昨年公開されましたがロードショーを見逃し、DVDがレンタルされるのを待っていましたが、代わりにU-NEXTが届けてくれました。
こんなことがあっていいのかと強い憤りを抱かずにはいれません。
参議院で社民党の福島党首が声を震わせ、政府の対応を厳しく糾弾するテレビ中継を皆さんもご覧になったかと思います。日本人として他人事ではないことは確かです。
詳しく学んでいないので偉そうなことは言えませんが、映画のような状況が埼玉県内だけでなく、各地で起きていることは事実です。
クルド人のこと、国家を持たない民族、難民申請、就労ビザ、在留資格など知らなくてはならないことがたくさんあります。
しかし、もともと我が国の都合で労働力として来てもらうことになった外国人をもう間に合ったからと言って、返すことが簡単にできるのでしょうか。
映画では、父親が強制送還に応ずれば、子どもたちはいままで通り学校に通え、働くこともできるケースがあるというそんな僅かな望みを父親は信じていました。父親はそのことを子どもたちには決して話さないでほしいと言っていたのですが、弁護士は彼の胸の内を娘である主人公にそっと伝える場面がありました。
送還された父親に命の保障はありません。クルド人は迫害を逃れ、命をつなぐために日本に渡って来たのですから。
旧態依然とした出入国管理難民認定法を改正しなければなりません。ここでもまた日本は主要先進国のなかでも著しく立ち遅れています。
東京に人口が集中し、地方への移住が進まない理由の一つに、日本人のもつ閉鎖性があります。田舎の人たちは、町に活気が戻ってほしいけれど、誰が来てもらってもよい、とは考えていないのが現実です。
文化庁の一部が京都に移転しましたが、もっともっとこのような事例を加速してほしいと私は考えます。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image