2017年06月21日
太陽のハーブ。
こんばんは!
せっかくの夏至が雨模様でちょっとがっかり(´;ω;`)みのこです。
夏至とは北半球において、一年のうちで1番昼間の時間が長く、夜の時間が短い日。
昼間の時間が長いということはつまり、太陽が出る時間が長い=私達が受け取る太陽のパワーが最高潮を迎える日だとも言えます。
太陽のパワーなどというと、スピリチュアルっぽくてビックリしてしまう方もいるかもしれませんが、そんなに怖がらず、どうぞゆっくりしていってくださいませ。
さて、そんな太陽のパワーを誰よりも享受しているのは、私達人間でも、動物や昆虫達でもなく、光合成を行なう植物達です。
ということは、太陽のパワーが最高潮に達する時、それを受け取る植物達のパワーもまた最高潮に達するということ。
そんな考え方が、特にヨーロッパでは古くからあり、この夏至の日(または夏至の前夜)にハーブなどの薬草を摘むのが良いとされてきました。
そんな中でも特に有名なのが、こちらのセントジョーンズワート。
セントジョーンズワートは、ちょうど今くらいの時期から咲き始めますが、先ほどの説明のように、夏至の前夜(もしくは、6月24日の聖ヨハネの日の前夜とも)に摘むのが良いとされ、薬草に詳しい女性達((後に、彼女達は魔女と呼ばれるようになります)は、この日に森へ入り、たくさんのセントジョーンズワートを摘んでいたといいます。
夏至の頃に太陽の光を目一杯浴び、体内に太陽のパワーをたくさん溜め込む=それだけ薬草としての効き目や、闇のもの(それは魔と表現されたりします)を払う力が強くなると、昔の人達は考えていたのでしょう。
また、このセントジョーンズワートは、軽度から中度のうつに効くとされており(実際に、ドイツでは抗うつ薬として処方されているそうです)、暗くなった心を照らすサンシャイン・サプリメントとも呼ばれます。
こんなところからも、セントジョーンズワートと太陽との関係の深さを知ることができます。
そんなセントジョーンズワート、みのこも摘んでみました。
鮮やかな黄色は、太陽の光に当たって眩しいくらい。
このお花を見ているだけでも、心が明るくなりそうです。
セントジョーンズワートは、ハーブティーで飲むこともできますが、それだけでなく、植物油に数日浸けて成分を浸出させるとセントジョーンズワートオイルとしても使用できます。
セントジョーンズワートオイルには、身体の痛みの緩和や傷などの治癒を促進する働きがあるとされ、他の植物油で希釈したものはマッサージなどで使われます。
ただし、セントジョーンズワートはハーブの中でも薬効が強く、併用して使わない方が良い医薬品などもありますので、使用する際には注意が必要です。
以下は、併用を避けた方がいいお薬(併用するとお薬の効果を減らしてしまうそうです)の一覧です。
インジナビル(抗HIV薬)
ジゴキシン(強心薬)
シクロスポリン(免疫抑制薬)
テオフィリン(気管支拡張薬)
ワルファリン(血液凝固防止薬)
経口避妊薬
また、若干の光毒性があるため、昼間の使用は避けた方が無難です。
みのこは、喘息持ちで気管支拡張薬を使う時があるので、そういう時はセントジョーンズワートは使用しないことにしています。
しかしながら、その抗うつ効果に頼りたい時もあるため(特に月経前や冬季うつが増える時期など)、日々自分の心身と相談して使用することにしています。
そんな、ちょっと使い方が難しいセントジョーンズワートさんですが、必要以上に怖がらず、自分に合ったタイミングで適切に使えば、とっても役立つ子なので、皆さんもぜひ育ててみてくださいね。
以上、卒論でヨーロッパの民俗学を扱っていたので、まだまだ夏至と魔女とハーブの関係について語り足りないみのこでした。
来年の夏至にはきっと、もっといろいろ語ってる、はず(*´ω`*)笑
それまでブログ続けるぞー!
いやいや、来年まで待てないよって方は、こんな本がオススメ。
全て卒論でお世話になった本達です。
夏至の夜にぜひ読みたい、シェイクスピアのこの作品もよろしければ。
ヒース・ロビンソンとアーサー・ラッカムの挿絵に酔いしれてください( ´ ▽ ` )ノ
せっかくの夏至が雨模様でちょっとがっかり(´;ω;`)みのこです。
夏至とは北半球において、一年のうちで1番昼間の時間が長く、夜の時間が短い日。
昼間の時間が長いということはつまり、太陽が出る時間が長い=私達が受け取る太陽のパワーが最高潮を迎える日だとも言えます。
太陽のパワーなどというと、スピリチュアルっぽくてビックリしてしまう方もいるかもしれませんが、そんなに怖がらず、どうぞゆっくりしていってくださいませ。
さて、そんな太陽のパワーを誰よりも享受しているのは、私達人間でも、動物や昆虫達でもなく、光合成を行なう植物達です。
ということは、太陽のパワーが最高潮に達する時、それを受け取る植物達のパワーもまた最高潮に達するということ。
そんな考え方が、特にヨーロッパでは古くからあり、この夏至の日(または夏至の前夜)にハーブなどの薬草を摘むのが良いとされてきました。
そんな中でも特に有名なのが、こちらのセントジョーンズワート。
セントジョーンズワートは、ちょうど今くらいの時期から咲き始めますが、先ほどの説明のように、夏至の前夜(もしくは、6月24日の聖ヨハネの日の前夜とも)に摘むのが良いとされ、薬草に詳しい女性達((後に、彼女達は魔女と呼ばれるようになります)は、この日に森へ入り、たくさんのセントジョーンズワートを摘んでいたといいます。
夏至の頃に太陽の光を目一杯浴び、体内に太陽のパワーをたくさん溜め込む=それだけ薬草としての効き目や、闇のもの(それは魔と表現されたりします)を払う力が強くなると、昔の人達は考えていたのでしょう。
また、このセントジョーンズワートは、軽度から中度のうつに効くとされており(実際に、ドイツでは抗うつ薬として処方されているそうです)、暗くなった心を照らすサンシャイン・サプリメントとも呼ばれます。
こんなところからも、セントジョーンズワートと太陽との関係の深さを知ることができます。
そんなセントジョーンズワート、みのこも摘んでみました。
鮮やかな黄色は、太陽の光に当たって眩しいくらい。
このお花を見ているだけでも、心が明るくなりそうです。
セントジョーンズワートは、ハーブティーで飲むこともできますが、それだけでなく、植物油に数日浸けて成分を浸出させるとセントジョーンズワートオイルとしても使用できます。
セントジョーンズワートオイルには、身体の痛みの緩和や傷などの治癒を促進する働きがあるとされ、他の植物油で希釈したものはマッサージなどで使われます。
ただし、セントジョーンズワートはハーブの中でも薬効が強く、併用して使わない方が良い医薬品などもありますので、使用する際には注意が必要です。
以下は、併用を避けた方がいいお薬(併用するとお薬の効果を減らしてしまうそうです)の一覧です。
インジナビル(抗HIV薬)
ジゴキシン(強心薬)
シクロスポリン(免疫抑制薬)
テオフィリン(気管支拡張薬)
ワルファリン(血液凝固防止薬)
経口避妊薬
また、若干の光毒性があるため、昼間の使用は避けた方が無難です。
みのこは、喘息持ちで気管支拡張薬を使う時があるので、そういう時はセントジョーンズワートは使用しないことにしています。
しかしながら、その抗うつ効果に頼りたい時もあるため(特に月経前や冬季うつが増える時期など)、日々自分の心身と相談して使用することにしています。
そんな、ちょっと使い方が難しいセントジョーンズワートさんですが、必要以上に怖がらず、自分に合ったタイミングで適切に使えば、とっても役立つ子なので、皆さんもぜひ育ててみてくださいね。
以上、卒論でヨーロッパの民俗学を扱っていたので、まだまだ夏至と魔女とハーブの関係について語り足りないみのこでした。
来年の夏至にはきっと、もっといろいろ語ってる、はず(*´ω`*)笑
それまでブログ続けるぞー!
いやいや、来年まで待てないよって方は、こんな本がオススメ。
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夏至の夜にぜひ読みたい、シェイクスピアのこの作品もよろしければ。
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