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2017年06月06日
もやしの価格が低すぎるというのは大した問題ではない
モヤシ安すぎ?生産者が悲鳴 原料高騰、廃業100社超
今朝のニュースでまたモヤシの値段が安すぎて問題になっているという報道が流れた。
原料の緑豆の仕入れ値は05年と比べて3倍になっているが価格は横ばいのままで、単価の利益が少なすぎる。
2009年には230社あったモヤシ製造会社が今では100社以上廃業している。
このままだと食卓にモヤシが消えてしまうというのだが本当だろうか?
まず、モヤシが食卓から無くなることはあり得ない。
そもそも供給過多という現状が現状のモヤシの低価格を引き起こしているのであろう。
モヤシが沢山生産されるのに消費されるのはそれほど多くない、他より自社モヤシを買ってもらうには価格を下げるしかない。
価格競争に負けた会社(低価格だと作れない、高価格だと売れない)が倒産していき、生産能力の高い大きい会社が数社残る状態(一定の市場独占)になれば、供給側はある程度価格交渉能力が増し、利益の出るような高い価格に変更して買い取ってもらえばいいわけだ。これによりモヤシが食卓から消えることはない(価格は上がるが)。
デメリットと言えば被害をこうむるのはモヤシの中小製造業者と消費者ぐらいで、
強い会社にとってはなんのデメリットもない。
テレビでは某司会者がマヌケに、「こんなに倒産しているんじゃあ守らなくちゃぁいけませんね〜」とか言っているが、
倒産していくのは弱い企業であり、そういう企業は資本主義の下倒産していくほうが健全に市場が回る。
守っていく必要など何もないのだ。
働いている人はどうなるんだ、という人もいそうだが、
倒産したとしても現状人手不足の中、職は見つけられるだろう。
そもそもモヤシ製造会社でラインを一生やるつもりでいる志の低さをどうにかするべきだ。
消費者にとってもモヤシが数十円上がる程度のデメリットしかなく、モヤシ以外にもたくさん食べるものはあるだろう。
結局のところ、現状のモヤシ価格については何の対策も打たないほうがいいのだ。
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