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よみがえる天平の甍

昨年の10月頃からBS-TBSで再放送していた唐招提寺の修理ドキュメントがようやく終わった。

民放のBS放送が始まって10年。
1年に1本のペースで放送しているのかと思い、全10本ぐらいのドキュメントなのかと考えていたら、全部で18本だった。
結構長かったなぁ。

唐招提寺には何度か行って、修理中にも行っているけれど、その時は「工事してるんだ」ぐらいの簡単な感想しかなかった。

それがこのドキュメント番組を見て、古社寺の修理、特に国宝級の古社寺の修理には途方もない労力がかかることを知った。

建物全てを解体し、一から組み立てていく様子を見ていると圧倒される。
千手観音立像の全ての腕が外され、観音像の周りに並べられた映像は圧巻だった。

明治の修理で当時最先端だった西洋の技術が導入されてしまったことも知った。
日本古来の建築物に西洋技術が入っているなんて、違和感を感じるというか何というか……。

当時の修理記録には記載されていなかったそうなので、責任者も後ろめたい思いがあったのだろうか、と想像してみたり。

今まで唐招提寺に行っても、ただ凄いなぁと圧倒されながら見ていただけだったけれど、次に行く時にはいろいろ見方が変わりそうだ。
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