2011年01月19日
身の安全は揺れ開始から10秒が鍵
震災後の初動体制確立・身の安全は揺れ開始から10秒が鍵
水道・消防水利の確保
= 阪神大震災ではこの10秒間で家が倒壊した =
● 地震と津波に備えた「ダメージコントロール」について、
北の漁師の経験から提言します。
== 最も守らなければならないこと ==
● 「頭部」を第一にフォローする。
・まずは身近なものを利用して
-「ぐらっときたら机の下に」。
・「震度5以上では歩けない」
-常に念頭において、日頃の行動の中に取り入れること。
● 「手と足」が第二。
・ガラスその他で足を切っただけでも、
徒歩での避難が難しくなると考える。
-「状況設定」甘くしない。
・「避難行動」-細心にして大胆に。
・「自分の精神力」を状況によって、
過信しない-場合によっては、
深刻に考えないこと。
● 戦訓-阪神淡路大震災の一年後のはなし。
当然避難訓練が行われた。
貴重な戦訓にもかかわらず訓練の成果を上げることができなかった。
:県知事曰く「こんな有様では昨年と同じではないか」と。
とかく日本人は?-寒心にたえません。
=== 自分がどういう行動をとればよいか ===
● 一軒家
・廊下が居間や台所より安全である。
・開口の広い部分に向けて家が倒壊するからです。
-常日頃の安全な場所の確認。
● マンション
・「避難路の確保」-ドアを開ける。
・最近ははしご車が届かない高層マンションが増えている、
・100mの高さで震度7の地震が発生した場合、
家具は4〜5mずれるといわれている。
固定することを忘れない。
● ''' 心理的な訓練 '''
・具体的には、
体験があって「経験則」があるわけですから、
「治に居て乱を忘るるな」-戦争だけじゃなく-
まことに説得力のない話ですが。
● 陸上の人達には大変なことですけど、
我々「洋上の海人」-北の漁師-は、
必要に迫られて状況設定が出来るようになってます。
理解してもらうのが難しいのでこの局面については、
詳細を省きますが、
要するに、
「船は傾むく明かりは消ええる」
-船内で左へ行けば助かる、右へ行けば海の藻くず-
この辺は「非常」なことなのです。
すなわち「嬶を助けるか、息子・娘を助けるか」-二者択一、
こんなところでしょうか。
=== 地震に対する10の備え ===
1. 家具類の転倒・落下防止。
2. 怪我の防止対策。
3. 家屋や塀の強度の確認。
4. 消化の備え。
5. 火災発生の早期発見と防止対策。
6. 非常用品の備え。
7. 家族で話し合っておく。
-船であれば「非常部署表」の作成と、
陸上の場合の避難場所。
8. 地域の危険性の把握。
9. 防災知識を身に付けておく。
10. 防災行動力を高めておく。
★東京消防庁ホームページより
電磁波などさまざまな自然現象が
== 三陸沿岸の「津波銀座」といわれる所以 ==
● 「太平洋プレート」の歪のはじき
・しょっちゅうなので気にしない
-これによって歪のエネルギーが発散すると思われる。
地震津波が忘れた頃にやって来る、
地域の人達には気の毒ながら-状況設定が確実にできる。
・[http://www.bunka.pref.iwate.jp/shizen/umi/data/kiso03.html 昭和8年の三陸大津波] の、
マグニチュード8.3は、震度5で数字的には大したことはなかった-古老の話。
・人的災害の何割かは凍死が占めており、
地震発生が折しも春まだ遅き3月3日午前2時31分、
凍れに凍れた夜中だったそうです。
・[http://blogs.yahoo.co.jp/koko18ban_top/2103466.html 船乗りというもののエピソードを1つ]
・[http://blog.goo.ne.jp/rgriggs1915/e/bb36baf990f1fe70d0f7bdb1348674a4 隠された地震・津波記録 日本海中部地震から25年 2008-05-26 人災社会学]
上記論文は、
一市井のブロガーのせつない思いではありましょうが、
世の中の常とはいえ興味深いことと考えているところです。
また新聞などで取り上げた、
「罹災児童への損害賠償」の訴訟問題につき、
長期の裁判は非常に深刻な問題となって、
秋田では社会問題になりました。
感情的な未解決の「親権者対学校当局」対立となり、
後味の悪い結果となり果てたのです。
=== 津波への備え・その予知能力 ===
● 毎日の生活の中で自然現象の変化を学ぶ。
四季折々の暮らしからなにがしかの訪れに気を付ける。
沿岸部であれば、「海からの知らせ-海況・漁況」について、
自分なりの分析をする。
● このような説明-もうお分かりと思います-漁師の情報が早い。
詳細ながら、
津波はもとより地震の前兆は「海・山」から来る。
・海-潮流(海水の動きの変化、気象と係わらない雷音・雷光、
漁況(漁模様の変化、漁の大漁・不漁・魚の種類の多寡と異常)、
・山-生物(鳥・からす、虫)の行動特性-異常・正常。
・暮らしの身の回りの変化-昔であれば「井戸」。
水道使用で井戸がなければ-地下水の水道もある-
今まで枯れたことのない井戸を憶えておく-井戸水が濁る・
その量が変化する。
からす(何処にでもいる)鳴き・ペット(犬・猫)の動作の変化、これらを注視する。
・人間は野性を失っているから、
その能力のあるあらゆるものから感得する、もらう。
● ''' 電磁波 ''' の異常発生がこのような、
自然現象・異常行動となって現れるものと思われます。
こうして一週間ないし十日もすれば、地震・津波の襲来となり得る。
四川大地震では蛙がこのように
● 前兆と云えるものは上記の現象なんですが、
まれに前兆なしも考えられるかも知れません。
しかし当局の科学的な研究からするとあり得ないものと思います。
このことが私たち人類に対する自然界の驚異といえるでしょう。
また科学者たちは、
このような民間の経験と伝承に対して一顧だにしません。
さらに偽政者もまたしかり。
● 地震は ''' 縦揺れ ''' 要注意-震源に近いと判断。
防ぐことが不可能ですから、あわてることなく「我が家の守則」のとおり、
もしくは自治体の要綱により避難する。
● 避難訓練が第一。
「訓練は実戦の如く、実戦は訓練のごとく」。
また、大丈夫たる一家の主人は家族以下を、
指揮統率してこれが全能を発揮されよ。
★ 自らことと構えて精進して下さい。
北の漁師からの提言です。
以上で筆をおきます。
H23 2011-01-18T06:30
Old Skipper:まぐろぐ・海内6双次 記
水道・消防水利の確保
= 阪神大震災ではこの10秒間で家が倒壊した =
● 地震と津波に備えた「ダメージコントロール」について、
北の漁師の経験から提言します。
== 最も守らなければならないこと ==
● 「頭部」を第一にフォローする。
・まずは身近なものを利用して
-「ぐらっときたら机の下に」。
・「震度5以上では歩けない」
-常に念頭において、日頃の行動の中に取り入れること。
● 「手と足」が第二。
・ガラスその他で足を切っただけでも、
徒歩での避難が難しくなると考える。
-「状況設定」甘くしない。
・「避難行動」-細心にして大胆に。
・「自分の精神力」を状況によって、
過信しない-場合によっては、
深刻に考えないこと。
● 戦訓-阪神淡路大震災の一年後のはなし。
当然避難訓練が行われた。
貴重な戦訓にもかかわらず訓練の成果を上げることができなかった。
:県知事曰く「こんな有様では昨年と同じではないか」と。
とかく日本人は?-寒心にたえません。
=== 自分がどういう行動をとればよいか ===
● 一軒家
・廊下が居間や台所より安全である。
・開口の広い部分に向けて家が倒壊するからです。
-常日頃の安全な場所の確認。
● マンション
・「避難路の確保」-ドアを開ける。
・最近ははしご車が届かない高層マンションが増えている、
・100mの高さで震度7の地震が発生した場合、
家具は4〜5mずれるといわれている。
固定することを忘れない。
● ''' 心理的な訓練 '''
・具体的には、
体験があって「経験則」があるわけですから、
「治に居て乱を忘るるな」-戦争だけじゃなく-
まことに説得力のない話ですが。
● 陸上の人達には大変なことですけど、
我々「洋上の海人」-北の漁師-は、
必要に迫られて状況設定が出来るようになってます。
理解してもらうのが難しいのでこの局面については、
詳細を省きますが、
要するに、
「船は傾むく明かりは消ええる」
-船内で左へ行けば助かる、右へ行けば海の藻くず-
この辺は「非常」なことなのです。
すなわち「嬶を助けるか、息子・娘を助けるか」-二者択一、
こんなところでしょうか。
=== 地震に対する10の備え ===
1. 家具類の転倒・落下防止。
2. 怪我の防止対策。
3. 家屋や塀の強度の確認。
4. 消化の備え。
5. 火災発生の早期発見と防止対策。
6. 非常用品の備え。
7. 家族で話し合っておく。
-船であれば「非常部署表」の作成と、
陸上の場合の避難場所。
8. 地域の危険性の把握。
9. 防災知識を身に付けておく。
10. 防災行動力を高めておく。
★東京消防庁ホームページより
電磁波などさまざまな自然現象が
== 三陸沿岸の「津波銀座」といわれる所以 ==
● 「太平洋プレート」の歪のはじき
・しょっちゅうなので気にしない
-これによって歪のエネルギーが発散すると思われる。
地震津波が忘れた頃にやって来る、
地域の人達には気の毒ながら-状況設定が確実にできる。
・[http://www.bunka.pref.iwate.jp/shizen/umi/data/kiso03.html 昭和8年の三陸大津波] の、
マグニチュード8.3は、震度5で数字的には大したことはなかった-古老の話。
・人的災害の何割かは凍死が占めており、
地震発生が折しも春まだ遅き3月3日午前2時31分、
凍れに凍れた夜中だったそうです。
・[http://blogs.yahoo.co.jp/koko18ban_top/2103466.html 船乗りというもののエピソードを1つ]
・[http://blog.goo.ne.jp/rgriggs1915/e/bb36baf990f1fe70d0f7bdb1348674a4 隠された地震・津波記録 日本海中部地震から25年 2008-05-26 人災社会学]
上記論文は、
一市井のブロガーのせつない思いではありましょうが、
世の中の常とはいえ興味深いことと考えているところです。
また新聞などで取り上げた、
「罹災児童への損害賠償」の訴訟問題につき、
長期の裁判は非常に深刻な問題となって、
秋田では社会問題になりました。
感情的な未解決の「親権者対学校当局」対立となり、
後味の悪い結果となり果てたのです。
=== 津波への備え・その予知能力 ===
● 毎日の生活の中で自然現象の変化を学ぶ。
四季折々の暮らしからなにがしかの訪れに気を付ける。
沿岸部であれば、「海からの知らせ-海況・漁況」について、
自分なりの分析をする。
● このような説明-もうお分かりと思います-漁師の情報が早い。
詳細ながら、
津波はもとより地震の前兆は「海・山」から来る。
・海-潮流(海水の動きの変化、気象と係わらない雷音・雷光、
漁況(漁模様の変化、漁の大漁・不漁・魚の種類の多寡と異常)、
・山-生物(鳥・からす、虫)の行動特性-異常・正常。
・暮らしの身の回りの変化-昔であれば「井戸」。
水道使用で井戸がなければ-地下水の水道もある-
今まで枯れたことのない井戸を憶えておく-井戸水が濁る・
その量が変化する。
からす(何処にでもいる)鳴き・ペット(犬・猫)の動作の変化、これらを注視する。
・人間は野性を失っているから、
その能力のあるあらゆるものから感得する、もらう。
● ''' 電磁波 ''' の異常発生がこのような、
自然現象・異常行動となって現れるものと思われます。
こうして一週間ないし十日もすれば、地震・津波の襲来となり得る。
四川大地震では蛙がこのように
● 前兆と云えるものは上記の現象なんですが、
まれに前兆なしも考えられるかも知れません。
しかし当局の科学的な研究からするとあり得ないものと思います。
このことが私たち人類に対する自然界の驚異といえるでしょう。
また科学者たちは、
このような民間の経験と伝承に対して一顧だにしません。
さらに偽政者もまたしかり。
● 地震は ''' 縦揺れ ''' 要注意-震源に近いと判断。
防ぐことが不可能ですから、あわてることなく「我が家の守則」のとおり、
もしくは自治体の要綱により避難する。
● 避難訓練が第一。
「訓練は実戦の如く、実戦は訓練のごとく」。
また、大丈夫たる一家の主人は家族以下を、
指揮統率してこれが全能を発揮されよ。
★ 自らことと構えて精進して下さい。
北の漁師からの提言です。
以上で筆をおきます。
H23 2011-01-18T06:30
Old Skipper:まぐろぐ・海内6双次 記