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posted by fanblog

2012年04月05日

「ひぐらしのなく頃に」感想

今更ですが、「ひぐらしのなく頃に」の感想。

ごめんなさい、偏見の目で見ていたワタシが悪かったです!

と思ってしまったくらい、ハマりました(笑)。

携帯のアプリで、このゲームが出ていて、1話無料ダウンロード出来たのです。

「ひぐらしか〜…。そういやあ、友達が面白いってすすめてたなぁ。
 ……どーせオタク向けの萌えキャラで、鉈持って暴れる、なんか猟奇的な話なんでしょ。
 まあ、無料だし、1話やってみよっかな」

と(自分もオタクであることを棚に上げ)大変ナナメ目線で見ていまして、期待値はほぼゼロに等しかったのです。

…実際アプリをダウンロードしてみたら、ハマってしまって、睡眠時間削って読んでる私がいました…。
ナンテコッタイ。

ストーリーは、出題編として、
・1話 鬼隠し編
・2話 綿流し編
・3話 祟殺し編
・4話 暇潰し編


解答編として、
・5話 目明し編
・6話 罪滅し編
・7話 皆殺し編
・8話 祭囃し編


番外編として、
・賽殺し編
・昼壊し編


があります。

うふふふ、一つの話が終わると次の話を一気に購入、ダウンロードして、携帯のちっさい画面でむさぼるように読んでいました…。
サウンドノベルですが、選択肢等は一切なく、イラストと音楽とノベルのみで話が進んでいきます。

正直、文章は拙いです。誤字・脱字・増字、かなりあります。
登場人物が声を合わせて話すことろは「「〇〇〇!」」という表現のされ方だし、恐らく、一般書籍等で目が肥えている方は、
「こんなめちゃくちゃな文章が許されてなるものかー!!」
と叫びたくなると思います。

で、正直、イラストも拙いです。
人物イラストの手が「ドラ〇もん(友人・談)」。
顔のサイズ近くある握りこぶし。…恐ろしい。鉈なんか振り回さなくっても、この握りこぶしでガツンと殴れば殺せそうです(いや、そんな話じゃないんですけどね)。
登場人物にトミーこと「富竹」という男性がいるのですが、何度イラストを見ても笑いがこみあげてしまう。
お前、その胸の厚み、なんなんやねん!筋肉か?贅肉化か?それともタオルでもつっこんどるんか!
と、話せもしないエセ関西弁つっこみをしてしまう。

ですが、それらがもう、どうでもよくなるくらいに、読んでると引き込まれました。

前半部分の登場人物のありえない日常ゆるい、なんか方向性が違う気がする萌え込みのドタバタから、ある日付を境に一気にホラーに変わっていく瞬間が「うえええ、きたー、またこの日がやって来たー」と思いつつ、止まらない、たまらない。
ジェットコースターで一気に急降下させられる気分です。

時々くどかったりすることもありますが、続きが知りたくて読んでしまう。

これらは同人ゲームで、毎年夏や冬にビッグサイトに沢山の人が集う、いわゆる「コミケ」で売られていたもののようです。
アニメ化したり、家庭用ゲーム機でゲーム化したりしていますが、私のおススメは同人パソコンゲームの、この、萌えようもないイラストのほうです(笑)。

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「惨劇に挑め」とか「正解率1%」とか書かれていますが、本格推理と思ってはダメです。
というか、もはや推理ノベルではありません
なのに「各収録シナリオ発表時の応募推理の正解率は1%未満。」というあたりが驚きです(笑)。
100人に1人弱は正解してたってこと??

煽り文句だけを読んでいると、いかにも「推理小説!」という匂いがばんばん漂ってきますが、騙されてはいけません。
ちょっとネタバレしてしまうと、1話で主人公は死亡してしまいます。

なのに、なのに、なーのーに、話は続いているんです。

どういうこっちゃねん?と思ってしまうではないですか。

この話にジャンルを無理矢理つけるとするなら、「現代ファンタジーサスペンスホラー」になるのかなあ?

サスペンスホラーとファンタジーを融合させたような感じ。このへんの目のつけどころは面白いと思います。エンターテイメントのおいしいとこどりのような。

私的に勝手に煽り文句をつけるなら、

「百年の魔女は甦る。そして真実がわかるまで、殺され続ける」

「永遠に続くかのような惨劇の夜を超えて、ただひとつ、輝く朝を迎えたいのです」

とかでしょうか。

またしてもちょっとネタバレしてしまうと、この物語は、百年の魔女の物語。
自身が惨劇の日々を乗り越えるまで、殺され続ける話です。
で、私たち物語の読み手は、「こいつがアヤシイ」「なんでそーなんの!」「ううう、イタイよう〜」と唸りつつそれを見届けるのが役目。

まあ、もう、どれだけ狂気と惨劇に耐えたことか。
登場するキャラクター達が、長所もあれば短所もある、でも根はタブン皆いい人たちが多くて、ハッピーエンドになってくれないかなと祈りながら読んでおりました。
見方が違えば、こんな好印象にも悪印象にもなるんだな、と感じながら。

物語の前半部分が、きらびやかな印象なんですよ。ホントにカラフル。
子供時代ってこうだったよな〜、本気で馬鹿なことしてたりしてたよな〜。
わいわい騒いで、喧嘩したり傷ついたり、色々あったけど、なんだかんだ言いながら、世界は輝いていたよな〜、なんて思いながら読み進めていくと。

…ある日起こる惨劇を境に、全てが崩れていく。
カラフルだった世界は、モノトーンの、そして時々、真っ赤に塗りたくられた、狂気の世界に変わっていく。

百年の魔女は、輝く世界をもう一度取り戻したくて、何度も甦ってはやり直すけど、どうしても手が届かず狂気の世界に叩き落され続ける。
極楽に繋がっていると思われた細い蜘蛛の糸は、ぷっつりと切れる。
魔女はすっかり疲弊して、助けを求める。

「信じて。力を貸して」

時々、オタクネタの分からなさっぷりにさすがにちょっと引いたり、色々突っ込みどころも矛盾もあった気がするけど。
面白かったです。

推理ノベルとして読むなら、「ふざけるなー!」ですが、
サスペンスホラーファンタジーノベル、エンターテイメントノベルとして読むなら「満足!」でした。
ベタだけど、運命に立ち向かって奮い立つ物語が好きなので。反撃のターンは、爽快です。
以前、殺人事件の犯人が、このゲームをプレイしていたとかあった気がしますが。
これはきっと、そういう趣旨の話じゃないはずなのになあ。むしろ、そういった状況を打破しようとする話のはずなのに。最後まで読まなかったのかなあ。悲しい。
偏見のあった「萌え」も、ここまで潔いとむしろ清々しい。というか、ネタにしかならない(笑)。
というかいうか、それが後に起こる惨劇をさらに悲惨たらしめていて、むしろ怖い(笑)。

ところで、主人公の前原圭一、女の子に囲まれてハーレム状態なのに、全然羨ましくないのは何故…?(笑)

で、読み終わった後は、「クールになれ、前原圭一ッ!」が頭の中でリピートしてました。
全然クールじゃないよ(笑)。


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posted by みあ at 22:51| ゲーム
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日々の中で感じたことを、個人的な偏見を交えて語りたいと思います。 本とか、音楽とか、映画とか、いろいろ。
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