顧客へはほぼ何も知らせていないのがほとんどだというのだ。
それにしても安全性に問題はないという説明はもう少し丁寧にしたほうがいい。
個別にはもちろん構造計算が必要だが、いくつかは検証が済んでいる。
基本的な考え方については、KYBが名古屋大学などと連携して発表する必要があるのではないかだろうか?
今回のKYB耐震偽装物件は、免震で使われているのがほとんどで、オイルダンパーは水平方向にしか機能しないもので、揺れの減衰のためにあるも。
建物を直接支えたりするのはあくまで免震ゴムだというくらいの説明はきちんとされないと、ただ、不安だけが蔓延する。
Yahoo!より、
KYB免震不正対象公表 「やはり」天竜区役所憤り
10/20(土) 7:22配信 @S[アットエス] by 静岡新聞SBS
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181020-00000008-at_s-l22
記事より、
・免震・制振装置の検査データ改ざん問題で、油圧機器メーカーのKYBが19日公表した不正製品が使われている建物のリストに、静岡県内関係では浜松市天竜区役所だけが含まれていた。ただ、同様の製品を使っていた静岡市の2庁舎や中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)など県内他施設の装置の不正の有無は示されないままで、関係者は困惑
・浜松市の担当者はKYBの発表に憤り、「会社側から詳細な説明は全くない。交換の方法や時期の方針が立てられない」と不満をあらわにした。同区役所に使われている免震用オイルダンパーは、揺れを吸収する減衰力について契約上定められた基準から外れた製品だった。同市の瀧口克也公共建築課長は「区民の安心安全のため、不適切な製品の至急改修へ早急な対応を求めたい」
・浜岡原発では、非常用ガスタービン発電機の建屋で、性能検査データの改ざんが疑われるKYB子会社の免震装置が見つかっている。中電によると、19日もKYB側から状況説明はなく、安全性を確認できない状態が続く
・川勝平太静岡県知事は19日の定例記者会見で「膨大な不正が行われたことに憤りを感じる。会社には猛省を求めたい」と批判した。知事は本県に関わる施設での不正の有無については、正式な報告がないとした上で「不正があれば、本来の基準に合うように取り換えなくてはいけない」と指摘
・不正があったKYB製品を使っていた建物は、耐震性への影響を個別に精査しなければならない。製品の交換などの対応には混乱も伴うだろうが、差し迫った危険があるわけではないので冷静な対応が求められる。(静岡理工科大建築学科長 丸田誠教授)
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