2019年01月25日
薬理(全身麻酔薬)
全身麻酔薬の種類
全身麻酔薬で押さえておかなければならないのは、種類とその分類です。
吸入麻酔か静脈麻酔かの大きく2つに分けられます。
ここでは、これらを特徴と合わせてゴロで攻略していきます。
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<吸入麻酔薬>
・ハロタン
・イソフルラン(〜フルラン)
・亜酸化窒素
ハロー!(ハロタン)フルマラソン(〜フルラン)では笑顔(笑気ガス、亜酸化窒素)で呼吸(吸入麻酔薬)が大切!
まっすぐ(麻酔強力)付箋(不整脈)はろう(ハロタン)
笑って(笑気ガス)酸欠(酸欠になる)痛くない(鎮痛作用が強い)
<静脈麻酔薬>
吸入麻酔薬で覚えていないものはすべて静脈麻酔薬という認識でよいです。
・チオペンタール
・チアミラール
バンビ(バルビツール酸誘導体)の父(チ、チ:ちから始まるものということだけ覚えておけばよい)はあっという間に消えた(作用時間が短い)
・プロポフォール
秘伝のピン(非ベンゾジアゼピン)で頑張ってええ(GABAA)プロポーズ(プロポフォール)
・ミダゾラム
頑張って(GABAA)みたぞ(ミダゾラム)
・ドロペリドール・フェンタニル
どろどろ人形(ドロペリドール)をファンタで煮る(フェンタニル)知識あり(意識あり、意識消失なし)
・ケタミン
飲んだり(NMDA)蹴ったり(ケタミン)意識とぶ(意識の乖離状態)
吸入麻酔薬の特徴
ここで覚えるポイントは、以下4点です。難しいことを覚えるより、次のような認識でテストは困りません。
1.麻酔の強さ
2.鎮痛の強さ
3.MAC(最小肺胞濃度):麻酔作用をもたらす量(濃度)のコスパの指標、小さい方が濃度が小さくて済むということなのでコスパがよい
マック(MAC)はコスパがよい
4.血液・ガス分配係数:効き始めるまでにどれくらい時間かかってどれくらいで切れるかの指標、値が小さい方がすぐ効いてすぐ切れる
本記事の最初に<吸入麻酔薬>の種類を説明しましたが、
・ハロタンは麻酔が強い
・〜フルランは鎮痛作用が弱い
・笑気ガス(亜酸化窒素)は鎮痛作用が強い
ことをゴロで覚えました。
さらに覚えるポイントは、
麻酔作用の強さと鎮痛作用の強さは逆ということです。
すると、
・ハロタン:麻酔強い、鎮痛弱い
・〜フルラン:麻酔強い、鎮痛弱い
・笑気ガス:麻酔弱い、鎮痛強い
ということが一瞬で覚えられます。
また、MACは麻酔作用のコスパのよさの指標(小さい方がコスパ◎)だと説明しました。
つまり、麻酔作用が強力であれば、コスパはよくなるはずなのでMACの値は小さくなります。
逆に、血液・ガス分配係数はMACと逆で、MACが大のとき、値は小さくなります。
よってこれらをまとめると、
・ハロタン:麻酔強い、鎮痛弱い、MAC小さい、血液・ガス分配係数大きい
・〜フルラン:麻酔強い、鎮痛弱い、MAC小さい、血液・ガス分配係数大きい
・笑気ガス:麻酔弱い、鎮痛強い、MAC大きい、血液・ガス分配係数小さい
ということが簡単に覚えられます。
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