（脱IT業界）大手メーカー系に転職した者のつれづれなる日記

初めての方、初めまして
2度目以降の方、ご愛読ありがとうございます。

前回から引き続き、今後生き残っていく企業体質について書かせて頂きます。


前回は以下の4つの特徴を紹介させて頂き、�@と�Aの説明をさせて頂きました。

�@B to Bに強みがある。
�A多角経営を行っている。
�B防衛、インフラ関係の事業を行っている
�C一度経営危機から脱した事がある。

今回は�Bと�Cについて、ご説明いたします。

�B防衛、インフラ関係の事業を行っている

安定的な需要がある業種としては、やはり防衛、インフラ関係です
B to Bの最たる例がこの2つです。

まずは、インフラ関係についてですが、具体的には
電気、水道、ガス関係、電車などの公共交通設備などが挙げられます。

この需要については、やはり景況感に関わらず需要があるものです。
不景気だから、電車に乗りません、水、電気、ガスは使用しません。。。
とはならないですよね。

どのような場合でも、人が生活する上で必要な物を供給している企業については
今後も生き残っていくと考えられます。

ここで非常に重要なポイントですが、水、電気、ガスなどの供給している企業と
言うと関西電力や大阪ガスなどをイメージするかと思います。
では、関西電力と大阪ガスのみが生き残っていく企業であるとは思いません。

例えば、発電に必要な設備を請け負っている企業や、
ガス供給に必要なパイプを生産している企業なども今後生き残っていく企業と考えられます。

重要なことは、その企業が供給している商品やサービスが
社会に必要不可欠な物か、その会社独自の物か？
ということです。

例えば、いきなりベンチャー企業が電車を作ります！！といって成功するでしょうか？
発電施設を作ります！！といって成功するでしょうか？
そのような視点で企業を見ると今後生き残っていく企業なのか判断できます。

次に防衛関係ですが、これも今後生き残っている企業と考えられます。
また、防衛関係というと兵器などを思い浮かべるかと思います。
その、兵器生産などを請け負っている企業などは生き残っていく企業かと思います。
理由は単純です、需要がなくならないためです。

お金がないから、他国に攻められる危険性を無視します！！
という事が恐ろしい事が起こりえるでしょうか？
（まぁ民主党の時には、あり得ましたが、、本当に恐ろしい事でしたが、、）

�C一度経営危機から脱した事がある。

この特徴は、経営年数が長い企業ほど特に見られる傾向です。
やはり、どの業界でも斜陽時期というのがあるかと思います。

その際に、企業努力により、復活した企業というのは、
復活するノウハウを持っていると判断していいと思います。

そのノウハウが非常に重要です。
例えば、起死回生のヒット商品を開発して、復活した企業があるとします。
果たして、単に運がよかっただけでしょうか？

確かに運の要素はあるとは思いますが、ピエロは違うと思います。
その企業独自の技術があり、需要を読む能力が高い組織であったと判断するが賢明です。
そのような技術力や需要情報を取得するネットワークの構築は一朝一夕では出来ません。

逆に言ってしまえば、一度経営危機から脱した事がある企業は、
ある程度の波を乗り越える力がある企業といえます。
当然のことですが、、、

以上、2回に渡り、今後生き残っていく企業体質について書かせて頂きました。


ちょっと考えれば当然のことですが、実はあんまり知られていないことだったりします。
なので、少しでも就職する際にまたは転職する際に活用して頂けれると幸いです。

最後に、この4つの特徴を持っている企業を以下にご紹介させて頂きます。

�D企業一覧

�@防衛関係の企業
MHI、IHI、KHI、富士重工、三井造船、日立造船、佐世保重工業
神戸製鋼所、日本製鋼所、ヤマハ発動機、渡辺鉄工
パナソニック、三菱電機、日本電気、富士通、東芝、島津製作所、ダイキン工業

�Aインフラ関係の企業
各社電力企業（関電、東電など）、各社ガス企業（大阪ガス、東京ガス）
各社電車企業（ＪＲ、東京急行など）
独立電力企業（神戸製鋼、新日鉄住金、東京ガス、出光興産、JFEなど）
車両生産、航空機生産、火力発電所生産（KHI、MHI、日立、東芝）

�B一度経営危機から脱した事がある。
神戸製鋼、東芝、ダイキン工業、パナソニック、日立、IHI、KHI

�CB to Bに強みがある。
オムロン、キーエンス、キヤノン 、パナソニック、武田薬品工業
村田製作所、富士電機、ＩＤＥＣ
その他、�@~�Bの企業