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2020年02月03日
緑茶を飲む習慣がある人は、死亡リスクが低い
緑茶を飲む習慣がある人は、死亡リスクが低い
コーヒーをよく飲むので、コーヒーの効能をよく載せています。
しかし、緑茶も大好きです。
コーヒーは豆からひいて、ペーパーフィルターでドリップして入れてます。
沸騰したお湯でも最初にお湯を入れてから30秒蒸らしてから、泡を消さないように入れていけば美味しいコーヒーがいただけます。
それに比べると、煎茶は、お湯の温度で渋みが違うので、コーヒより繊細な入れ方が必要になります。
母方のおじいさんが、美味しい入れ方を教えてくれました。
茶っ葉は多めに入れます。
人数分の湯飲みにまず、お湯を入れて湯飲みを温めるとともにお湯を冷まします。
湯飲みをさわって、少しさわっていられるようになったら、急須に湯飲みのお湯を入れます。
しばらく待って、何回にも分けて湯飲みに順々に注いでいきます。
濃度が均等になるように、最初の方を人数分の湯飲みに入れて、
中ほどを、人数分の湯飲みに入れて、
最後の濃い分を、人数分の湯飲みに入れて、
最後の雫まで、人数分の湯飲みに入れます。
最後の雫が、お茶の甘み、旨味が一番出ています。
出し終わったら、その茶っ葉に新たにお湯を継ぎ足しても、渋みが出ません。
なので、休日の朝や、落ち着いた日ではないと入れれません。
おじいちゃんは、美味しいお茶を入れる名人でした。
お湯の温度で、甘さ、渋さが変わるので、色々試して好みの温度を決めてください。
ちなみに、私は、割と緩くして、甘いお茶にします。
渋いのがお好きなら、熱めにされると良いですよ。
>「緑茶をたくさん飲む人は長生きする」ウソ・ホント?
【問題】近年、緑茶に秘められた健康効果が次々と明らかになっています。
では具体的に、緑茶の健康効果をもたらすと考えられている主な成分は、以下のうちどれでしょう?(2つ選んでください)
(1)テアニン
(2)セサミン
(3)アントシアニン
(4)カテキン
正解は、(1)テアニンと(4)カテキン です。
テアニンは、緑茶に含まれるアミノ酸の一種。
一方、カテキンは植物中に数千種類あるといわれる「ポリフェノール」の一種です。
テアニンは緑茶のうまみ、カテキンは渋みの主成分です。
緑茶を飲む習慣がある人は、死亡リスクが低い
緑茶の健康効果が大きく注目されるきかっけとなったのは、2015年5月に国立がん研究センターが発表した研究結果です[注1]。
この研究では、がんや循環器疾患にかかっていなかった40〜69歳の男女約9万人を、約19年間にわたって追跡し、緑茶を飲む量が多い人ほど死亡率が低いことを明らかにしました。
死因別で見ると、心疾患、脳血管疾患、呼吸器疾患で、緑茶を飲む量が多くなるほど危険度が有意に低下していました。
緑茶を飲まない人に比べ、緑茶を飲んでいる人の死亡率は下がる傾向が確認された。
さらに摂取量が多くなるほどリスクは低くなる傾向も確認された(国立がん研究センターの多目的コホート調査による結果、2015年)
緑茶を飲む習慣が死亡リスクを減らし、長寿につながる――。
では、具体的に、どんな成分が健康効果をもたらしているのでしょうか。
まず挙がるのが、緑茶の渋み成分の「カテキン」です。
カテキンには、ダイエットや、血圧、血糖値の抑制から、抗菌、抗ウイルス効果にいたるまで、様々な作用があるといわれています。
大妻女子大学名誉教授の大森正司さんによると、カテキンの健康効果の秘密の1つは、吸着性の強さ。「口に含めば虫歯菌にくっつき増殖を抑え、口臭を防ぎます。
うがいをすればウイルスが持っている“とげ”に吸着し、ウイルスの体内への侵入を防ぐ。また、飲めば腸内に入って悪玉菌に付着してやっつけます」(大森さん)
2つ目は、体内で生まれる活性酸素を消去する抗酸化機能です。
ストレスや紫外線、疲労などによって発生した活性酸素を消去する作用が期待できます。
もう一つ、最近頻繁に取り上げられるようになった注目の成分が、うまみ成分の「テアニン」です。
テアニンにはリラックス作用があり、ストレス緩和や睡眠の質を改善する効果なども期待できるといわれています。
2015年4月にスタートした「機能性表示食品」制度では、テアニン入りの食品が複数登場し、脚光を浴びています。
この2つの成分のほかにも、緑茶には、カフェイン、ビタミンC、βカロテン、ビタミンE、葉酸、フッ素、γ-アミノ酪酸(GABA)など様々な成分が含まれ、これらが複合的に働いて死亡リスクを低下させていると考えられています。
現在、日本の緑茶の生産量と国内消費量は減少傾向にあり、緑茶を飲む習慣は徐々に失われつつあります。
家庭でも、急須で丁寧にお茶をいれる習慣が減っています。
しかし、数々の健康効果があるうえに、値段が安く、摂取しやすい緑茶を利用しない手はありません。
日本人だからこそ、緑茶を積極的に摂取して、健康に生かしていきたいところです。
[注1] Ann Epidemiol.2015;25:512-518.
2017/7/16 日経Gooday 30+