2019年07月22日
離婚したいあなたが準備すべきことはこれっ!
離婚には大変なエネルギー & 時間がかかります。実際、「離婚調停や訴訟などで離婚までに2年もかかってしまった」なんて方もいらっしゃいます。ストレスははるかに大きく、別居にあたっての引越し代やそのごの生活費など、経済的にも負担を生じてしまいかねません。
とは言え、「もうこれ以上一緒に生活していくことは無理」...
そんな方のために、なるべくスムーズに離婚が進められるよう準備すべきことをまとめてみました。少しでもお役に立てれば幸いです。
@ 経済的自立のための準備
離婚後の生活でまず考えるべきは経済的な自立です。離婚したいけれど、生活のことを考えると離婚できない...と諦めてしまっている方のなんと多いことか。それくらい、経済的な問題は重要です。その前提として、別居には引っ越し費用や敷金・礼金、当座の生活費などまとまったお金が必要になります。これらを考えると、できれば100万円くらいは確保しておきたいところです。離婚を少しでも考えるようになったら、「仕事を増やす」「倹約する」などしてお金を貯めるようにしましょう。
子供がいるならなおさら、収入面や住まいなど具体的に考えなければなりません。行政の制度などで手当 (助成金) などが出る場合もあるので調べてみましょう。併せて、「慰謝料」「養育費」「財産分与」などがどのくらいになりそうかを弁護士などに相談しておきましょう。
A 日記をつけて気持ちを整理する
離婚後の生活 (特に経済面) をイメージすることができたら、次にすべきことは「自分の気持ちを整理すること」です。気持ちを文章にして吐き出すことは、頭を整理するだけでなく心も整理してくれます。書くことによって、ごまかしていた自分の気持ち (本心) を知ることができます。「好きだった頃のこと」「嫌いになった理由」「そもそも何があったのか」などを振り返りながら、気持ちを少しずつ整理していきましょう。日記形式で日付を書いていれば、いざ離婚となったときの記録としても活用できます。
B 相手が有責なら証拠を集める
例えば、具体的に「浮気をされた」「暴力を振るわれた」といったことがあるのであれば、まずはその証拠となるものを集めておきましょう。浮気なら専門家に頼み、暴力なら医者にかかった際の診断書をもらいましょう。
穏便に済ませたいという気持ちは分かりますが、こじれた時のための切り札として必要になってくるかもしれません。使わなくても結構です。それでも必ず集めておきましょう。相手がどう考えるかはわかりませんが念のためです。
(DV、生活費を振り込まない、セックスレスになった、暴言を吐かれたなど)
まとめ
離婚を成立させるまでには、越えなければならない壁がいくつもあります。自身の衣食住の確保、子供の問題、配偶者との交渉、周りからの目など様々なことを一人で決断し処理していかなければいけません。もちろん、悩みを相談できる友人や親がいる場合もあるでしょうが、多くの問題はプライベートな内容です。そのためなかなか相談しにくいのが離婚問題ともいえます。
こうしたこともあって、離婚にあたっては「精神的な準備」や「自立」が求められるのです。
離婚理由はそれぞれの夫婦によって千差万別です。よくある離婚理由は、価値観の不一致・配偶者の浮気・金銭トラブルなど。これらが複雑に絡み合って離婚を決断する夫婦もいることでしょう。2人共離婚に同意しているのであれば離婚届の提出により離婚は簡単に成立します (協議離婚)。
一方で、夫婦のどちらか一方が離婚を望まない場合には、家庭裁判所の調停によって条件を話しあったり(調停離婚)、裁判所の判決によって離婚条件を決めてもらう(裁判離婚)ということになってしまいます。
ここまでの流れを把握し、一通り準備ができたと思ったら、改めて (自分と相手への) 手紙を書いてみましょう。素直に気持ちを客観的に伝える意味で、日記の最後に手紙を書いておきましょう。
相手への手紙に関しては、実際に渡してみて、その返答次第で離婚するかどうかの最終決断をしても遅くはありません。二人の結婚生活について客観的に話し合えるよう、相手にも「返事は手紙でお願い」とするといいかもしれません。
離婚は、結婚の倍以上のエネルギーが必要です。
大変なのは当たり前です。
焦らず、少しずつ自分の気持ちを確かめながら進めていきましょう。
タグ:離婚
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