2019年02月14日
十把一絡げズ 第64回 「鎌倉幕府」
こんにちは、酒保です。
今回は鎌倉幕府がテーマです。
この鎌倉幕府は、源頼朝が征夷大将軍に任命されたことで開かれた幕府です。
しかし、1185年には国ごとに守護を、荘園や公領ごとに地頭をおくことを朝廷から認められました。
これをもって、鎌倉時代が始まったという考え方もあります。
征夷大将軍に任命されてから開かれた幕府は、その後の幕府にも踏襲される「侍所」「政所」「問注所」が置かれました。
立法府を将軍と考えると、現在でも同じような分けられ方をしているようにも見えますね。まあ、将軍の権力が強すぎて、三権分立が図られているわけではないのですが。
中学歴史において、もっとも覚えてもらいたい役職が「執権」と「六波羅探題」です。
執権は将軍の補佐、のちに政治の実権を握る役職。
六波羅探題は朝廷が反乱を起こさないように監視する役職です。
どちらも鎌倉幕府特有の役職なので、しっかり覚えておきましょう。
武家政治の基礎となった鎌倉幕府のしくみは、室町時代に移っても同じような形で使われ続けます。
おそらく、それだけ鎌倉幕府のしくみが、当時の武士たちにとって理にかなったものだったのでしょう。
江戸幕府においてはまた違う形のしくみがとられていますが、戦国時代を経ることで武士を取り巻く環境も大きく変わっていますので、それが統治機構のあり方にも影響を与えているのだと思います。
なんにせよ、テストなどでは特有の役職や統治機構の組織図から幕府の名前をこたえるものが多いですので、覚えていない人はぜひ復習をしてみてください。
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