問題は人手不足している業界。
建設業界などはその典型だろうし、サービス業も同じ。
共通するのは立ち仕事であったり肉体労働系であることだ。
パソコンの前に座っていれば仕事になるという楽園をみんなが求めているから、こうした肉体労働系には人が集まらない。簡単に賃金を上げることができずに、求人に魅力がないということになっているからだ。
そういう意味では低賃金が原因と言えるのだが、むしろ、働きたい=オフィスワーカーというところに問題がある。
Yahoo!より、
人手不足は本当に「悪」なのか 騙され続ける日本人
4/9(火) 8:06配信 ITmedia ビジネスオンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190409-00000028-zdn_mkt-bus_all
記事より、
・4月5日、東京商工リサーチが、「人手不足」関連倒産が前年度から28.6%増の400件となって過去最多だと発表
・「人手不足=悪いこと」なので、「人手不足」を招く「賃上げ」も「悪」とされてしまう
・厚生労働省職業安定局の「人手不足の現状把握について」(平成30年6月1日)を見れば明白だが、日本の人手不足は局地的な現象で、建設業、宿泊業・飲食サービス業、医療、福祉、運輸業、郵便業などのいわゆる「人手不足産業」と、そうではない産業に大きな落差
・人手不足の原因・特徴は「労働者時間が長く、給与水準が低い」(運輸分野)、「休日が少ない」(建設分野)、「賃金が安い」(介護分野・宿泊業、飲食サービス分野)
・人手不足は人口減少うんぬん以前の問題で、過酷な労働条件にもかかわらず低賃金がゆえ働き手から敬遠されるという「雇用ミスマッチ」が大きな要因
・例えば、人口が右肩上がりに増えていた1960年代も、日本は「深刻な人手不足」が社会問題になっている。人手不足が原因で中小企業はバタバタと倒れ、1965年の中小企業白書によれば、倒産は4200件にものぼった。「人は増えていたけれど、高度経済成長期でそのペースを上回るほどの人手が必要だったんだな」とか思うかもしれないが、この事態を招いたのは「人の数」ではなく「賃金」
・ 『いま起きている倒産の多くは、人手不足に根本の原因があるわけではない。競争力の衰えた企業が脱落するという、ある意味で健全な構造調整の動きである。企業の盛んな新陳代謝――人手不足倒産の実態は、むしろ今の景気の力強さを物語っている』
・「人手不足倒産」なんて、実態にそぐわない言い換えはやめて、「低賃金労働者不足倒産」と現実に即した言い方をすることから始めないか
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