経口避妊薬とは避妊のために、女性が内服するもので、
医師の処方箋が必要です。

経口避妊薬は、いわゆるピルで、プロゲストーゲンと
エストロゲンの２種のホルモンを含む薬です。

以前のピルは女性ホルモン量が多く、
血栓症などの副作用があるのが難点でした。

しかし、最近ではエストロゲン量の少ない、
低用量ピルが開発されて普及しています。

先日、感冒様症状で来院した女子高生に、
念のため妊娠していませんかと質問しました。

すると彼女は「ピルを飲んでいるので大丈夫です」と
答えたのには驚きました。

昔から、医者仲間では「女性をみたら妊娠を疑え」というのは
定説ですが、この女子高生にも聞いてよかったと思いました。