これは、愚かなJR東日本がJR西日本で称賛された計画運休の最悪の劣化コピーだった。
一部で称賛の声もあるのだが、それは甘すぎる。
JRというのは公共交通機関だ。
日曜日だって働いているサラリーマンは全体の約10%は存在する。
電車依存の首都圏で日曜日の夜の8時で運転を終了するというのはありえない措置だ。
さらに、翌日は重役出勤をして始発の運転まで取りやめる始末。
なにより、決定的な違いは、アナウンス。
JR西日本は台風上陸の1日前に計画運休をアナウンス
JR東日本は8時間まえに計画運休をアナウンス
ということで、なんと事前告知のアナウンスが16時間も違うのだ。
1/3の短さのたったの8時間前。これで対応しろというのは横暴以外の何物でもない。
アナウンスが首都圏の公共交通機関の利用者に伝わるのに、たったの8時間しかないということは、多くの人が駅についた時に、電車が止まっていて訳が分からない状態になったということ。
ありえない暴挙に、台風だから仕方がないという台風無罪という考え方はJR東日本に対してはありえない。
JR東日本という会社自体、鉄道事業者として認めるわけにはいかないだろう。
Yahoo!より、 ただし、10月1日配信の記事だが、9月30日から10月1日のJR東日本の「計画運休」実施以前の話だ。
JR西日本の「計画運休」に称賛の声、台風21号から乗客守る
10/1(月) 6:00配信 ダイヤモンド・オンライン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181001-00180871-diamond-bus_all
記事より、
・JR西日本が4年前から実施している「計画運休」は、他社にも広がりつつある。空振りに終わることもあるが、乗客に被害が及んでからでは遅いのだ
・9月4日、近畿や四国地方で猛威を振るった台風21号が上陸した際、JR西日本や私鉄が行った「計画運休」の評価が高まっている。4年前、JR西日本が初めて行った際には批判もあった計画運休
・計画運休とは「台風接近など列車の運行に影響が予想される場合に、風速や雨量が規制値に達する前に運転を取りやめることで、安全の確保と混乱の防止を図る」というもの
・今回のケースでも、台風上陸の前日に通告し、実際に4日の正午過ぎから全線で運休
・JR西日本だけではない。今回は私鉄でも南海電鉄と京阪電鉄が初めて計画運休を実施。企業側も社員に早めの帰宅を促したり、商業施設は臨時休業を決めたりするなど、計画運休を前提とした対応が目立った
・今年6月に発生した大阪北部地震は、朝のラッシュ時間帯を直撃したため合計14万人が車内に閉じ込められた
・JR東日本をはじめとする関東の鉄道事業者は、今のところ台風に対してJR西日本のような計画運休を行う予定はないとしているが、JR京葉線や東京メトロ東西線の強風による運転見合わせなど、影響が想定される場合は前日から告知を行っている
この記事からもわかるように、大きなポイントは計画運休は1日前に判断すること。
そうでなければ無謀な緊急運休としか言いようがない。
Yahoo!より、
在来線運休「やむを得ない」時事通信 10/1(月) 12:49配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181001-00000028-jijp-pol.view-000
菅義偉官房長官は1日午前の記者会見で、台風24号の接近に伴い鉄道各社が首都圏の在来線を計画運休したことについて「被害や混乱を避けるため、やむを得ない措置だ」と
菅官房長は甘すぎる。10月1日の混乱については、少なくとも公共交通機関としてJR東日本の怠慢については指摘をする必要があっただろう。いくらお友達でもJR東日本の8時間前の突然といえ言える計画運休の強行、そして、台風が過ぎ去ったあとにも関わらず始発を走らせない怠慢については糾弾する必要があった。
Yahoo!より、
台風24号が猛威、首都圏の通勤が大混乱
10/1(月) 19:37配信 TBS News i
https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20181001-00000149-jnn-soci
記事より、
・30日夜、「計画運休」を実施した首都圏の鉄道は1日朝、大混乱となりました
・JR東日本は30日午後8時から首都圏のすべての在来線の運行を取りやめる「計画運休」に踏み切り、1日の始発からはほぼ全ての路線で通常運行を予定していました。しかし、安全確認のためとして、午前4時になってから一転して始発からの「運転見合わせ」を発表し、各駅で激しい混雑となりました
大きな問題は、やはり、劣化コピーのなんちゃって「計画運休」。これは決して計画的ではなく「緊急運休」だ。
前日にデタラメな「緊急運休」をして、大きな批判がなかったことをいいことに、始発から、再び「緊急運休」を強行。そもそも、当初は10月1日の始発からの前線通常運行を発表していたのが、一転して4時に始発の見合わせ。
公共交通機関としての資格のないJR東日本は、少なくとも今のトップを総辞職させなければ、今後も台風接近を口実にした、「緊急運休」が繰り返され、台風の混乱ではない、JR東日本のデタラメ強行による混乱が繰り返されることは間違いない。
JR東日本の悪行は、
・9月30日の前線運休を開始8時なのにたったの8時間前に発表して強行
・10月1日の始発運転を台風が去った後にも関わらず当日の4時に緊急運休
・私鉄は少なくとも10月1日はほぼ通常通り運行(一部運休あり)
・謝罪は一切ない
ということで、こんな鉄道会社が今後も首都圏の鉄道網を担っていくというのはあり得ない話だ。
「計画運休」の8時間前の告知により損害を被った者は大勢おり、大きな損失がJR東日本の横暴で発生していることは明らかだ。
タグ:計画運休
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