2019年06月28日
昼寝をすると血圧が下がる?
昼寝をすると血圧が下がる?
(頭と体がリフレッシュされるから当然といえば、当然か
だが、誰も確認したことはなかったみたい)
提供元:HealthDay News 公開日:2019/05/01
昼寝には、活力の回復や気分転換する以上の効果があるかもしれない―。
アスクレピオン総合病院(ギリシャ)の心臓専門医であるManolis Kallistratos氏らが実施した研究から、
昼寝をすると、昼寝をしなかった場合に比べて血圧が著しく低下する可能性が示された。
昼寝を1時間するごとに、24時間血圧は平均で3mmHg低下したという。
研究の詳細は、米国心臓病学会(ACC 2019、3月16〜18日、米ニューオーリンズ)で発表される。
Kallistratos氏らはこれまでの研究で、
昼寝が血圧の低下や降圧薬の減薬と関連することを明らかにしていた。
そこで今回の研究では、収縮期血圧(SBP)の平均値が129.9mmHgと
血圧が良好にコントロールされている男女212人(平均年齢62歳、女性が半数以上)を対象に、
データを前向きに収集した。
参加者の4人に1人は、喫煙者または2型糖尿病患者あるいはその両方であった。
研究では、参加者を昼寝の有無で分けた上で、24時間の平均血圧を比較検討した。
分析では、アルコールやコーヒー、塩分の摂取量のほか、
参加者の身体活動量や年齢、性、服用中の薬剤などの因子を考慮した。
なお、24時間血圧を測定するため、参加者には携帯型の血圧モニターを装着してもらった。
昼寝の平均時間は49分であった。
分析の結果、昼寝をした群では、昼寝をしなかった群に比べて
24時間のSBP値が5.3mmHg低かった(127.6mmHg対132.9mmHg)。
SBPと拡張期血圧(DBP)の両方をみても、
昼寝をした群では血圧値に低下が認められた
(128.7mmHg/76.2mmHg対134.5mmHg/79.5mmHg)。
例えば、低用量の降圧薬を服用すると、
血圧値は平均して5〜7mmHg低下するとされる。
一方、今回の結果から、昼寝をするだけでも
血圧値は平均で5mmHg低下することが示された。
Kallistratos氏は「血圧を2mmHg下げるだけでも、
心筋梗塞などの心血管イベントリスクを最大で10%減らすことができるとされている。
そうしたことからも、今回の結果は重要性が高い」と述べている。
ただ、Kallistratos氏は「1日に何時間も昼寝をすることは勧められないが、
健康に有用である可能性を考慮すると、
短い昼寝を取ることに罪悪感を持つ必要はない」と述べている。
さらに、同氏は「昼寝をした群と昼寝をしなかった群の両方で、
同じ種類の降圧薬を服用して血圧を良好にコントロールしたとしても、
昼寝をした群では依然として有意な血圧の低下が認められた」と説明している。
米国では、成人の半数近くが高血圧と推計されている。
しかし、多くの患者は自分が高血圧であるという自覚はなく、
心筋梗塞や脳卒中のリスクにさらされているという。
なお、学会で発表された研究結果は、査読のある医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。
[2019年3月7日/HealthDayNews]Copyright (c) 2019 HealthDay. All rights reserved.
(頭と体がリフレッシュされるから当然といえば、当然か
だが、誰も確認したことはなかったみたい)
提供元:HealthDay News 公開日:2019/05/01
昼寝には、活力の回復や気分転換する以上の効果があるかもしれない―。
アスクレピオン総合病院(ギリシャ)の心臓専門医であるManolis Kallistratos氏らが実施した研究から、
昼寝をすると、昼寝をしなかった場合に比べて血圧が著しく低下する可能性が示された。
昼寝を1時間するごとに、24時間血圧は平均で3mmHg低下したという。
研究の詳細は、米国心臓病学会(ACC 2019、3月16〜18日、米ニューオーリンズ)で発表される。
Kallistratos氏らはこれまでの研究で、
昼寝が血圧の低下や降圧薬の減薬と関連することを明らかにしていた。
そこで今回の研究では、収縮期血圧(SBP)の平均値が129.9mmHgと
血圧が良好にコントロールされている男女212人(平均年齢62歳、女性が半数以上)を対象に、
データを前向きに収集した。
参加者の4人に1人は、喫煙者または2型糖尿病患者あるいはその両方であった。
研究では、参加者を昼寝の有無で分けた上で、24時間の平均血圧を比較検討した。
分析では、アルコールやコーヒー、塩分の摂取量のほか、
参加者の身体活動量や年齢、性、服用中の薬剤などの因子を考慮した。
なお、24時間血圧を測定するため、参加者には携帯型の血圧モニターを装着してもらった。
昼寝の平均時間は49分であった。
分析の結果、昼寝をした群では、昼寝をしなかった群に比べて
24時間のSBP値が5.3mmHg低かった(127.6mmHg対132.9mmHg)。
SBPと拡張期血圧(DBP)の両方をみても、
昼寝をした群では血圧値に低下が認められた
(128.7mmHg/76.2mmHg対134.5mmHg/79.5mmHg)。
例えば、低用量の降圧薬を服用すると、
血圧値は平均して5〜7mmHg低下するとされる。
一方、今回の結果から、昼寝をするだけでも
血圧値は平均で5mmHg低下することが示された。
Kallistratos氏は「血圧を2mmHg下げるだけでも、
心筋梗塞などの心血管イベントリスクを最大で10%減らすことができるとされている。
そうしたことからも、今回の結果は重要性が高い」と述べている。
ただ、Kallistratos氏は「1日に何時間も昼寝をすることは勧められないが、
健康に有用である可能性を考慮すると、
短い昼寝を取ることに罪悪感を持つ必要はない」と述べている。
さらに、同氏は「昼寝をした群と昼寝をしなかった群の両方で、
同じ種類の降圧薬を服用して血圧を良好にコントロールしたとしても、
昼寝をした群では依然として有意な血圧の低下が認められた」と説明している。
米国では、成人の半数近くが高血圧と推計されている。
しかし、多くの患者は自分が高血圧であるという自覚はなく、
心筋梗塞や脳卒中のリスクにさらされているという。
なお、学会で発表された研究結果は、査読のある医学誌に掲載されるまでは予備的なものとみなされる。
[2019年3月7日/HealthDayNews]Copyright (c) 2019 HealthDay. All rights reserved.
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