邸の意向のもとになんでもありの変更が行われているとしか言いようがない。
最初に示したルールを勝手に変更するのはあり得ない話だ。
1枚当たったとして、それが第二希望だったり、ただ単に人気がなさそうだからと1枚入れておいたものが当たっただけで、本命を狙うチャンスが失われるなんてあり得ない。こうした判断をしたのも、1枚でも当たると次の申し込みができないというルールではなかったから。
あり得ないルール変更に対して批判がないのはマスコミの長いものには巻かれろということなのだろう。
以下の記事については、そもそも先着販売を予定していたという前提で何が準備されていたか、どのように販売するチケットが配分されていたかということを見過ごしている。
申し込めるものなら申し込んだら、開会式や男子サッカーの決勝だって当たる確率は確実にあると言える。
Yahoo!より、
五輪チケット「セカンドチャンス」に応募すべきではない理由
7/6(土) 6:01配信 ダイヤモンド・オンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190706-00207952-diamond-soci
記事より、
・「1枚も当たらなかった!」という悲痛な叫びが毎日の挨拶がわりのようだった数日を経て、東京五輪チケットの「セカンドチャンス実施」の報が届けられた。
・「前回、当たった人は応募資格なし。全部外れた人だけが申し込める」と聞いて、「よっしゃ!」と叫んだ人は多いだろう。いわば、敗者復活戦。チケット販売に関してはいろいろな不手際や不満もあったけれど、今回の緊急決定は珍しく東京五輪組織委員会の思いやりを感じる措置ともいえる。第一印象としては、歓迎こそすれ、文句はない。
・秋に予定されていた「先着順販売」も、「抽選方式に見直された」とのこと。どう考えても先着順販売では混乱必至。ネットの熟達者が有利になるのは否めないので、当初からなぜその方式を選んだのか疑問は残るものの、現段階で見直しを決めた英断には拍手を送りたい。
・さてセカンドチャンスだが、少し内情を探り、実際に申し込むことを考えると、「組織委員会からのサプライズ・ボーナス!」と手放しで賞賛すべき対応でもなさそうだ。
・まず、なぜ実施を決めたのか? どうやら、当たったけれど購入しなかったという人が想定よりも多く、売れ残ったチケットの数が組織委員会の予想を大きく上回った。それがセカンドチャンス実施の大きな理由だったらしい。ということは、1枚も当たらなかった応募者へのサービスや配慮ではなく、五輪組織委員会自身を救済するための措置ではないか。本当に、どこまで運営側本意なのかと哀しくなる。
・気を取り直し、「それでも入手できるなら」と、申し込みの準備を始めるとしよう。販売種目はこれから発表されるが、「収容人数の多い種目の予選ラウンド」が主体で、人気種目の決勝などは今回のセカンドチャンスの対象から外れている。
・あくまで予想だが、野球、サッカー、ソフトボールなど、観客席の大きな種目の予選ラウンドが売りに出されるのだろう。私自身6枚当たった水球、周囲で「当選した」の声を複数聞いたボートなど、倍率が低かったのか、実施種目やセッションの多い種目などは今回も出てくる可能性はある
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