アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2012年09月12日

BUMP「firefly」感想

BUMP OF CHICKEN のライブから早4ヶ月が過ぎたのですね。
ライブの感想を書こうと意気込んだものの、上手く言葉に出来ずそのまま、バタバタしていたりなんだりで、気付けばブログまで放置していました。

スミマセン…。

映画とか日食とか、色々書くネタはあったのですが、いやはや。

というわけで(無理矢理な切り返し方ですね、ええ、スミマセン)、BUMPの新曲、「firefly」を聴きました!

firefly




ドラマの主題歌になっているらしいことは知っていたのですが、「観ようかな〜」と思いつつそのまま…。
結局、まだ観ていません。

思えば、BUMPでタイアップになった曲を、映画中とかゲーム中で聴いたことないなぁ。

「花の名」と「グッドラック」が使われた「ALWAYS三丁目の夕日」(の2と3)では、ラストで歌詞つきで流してくれるほどの待遇らしいし、「カルマ」が使われたゲーム「テイルズ オブ ジ アビス」をプレイした知人はそれで「カルマいい曲!」とBUMPを知ったみたいだし、やっぱり作品中で聴くとより感慨深くなるのかな〜。

ワンピースの映画に使われた「sailing day」はともかく、ドラえもんの映画に使われた「友達の唄」はのび太とリルルをイメージしてるっぽいので、「のび太と鉄人兵団」を知ってたほうがよさげな感じはしますが。

「ゼロ」は限定盤についてたDVDでファイナルファンタジーの映像を使用してのPVを観ました。が、PVはPVであって、ゲーム中に流れるのを聴いたわけじゃないしなあ。
うーむ。
ま、いいや。

脱線してしまいました。
まだそこまで聞き込んでいないのですが「firefly」を感想を取り急ぎ。

最初に聴いたときは、印象に残るメロディだとは思わなかったのですが、何度か聴くと耳に残ります。
そりゃ、何度か聴けば耳に残るのは当たり前だろうとのつっこみは、受け付けません(笑)。

「firefly」というタイトルだと知ったとき、「firefly」って何だったっけな〜、鬼火とか火の玉じゃないだろうしな〜、ドラゴンフライはトンボだしな〜、とちょっとひっかかっていたのですが、曲を聴いて「あ、ホタルか!」とスッキリしました。

個人的な勝手なイメージでは、なんか「希望」みたいだな〜と思いました。

有名なギリシア神話で、「パンドラの箱(壺という説もあり)」というのがあります。
人間に災厄を与える目的で神々に作られたパンドラという女性は、地上に降り立つときに、神々から「これを絶対に開けてはいけない」と箱(壺)を渡されます。
地上に降り立ったパンドラは、エピメテウス(後悔する者、という意味らしいです)の妻となったのですが、神々から与えられた箱が気になって気になって仕方ありません。
パンドラは作られたときに神々から色々なものを与えられたのですが、その中に「好奇心」も含まれていたのでしょう、好奇心に負けて箱を開けてしまいます。
もちろん、神は、パンドラがその箱を開けると知っていて、わざわざ「絶対に開けてはいけない」と念を押して箱を渡したのです。

箱の中にはあらゆる災厄が入っていて、箱を開けたためにそれらが飛び出し、今まで災厄がなかった世界は災いで満ち、人間は苦しむことになったそーです。
ところが、箱の奥には「希望」が残っていて、そのために人間は希望を失わずに生きていける、という話が有名な気がします。

ただこのパンドラの箱、色々な説があるようで、どれが正しいのかさっぱり分かりません。
私が昔読んだギリシア神話だと、パンドラが箱を閉めた後、
「わたしもここから出してください」
という声がして開けてみたら、自分は希望だと名乗るてんとう虫だかが飛び去ったという話になってました。

まあ、確かに、箱には災厄が封印されてたんだから、「希望」を箱に封印したままなのに人間には希望が残された、って変な気がするし。
そもそも、「希望」って災厄なの?っていう疑問も出るし。
(なので、箱に封印されていたのは「予知能力」という説もあるそうです。未来を知ってしまったら、人間は絶望するしかなくなる。でも、その予知能力が封印されたままなので、人間は未来を知ることなく希望を持って生きていくことが出来る、という説)

希望は箱に残ったままなのか、外に出てしまったのか、そこからしてはっきりしないので読むギリシア神話の本によって違ったりして、ワケがわからず混乱した子供時代。
ただとにかく、人間に希望が残されたのは確かっぽいですが。

と、またまた脱線してしまいましたが、希望の姿がてんとう虫じゃなくてホタルでもしっくりくるな〜、と「firefly」を聴いて個人的に思ったのです。

BUMPが歌う「夢」って、イデア的というか、「触れられないもの」「手にはいらないもの」「届かないもの」として歌われていることが多い気がします。

「ハルジオン」もそうだし、「sailing day」も「プラネタリウム」も。

それでいて、その「夢」が自分に生きる意味を与えていて、自分を自分たらしめていて、たとえ色々なものを忘れても、その「夢」だけは忘れないというか、忘れられないというか。

なんというか、BUMPの歌う「夢」は「夢」であって、いわゆる「将来の夢」や「目標」とは意味合いが違う気がします。

結局、「firefly」の中では、主人公はホタルのような欲望であり、夢であり、金色であり、憧れであり、「決して消えない光」を捕まえられないばかりか、必死で付いていったのにいつの間にか見失ってしまってるわけですが、それを追いかけ続けてひたすら生き続けていたら、生きていくうちに出来た傷が同じ色の光を放っていた、というオチになっています。
追いかけ続けるうちに、その追いかけていたものが自分自身も内包されるようになった。それでも今まで追いかけ続けたもののオリジナルは今でも自身の外を飛び続けていて、自分はそれを追いかけている。
(私の解釈がおかしかったらスミマセン)

歌詞の中で分からないのが、

「諦めた事 黄金の覚悟」


という部分。

黄金の覚悟を諦めたのか、諦めたことが黄金の覚悟なのか、よく分からないです。
それとも、その両方なのでしょうか。
あるいは、全く違う意味なんでしょうか。

驚いたのは、「色んな場面を忘れていく」ことや「笑って泣くこともあまりなくなった今」や、「報われないまま」なことや「感じなくなって」しまったことも否定していないこと(と私は捉えましたです)。
「決して消えない光」がある限り自分は生き続けられるし、生き続けているならそれでもう十分、ということなのでしょうか。というか、生き続けるしか選択肢がないし、それ以外を選ぶ気もない、という気もしますが。

聞き込んでまとまったら、またブログに載せるかもしれません。

しっかし、ますます藤原さんが悟りを開きそうに思えてきたのは私だけでしょうか…。
このままいくと40歳あたりで不惑、70歳で従心、80歳あたりで悟りを開いて輪廻から解脱するも、「いや、自分、人間が好きなんで」と如来の仲間になるお誘いを断り、自分からわざわざ輪廻の中に戻るという、誰も真似出来ないドM根性を見せてくれるんじゃなかろーかという妄想が膨らみますが、藤原さんも人間だしな、歌と実際の人生は違うしな、うん。と、とりあえず防御壁を築いておきます(私の心の中に)。

firefly



posted by みあ at 00:45| BUMP
プロフィール
みあさんの画像
みあ
日々の中で感じたことを、個人的な偏見を交えて語りたいと思います。 本とか、音楽とか、映画とか、いろいろ。
プロフィール
<< 2019年03月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
検索
カテゴリアーカイブ
最新記事
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。